2021/09/30 のログ
ご案内:「学生通り」にシャンティ・シンさんが現れました。
■シャンティ・シン > 「さ、て……」
女はちょうど陰になる柵に腰掛けていた。なにをするでもなく、ただ膝の上に奇妙な表紙の本を置いて。
どこを見るともなく、ただのんびりと座っている。
「……平和……よ、ねぇ……」
ぽつり、と……小さな声でつぶやく。
とても気だるげな、夢見るような声色で。
■シャンティ・シン > 「……ここ、は……キレイ、ね、ぇ……」
少年が 少女が 男が 女が
談笑をして 小走りで 無言で ゆったりとした足取りで
ナニカを求めて 無目的に
それぞれが それぞれに
ただ ただ 蠢く
「あぁ……でも……これ、も……そう……生き、て……いる、の……ね、ぇ……」
のどかに 平和に
ただただ 人は生きる
「……でも……すこぉ、し……もの、たりな、い……わぁ……」
■シャンティ・シン > 「け、ど……ここ、で……スパイス、は……さすが、に……ね、ぇ……?」
此処は表の綺麗な世界。神聖にして侵すべからずの場。
何かをすれば、確実に身が危ういだろう。
「……そう、ねぇ……せめ、て……そう……なに、か……刺激、が……あれ、ば……」
空を見上げる
そこには突き抜けるような青空が……見えない
■シャンティ・シン > 「……面白、い……人、でも……こない、かし、ら……ねえ」
ほう、と吐息のようなため息のような息をつく
「でき、れば……」
見えぬ目で天を仰いだまま、考える
「あぁ……そう、ねぇ……できれ、ば……いぇ…」
思考を切る
「なん、でも、いい、わ、よ…ねえ」
■シャンティ・シン > 「……ふぅ」
また、吐息をつく
「だめ、ねえ……また、今度……捜し物、しま、しょ…」
ゆっくりと立ち上がり――どこへともなく消えていった
ご案内:「学生通り」からシャンティ・シンさんが去りました。