2021/10/16 のログ
ご案内:「学生通り」に深見 透悟さんが現れました。
■深見 透悟 > 遂に出現範囲を拡大した幽霊。校舎から学生街までを出没個所に指定することが出来た。
それもこれもカラオケに連れてってくれた女生徒──友人のお陰である。
『いやー……女子とカラオケなんて生前行ったことなかったから緊張したわあ。』
すっかり日の落ちた学生街をふわふわと漂いながら独り言ち。
流石に昼より疎らとは言え通行人が居るため、あんまり騒ぎにもしたくない為。
人々の頭上、3mほどの位置まで浮かび上がれるのは幽霊の利点か。
昨夜──というよりは朝方、オールでカラオケキメた後。
店の前で友人と別れ、独りふわふわと学校への帰路についていた時にはたと思い至ったのは、
『まあ半分勢いとはいえ友達になったけど。
俺、連絡手段とか無いんだよな。あんまり気にしてなかったけど。』
■深見 透悟 > 『スマホって幽霊でも持てるんかな。
身分証明とか、身元保証とかそういうの必要じゃね?俺どっちも無理だけど?』
そもそも契約金とか払える気がしない。何しろ死んでこのかた金銭を必要としたためしがない。
スマホ代の為だけに働くのか、そもそも労働契約を結べるのか。
そんな事をぐるぐると考えた末、
『ま、いーか。美子さんにゃそこらで見かけたときに声掛けりゃ良いだろ!
ちょっとは驚かれるかもしれないけど……驚かない声の掛け方とか考えといた方が良いな。』
明かりの灯った街灯に腰掛け、下を通る人々と眺めつつ。
ゆっくりと頭を働かせ始める幽霊。Intはそこそこ高めではある。
ご案内:「学生通り」に幣美奈穂さんが現れました。
■幣美奈穂 >
川辺の河原での芋煮会。
夕方からの第二回戦があったので、すっかり遅くなりました。
美奈穂的には。
いつもならもうお風呂に入っているぐらいの時間です。
そんな、日が暮れたので危ないからと、紳士的なヒグマさんに送っていただいている美奈穂です。
「それでです。
いつも大変なのですよ?、風紀委員って――。
あっ!」
ぐあぁ、とかジェスチャーするだけの四つ足で並んで歩く熊と
どうやって会話しているのか、なんとなく通じている感じですが。
そんな美奈穂、浮かんでいる幽霊さんを見つけてしまいました。
「そこの幽霊さん!
ここらへんは浮遊高度2m以下です!
降りてこないといけませんわっ!」
浮かんでいる幽霊さんに、口頭注意です。
風紀委員なので。
■深見 透悟 > 『証明書作るのに証明写真とか要るわけだし、ならどうにかして俺が写る方法を……』
さーてどうしたものか、と真面目に思案していたところで声を掛けられて。
まったくどこの幽霊だよ人が考え事してるときに迷惑な事してるなよ、と他人事の様に顔を上げて辺りを見回して。
……いや、俺の事か。と訝しげに眉を寄せるのだった。
『あー、えーと俺の事?』
幽霊違いだったら申し訳ないから、とりあえず声を投げてみる。
■幣美奈穂 >
熊さん、残念ながら幽霊は見えない派。
なんだなんだ、と見上げてきょろきょろ。
そんな代わりに、見上げるのは近所のにゃんこさん。
なんだなんだ、知らないやつがいるな。
なんだ大きい奴だな。
と恐れ知らずにも熊さんの脚に猫パンチするやつら、遠慮がありません。
ちなみににゃんこさんは幽霊が見える派なので、よく見かけるのか
普通の幽霊には無関心。
彼らの関心を得たければ、ひらひらした服を着た方がいいのです。
「そう、そこの貴方です!。
そこの、えと――派手でもなくて、穢れたりしてなくて、
なんかふわふわしている、えとえと、ふつーな貴方ですわ。
ここ、人が住んでおりますから、あまり浮かんではだめです。
2階の窓とか見えてしまうかもしれないでしょう!」
指さしてお声がけ。
風紀委員の腕章もしていない、服装も巫女服な美奈穂ですけど。
心はいつも風紀委員のベテランさん。
またハロウィンで、どこかの歪みから来た幽霊さんかしら?
と、時期的なせいで少し思う美奈穂なのです。
■深見 透悟 > 『聞きたいことは色々あるけど……まあ、いっか。
煩そうだしとりあえず降りとこっと。』
腰掛けていた街灯を昇降棒を滑り降りる要領でするするっと地面へと降りる。
熊とか猫とか居るけれど、そこも気にしちゃ負けだなと思いつつ。
『ほいほーい降りたよ、これで良い?
良いね?どう見ても2m以下だし。それじゃ、ばいばーい!お疲れ様ーっす!』
ちっちゃい子なのに立派なもんだ、と感心しながら手を振る幽霊。
とりあえず適当なベンチへと向かい、腰を下ろすのでした。
■幣美奈穂 >
降りて来るのを、じっと視線を向け頭を動かす美奈穂。
地面に降りられても、小さいので見上げてるのですけど。
「はい、ご協力ありがとうございます」
降りてくださるなら、丁寧に頭を下げるのです。
にゃんこさん、おっ、新入りか?
なんか出しやがれ、と幽霊さんの足元をうろり。
そんなにゃんこさんの動きや視線から、でっかい前足で「ここらへんか?」と
幽霊さんのいる当たりに爪を振るう熊さん。
「あっ、ご質問です!
どちらの幽霊さんですか? 憑き所とか、お仕事は?
一時滞在ですか?、それとも学生さんですかしら?」
ぱたぱた、後ろについていきます。
腰を降ろされて、やっと立っている美奈穂と視線の高さが同じぐらいでしょうか?
■深見 透悟 > 『はいはーい、どういたしましてー。』
ふぅ、と一息ついてさて考え事の続きだと思っていたら。
猫はじゃれつくし(通り抜けるけど)、熊は何だか物騒だし(通り抜けるけど)、妙に落ち着かない。
果ては次々に質問をぶつけられ、流石に基本能天気な幽霊も思うところあったりなかったり。
『あー、えーとね。
多分異世界からの幽霊でー、憑いてる場所は大体学校が主かな。無職。
多分一時滞在になるんだろうけど、まあ迷惑はかけないからー。』
どうして見えてるんだろう。
そんな疑問がずっと残っているが、まあそんな事もあるか、と自己解決して再び思考開始するのだった。
■幣美奈穂 >
うがぅ、んにゃぁ
「ここらへんか」「もうチョイした」とかなんとか、動物さんたちは慣れた様子。
おら新人、なんか喰うもの出せよ、とばかりに前足肉球を
すかすかと脚にぶつけているにゃんこさん。
「えーと、迷子で、学校在住、無職・・。
あっ、一時滞在ですか?
それだときちんと祭祀局で霊符ポートを取っていただきたいのですけど・・」
鞄からメモ帳を取り出し、かきかき。
「今の時期、神無月でしょう?
はろうぃんというのもあって、同じような方が多いのです。
秋の墓場の運動会に来る方も結構おりますし。
運動してすっきりして、三途の川の割引券で成仏する、
ってコースの幽霊さんも多いのですわ。
あっ、生前のお名前とか憶えておりますかしら?」
幽霊さんといえども、穢れとか邪でなければ別段OK。
幽霊さんの前を左右にパタパタ身体を揺らしながら、ねーねーねーと、
話しかける美奈穂なのです。
本人、職質のつもりです。
■深見 透悟 > 『あー、霊符ポートね。行っとく行っとく。
最近夜間は物騒って聞くし、明るいうちにね。』
まあ明るいうちは学校の適当な場所でスヤってるのだけど。
職質をさっさと終わらせたいので適当に流すモードの幽霊である。
不真面目にも程があるし、猫も熊も等しくスルー。実害ないからね。
『名前?
えーと、何にしようかな……スティーブかスティーブンか。
ジョブズとスピルバーグどっちが良いと思う?
あー、いっそスティーブンジョブズパークでいいか。』
適当に名乗ろうとした偽名に迷った上にミックスした。
堂々と横文字の名前を告げると、まだ何か聞きたい事ある?とばかりに首を傾げる。
■幣美奈穂 >
きちんと行ってくれるようで、安心です!
笑顔で小さく頷く美奈穂、風紀委員経験値UPです。
何も見えない熊さん、ふん~?とお顔を、何かいるらしい場所に近付け。
ふごふご。
ヒグマの大きな顔が横にです。
「すてぃーぶんじょぶばーぐ・・ハンバーグみたいですわね。
ほら、デミグラスソース目玉焼きバーグな感じです」
ふむふむ。
お口への地口、めもめも。
「学校は公共ですから、お金がないのなでしたら寮の利用を申請してみればいいかと思いますわ。
霊符ポートがあれば、短期のアルバイトとかもできますし」
別の紙、短冊にさらり。
ハンバーグさん、異島滞在幽霊さん、学校憑き、無職
今日の日付と時間、そして自分の名前を書きます。
と書いた紙を、はいっ、と差し出します。
「これを祭祀局の入島管理窓口にもっていけば、すぐに手続きして頂けると思いますの」
霊符として、ぽうっと少し光るお札です。
■深見 透悟 > 『バーグじゃなくてパークね。ちゃんと人の話聞いてる?
……まあ、いいけど。はい、はーい。アリガトゴザマス。』
横文字の偽名を名乗ったからにはとりあえず片言にしとこうか。
そんなしょうもない拘りを交えながら、差し出された霊符をとりあえず受け取っておく。
うわ面倒臭えとした表情を隠そうともしていない。どうせ見えないからね。
『わざわざご苦労様ー。
じゃ、俺ちょっと考え事あるんだけど、職質終わった?』
■幣美奈穂 >
「はい、勿論です」
きょとんとしたお目め、そしてこくりと頷きます。
霊符、きちんと幽霊さんでも持てるものです。
「明日、風紀委員会と祭祀局に伝えておきますので、お早くお願いしますわ。
えと、はい。
では、常世島と楽しんでいってくださいませ」
ぺこりんっ。
そして、熊さんにお声をかけて、住まいのマンションまでもう少し。
送っていただくのでした。
ご案内:「学生通り」から幣美奈穂さんが去りました。
■深見 透悟 > 『何が勿論……?
あ、はい。えーと……楽しみます。はい……』
あれ、もしかして俺の声もちゃんと聞こえてない?
流石にそれはアイデンティティが消滅するので死活問題だ。いや死んでるから活は無いんだけども。
だいぶ、というかかなり不安になりながらも去り行く少女とアニマルたちを見送ってから大きく息を吐き出すしぐさ。
『あーびっくりした。
てかこんな時間にあんな小さな子を独り歩きさせた上に人の生活圏に熊を入れてるなんてどうなってんだこの街の風紀……平和なのか……?』
なるべくならもう関わりたくないな、と渋面のまま途方に暮れていたが、
『結局、なんで俺の姿見えてたんだろ……』