2020/12/15 のログ
■雨見風菜 > 「最高速度に乗った朧車と遭遇した時点で危険だとすぐに分かります。
そしてその頻度はそう低くないというのも裏渋谷の特性としてすぐ予想できます。
……どう考えても強敵ですよね」
遠い目でその友人の非常識さを、自分で言いながら実感する。
実態はさらにその上の非常識さだが。
「渋谷帰りの彼女が返り血めいた機械油や煤まみれになってたのは見たので、
倒したのは間違いないんですよね……。
ただ、それを一日三体、満了したなんて……ねぇ」
信じられない、と言外に。
■葉山翔一 > 「車が突っ込んでくるのとは絶対に規模が違うだろうしな。
あそこは行ってないがヤバいって話はよく聞くんだよ…。
強敵だろうな、俺だと手も足も出ないような」
そんな魔境と言えるような場所で倒してきたと聞けば普通は信じない。
しかし何故か彼女のいう事が真実だと感じてしまい。
「それはそれで怖い光景だな…。
そんな姿を見たらやったと信じるしかないな」
誰かは判らないがそんな光景を見ると信じるよなと返し、ふと何かに気が付き。
「っと、そろそろ俺は逃げるよ。野郎どもが嫉妬に狂いそうだしな。
そんじゃ…っと、俺は葉山だ。またな?」
彼女に見惚れていた男たちの視線がいよいよとヤバいことに気が付くと逃げを決め。
思い出したように名前を名乗れば異能を発動。
その姿が景色に溶けるように消えてしまって……。
■雨見風菜 > 「質量も違えば、障害を気にしての減速も無いですしね……
まず間違いなく強敵ですよ、話を聞くだけでも」
風菜自身、信じられなくても仕方ないと思っている。
だが実際真実だし、映像もあったりする。
「そうですか、お気をつけて。
私は雨見風菜、一年生です」
男たちの視線に危険を感じたのだろう。
名乗りながら姿を消していく彼に、届くだろうと自己紹介を返す。
その後風菜は、他の男達をなんとか(体も使って)宥めるのであった。
ご案内:「学生通り」から葉山翔一さんが去りました。
ご案内:「学生通り」から雨見風菜さんが去りました。