2020/09/26 のログ
雨見風菜 > 「あらあら、日の高いうちから下着姿だけだなんて。
 まともな学生生活は送ってなさそうですね」

女子寮である以上、入居しているのは学生だ。
学生生活をするに当たって、下着姿で常日頃から出歩いてるなんて知られれば。
薄い本の世界でなくても社会的に死んでるだろう。

まあ風菜はパンツすら穿いてないが。

「きっかけ、ですか。
 拾ったエッチな本でやってることを、興味本位でやったら気持ちよかった。
 そんなところですね」

懐かしいなーと言わんばかりの顔で。
ちなみにこの話を他人にするのは二度目だ。

「っと、そういえばこれ、持ちっぱなしでしたね」

言って、拾った飾りを光奈に渡す。

修世 光奈 > 「……………………」

話を聞いていると、なんだか清楚な雰囲気も高度な擬態に思えてきた。
見れば見るほど、怪しく思えてくる。
本当に下着姿などになっていないのか。それは知る由もないけれど。

「…な、なる、ほど…」

そういう『始まり』もあるのかと、何か微妙に嬉しくない知識が増えた気がする。

「あ、はい。えと、ありがとうございました…」

ただ、手伝ってくれたこともまた事実。
助かったのは確かだからもう一度お礼を言って。

「そのー、風紀とかに逮捕されないよーにしてくださいね?知り合いが逮捕、とか嫌ですし」

一応、そんなお願いをしておこう。

雨見風菜 > 擬態しているわけではなく、これが風菜の素である。
本当に下着姿になっていないのも間違いない、これまた何度も言ってきたようにブラもパンツも付けていないから。

「世の中、知らなくても・知らないほうが良かった、と言う話はよくあるものです。
 好奇心は猫を殺す、とも言いますしね」

光奈の心情を読んだかのように。
その実、狼狽えているしまあそういう反応じゃあないかなという予想なのだが。

「そうですね、追い回されたこともありましたし気をつけます」

光奈の捕まらないでほしい、というお願いにはそう答える。
追い回された時点で相当問題だろう。

修世 光奈 > いくら言葉を交わしても、想像が膨らむばかり。
そういった意味ではこの会話はとても興味深いものとなってきている。

「…まあ、はい。深くはつっこないでおきます…………」

これ以上聞いても、また驚きすぎてしまいそうだ。
混乱と緊張から、麦茶を一気に飲み干して。

「もう追い回されたことあるんだ…。
人の趣味ですから、特に何かない限り放っておきますけどー…ほどほどにしてくださいよー…?」

それでなくても隔離されているような人物だ。
これ以上となると本当に逮捕されかねないから。
もう一度だけ、小言を言ってから…

「ええと、それじゃあ早速、これ届けに行ってきますね
手伝ってくれて、ありがとうございましたー、その、お気を付けて―?」

光奈の中では変態(疑惑)である人物。
けれど、しっかりとお礼を言って…近くの通りにあるペットショップへと駆けていこう
不意に捕まったりしないか不安だったから、何度も振り返ってしまったが。

雨見風菜 > 「前向きに善処しますね。
 私だって捕まりたくはありませんので気をつけるのは気をつけますが」

政治家のよくやる弁明。
こう言い出すときは全くそれをするつもりはない、と居う意思表示では有る。
そんなもん言われなきゃ分からんが。

「ええ、光奈さんもお気をつけて。
 走って転んで怪我とか特に」

言って見送り……なんか何度も振り返られている。
流石に今はきちんと服を着ている風菜が捕まるわけないのだが。

「心配症ですねえ」

そう独り言ちて、風菜はまた散歩に戻るのであった。

ご案内:「学生通り」から雨見風菜さんが去りました。
ご案内:「学生通り」から修世 光奈さんが去りました。