2020/10/29 のログ
ご案内:「学生通り」に朝宮 小春さんが現れました。
朝宮 小春 > 「はーい、いらっしゃいませー。」

学生通りもまた、ハロウィンな雰囲気でごった返し。
仮装だらけとは言わないまでも、立ち並ぶお店はイベントごとを逃すまいと、一様にカボチャの掲示が立ち並ぶ。
その中の一つ、小さな本屋。

「はーい、よく言えたのでお菓子をあげますね。」

いつものセリフを言う子供に対して、はいはい、とお菓子を渡す狼耳の店員。
生徒にひたすらお願いされて、補習の間、ちょっとだけお店のお留守番をすることになったわけだが。

「………まあ、そうなるわよねー。」

本屋の店先に座る女は、もこもこの茶色の服に、オオカミのつけ耳。
ハロウィン仕様の女教師が、のんびり。
今日のキャンペーンは、いつものセリフを口にしたらお菓子をあげることくらい。

朝宮 小春 > 「お菓子の在庫はー、っと………。」

ひょい、とお菓子の入った段ボール箱を覗き込めば、少しだけ表情が曇る。
眼鏡をちょいと抑えて、その段ボールの中を覗き込む。

「あれ、結構あったはずなんだけれど………。」

たんまりあったはずのお菓子がそこまで無い。
ちょっとだけ心当たりがある。

「………食べ過ぎたかしら。」

頬をぽりぽり。
店番の間お菓子食べてていいですよ、という甘い言葉に乗せられてしまった。

朝宮 小春 > ………このままではまずい。

「………お菓子を十分に準備しないとまずいわね。」

さっきの子供はマジックを持っていた。
お菓子が無ければ、どんな落書きをされたか分からない。

悪戯 か お菓子か、これがこのイベントの取り決めだ
Dead or Alive

慌てて携帯電話を取り出して、とりあえず連絡を取る。

「ええ、そうそう、お菓子を買って帰ってきてもらえるかしら。
 うんうん、その分に関しては出すから、ね?

 え、もう食べ切った? そ、そんなことないわよ。
 お願いね?」

冷や汗をたらりとたらしつつ、悪戯回避のためのお願いを一つ。

朝宮 小春 > ………最近食べ過ぎかしら。
お菓子とか間食が増えている気がする。

またジム通いを検討しながら、ふぁぅ、とあくびを一つ。
オフの時間は肩から力を抜いているのだった。

ご案内:「学生通り」から朝宮 小春さんが去りました。