2020/09/16 のログ
園刃 華霧 >  
「アー、いヤ気にすンなッテ。教えテって言っタのアタシだし。
 とリあえず、なンかすごいノはよクわかッタ。」

しょんぼりするトモダチに答える。
まあちょっと面食らったけれど、面白そうではある。

「ン、そウだね。やってミっか」

面白そうに笑う。
新しいことは嫌いではない。

織機 雪兎 >  
「いやぁ熱くなっちゃうとどうしても」

ぽりぽりと頭を掻いて。

「おっ、じゃあどれ行こうか。オススメはこれだけど、まぁ好きなの作るのが一番だよ」

そう言って示すのはロボットアニメの味方側量産型のロボプラモ。
シンプルで作りやすく、プロポーションもいいし何より安い。
とは言え自分が作りたいものを作るのが一番長続きするとも言えるし。

「道具は貸してあげるからさ」

園刃 華霧 >  
「ひひ、良いンじゃナい?
 好きナもん二熱くナんのは悪くなイ」

情熱っていうのは割と好きだ。
ナマの気持ちがそこにあるし。

「ンー……さっきノ、オリジナルのプラモってノはどーナの?」

よくわからないなりに、なんか凄そうだし聞いてみる。
まあ素人にはおすすめできないのかもしれないが…

織機 雪兎 >  
「そっかな、ひひ」

彼女の笑顔をまねっこして笑ってみる。
友達っていいなぁ。

「あー、ちょっと難しいし、細かいパーツが多いんだよね。ゲート跡――えっと切り出したパーツの繋がってた部分ね、そこを目立たなくする作業しないとちょっと目立っちゃうことも多いし」

難易度はさっきのよりはちょっと高くなる。
一回簡単なので慣れてから、と言うのが無難ではあるが、

「でも作ろうと思って作れないほどではないよ。それにえっと……ほら、この子ちょっとかぎりんに似てるんだよね」

そう言って棚から取り出したパッケージにはギザ歯で笑う美少女ロボのイラスト。
顔パーツにもしっかりとそのプリントはなされている。

園刃 華霧 >  
「ンー、そッカー……って、ホん?」

ちょっと難しい、と言われれば、まあそうなんだろうなあ、やっぱり、と少し残念に思う。
けれど、似てる、と言われたプラモのパッケージをまじまじと眺めて。
確かに……似てる、といわれれば似てる気がする。
なんか親近感。

「へー……面白イな。よシ、せっかくダし。そいツにしヨう」

きみにきめたって感じ。
まあ難しいって点は……なんか頑張ろう。
なんなら、ゆっきーが手伝ってくれるだろうし

織機 雪兎 >  
「ふふふ、ようこそ沼へ……」

プラモは沼だ。
一度作るとあれもこれもと欲しくなる。
誰が言ったか「多々買わなければ生き残れない」。
多々買え……多々買え……。

「んじゃ先買ってていいよ」

そう言ってこちらは消耗品やらなんやらを集めて。
プラ棒やプラ板、塗料にカッターの刃。
足りないものをぽいぽいとカゴに放り込んでいく。

園刃 華霧 >  
「沼…?」

なんのことだろう、ときょとんとする。
まあでもいいか。なんかゆっきー楽しそうだし。

「ン、了解ー」

流石に、こっちの世界は本気でよくわからない。
それに、ゆっきー自身が欲しい物もたくさんあるだろう。
ちょっと何を探しているのか遠目で見ながら、とりあえずは自分に似たプラモを買うとしよう。

織機 雪兎 >  
「ふふふ……多々買え……多々買え……」

新たな被害者を沼に引きずり込んだことに怪しい笑みを浮かべながら。
とは言え彼女が沼に浸かるかどうかは彼女自身のハマり方次第であるが。

「よっし、じゃあこれくださーい」

カゴ一杯に詰め込んだプラモやらなんやらをレジに。
財布の中から最高額の紙幣を二枚取り出し、お会計。

「――かぎりんは? どっか行きたいとこある?」

園刃 華霧 >  
「ワ―……」

すっごい買い込んでる。
そうか、そういう感じか。
そりゃ金もかかるし大変だな……
生暖かい目で見つめる。

「ン―……行きタいとこ、カー……
 今日は、ナんも考えテなかッタしナ―……」

本当にノープラン。
楽しければそれでいいや、という勢い任せ。
あるとすれば、あとは食事くらいか……?

織機 雪兎 >  
「こういうとアレだけど、かぎりんって割と無趣味だよね」

悪いことではないけれど。
とりあえずプラモ屋を出てどこに行こうか、と腕を組む。
お腹がぐうとなった。

「――何か食べに行こうか」

そう言えばそろそろ良い時間である。
とは言え大量の荷物を抱えているので、その前にコインロッカーかどこかに行きたいけれど。

園刃 華霧 >  
「ん、そーダね。
 せいゼいメシ喰うクらい?」

無趣味、と言われれば割とその通り。
なんとも鋭いトモダチだ。

「ン、せっかクだかラ食べにイこーか」

そういえば、ゆっきーもそうだけれど。
自分も服でそれなりの荷物になってる。

異能が制御下になければ、二人分くらいしまえるんだけど……まあ仕方ない。
何処かにしまっていこうかね

織機 雪兎 >  
「メシ、料理とかは?」

料理出来れば食べに行かなくても美味しいものが食べられるのではないだろうか。
よいしょ、と袋を持ち直しつつ歩き出そうか。

「どこ行こうかねぇ。ファミレス、ハンバーガー、きっちゃてん……」

どこがいいだろうか、なんて会話しながら歩いていく。
空いているコインロッカーに荷物をぶち込んで、どこかの店で食事をしながら。
特別な誕生日ではなかったけれど、友達と遊んだ楽しい誕生日だったとさ。

園刃 華霧 >  
「ァ―……ヤ、作るノは……ネ」

焼けば食える主義なので、料理とかマトモにしたことがない。
今は今で、同居人が凝ったものを作るし出る幕はない。

……多分、料理とかして見せたら卒倒されるのではないだろうか。
一応、それが異常なのくらいは自覚はある。
まあ、いまのところ料理を学ぶつもりはないんだけれど。

「ゆっきーが行きたいとコで良いヨー。
 誕生日ダしナ」

笑顔でそう返す。
さてさて、どこになるのかな。
荷物は預けて、楽しく楽しく遊んだとさ。

ご案内:「学生通り」から織機 雪兎さんが去りました。
ご案内:「学生通り」から園刃 華霧さんが去りました。