2021/10/17 のログ
■深見 透悟 > 『あの子が特殊だった……って事なんだろうなー
しかし……魔術看破されたみたいで少し腹立つ。ぷんぷん!』
ぷんぷんついでにベンチから腰を上げて、一度大きく背中を延ばし。
ぽきぽきー、と口で関節の音を再現してから、あああ~~とオッサンくさい声を上げる。幽霊である。わりと少年の幽霊である。
『死んでるのに職質されるとか、普通に笑い話じゃん。
あ、今度美子さんに会ったとき話してみよー、絶対笑い倒すぞあの人。』
もしかすると友人も友人で似たような経験があるかもしれない。
なにせ夜の屋上で一人でタバコふかしてたような人だったから。
『ま、いい話のタネが出来たし……ガッコ戻ろーっと。』
そういえば学校の校舎に住み着いてるのは、あまり良くない事なのだろうか?
そんな事を考えながら、幽霊は無い足取り軽く学生通りを往くのであった。
ご案内:「学生通り」から深見 透悟さんが去りました。