2020/10/01 のログ
ご案内:「学生通り」に表秤こころさんが現れました。
表秤こころ > 人の行き来する学生街の夕暮れその隅──。

そこに座っている一人の占い師。
時折、そこに気が付いた学生たちが吸い込まれるように占われていく。

「今日は普通…。」

そこそこの客入り、この場所の割には人入りは少なくない。

表秤こころ > 学生が多いこの街では悩みも星の数ほどある。
悩める者は藁をも掴む、占いの需要はなくならない。

「………。」

だが、いくら需要があってもこんな隠れた場所にあっては気が付かない。
気が付いたものは勝手に運命を感じて来るのだけども…。

「……涼しくなってきた。」

気付かれなければ人は来ない。

表秤こころ > 10月も始まり夏の雰囲気はすっかり消え失せて。
学生たちの服装も秋。

稼ぎ時も近づいてきている。

「…さて、今月は。」

カードをかき混ぜて、合わせて…。
シャシャシャとカードをかき混ぜてそこからカードを一枚引く。
[2d22→4+13=17]
表秤こころ > 「女帝の正位置。」

これは豊かさを象徴するカード。
特に恋愛、仕事の面で満たされている状況を表している。

「……今年は大丈夫そう。」

引いたカードの結果に一人満足し再びカードをかき混ぜる。

表秤こころ > 「悪くない…悪くない。」

……そうして秋の夕方は暮れていく。

ご案内:「学生通り」から表秤こころさんが去りました。