2021/06/19 のログ
ご案内:「学生通り」に神代理央さんが現れました。
神代理央 >  
雨の続く常世島。昼と黄昏れの更にその狭間。
普段は、それなりに人通りの多い時間帯ではあるが天候の所為か人影は少ない。
土曜日という事もあって、常世渋谷や歓楽街に人が流れているのも理由の一つだろうか。
兎も角、委員会街から自宅へ戻る道すがら、擦れ違う人の数は驚く程に少なかった。

「……まあ、来月くらいには収まるだろうけど…」

雨は何方かと言えば好きな部類ではあるが、こうも長く続けば陽光が恋しくもなる。
傘を叩く雨音と、革靴を濡らす路上の水面に溜息を吐き出しながら、事務仕事を終えた少年は取り敢えずの休憩を取る為に自宅への帰路を急ぐ。
こういう時、学生街に家があるというのは有難い。
委員会街から戻るのに、さして時間を必要としないのだから。

神代理央 >  
雨雫が煙る中、少年は家路へと急いでいく。

ご案内:「学生通り」から神代理央さんが去りました。