2021/12/30 のログ
ご案内:「学生通り」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 学生通り。
風菜がのんびりと歩いている。

「……そういえば、もう年末なんですねぇ」

毎度のごとく清楚そうな見た目だ。
だが、その表情は悩ましげだ。

雨見風菜 > 「……何事も、なさすぎたような。
 なんというか、寂しい……?」

風菜は、勉学に励み趣味も満喫しているつもりだ。
特にエアースイムはだいぶ上達したと自負している。

その中に、ピンとくる遭遇がなかったのは仕方ない。
そればかりは風菜にもどうにもならない。

雨見風菜 > 「……違うことを考えましょう。
 今年一年も、色々と出会いがありましたね……
 趣味も増えましたし」

コーヒーにエアースイム。
どちらも、出会った他者に紹介されて芽生えた趣味だ。
特にエアースイム。
風菜はもともと泳ぐのを好んでいた。
そこに、普段から『糸』で空を飛んでいること、空間魔法の才能も合わさった、
弩級のスタートダッシュが『エアースイムは楽しい』という認識を補強している。

雨見風菜 > 今や風菜は、自由自在に空を泳ぐ。
その様はまるで人魚のごとく。
エアースイムの華、スカイファイトでも少ないながらも注目はされている。

「ふふ、考えてるとまたやりたくなっちゃいますね。
 まあ、今は寒そうに見えるのがネックですけど」

エアースイムは基本的に海上で行われる。
そして冬の寒さが合わされば、必然的に行われる機会は減る。
風菜は『糸』によるボディスーツの形成で寒さは遮断できるのだが、寒そうに見られて心配されるのはどうかと思っていたりもする。

その心配りを普段の夜の趣味に使えよ、とは友人の弁。
まあそちらも、冬場は控えてはいるのだが。

ご案内:「学生通り」に深見 透悟さんが現れました。
深見 透悟 > 新たな人の姿を得てからというもの、普段はそっちの姿で過ごしていた透悟
たまにはテディベアの姿でも過ごしたくなる。今日はそういう日だった
今年も残りわずかとなり、人も少ない学生通りをトコトコ歩きながら、ご機嫌に鼻歌なんかと口ずさんでみたり

「ふんふんふーん♪ 
 人が居ないと踏まれたり蹴られたり、変な目で見られたりって事も少なくていいねえ」

意気揚々と道を往く透悟だったが、前方に人影を見つける
一見すると物憂げな表情で歩いてるように見える少女は、いつぞや屋上にて遭遇した少女であると気付いて

「げっ……」

思わず、そんな声が漏れたのだった

雨見風菜 > 「……?」

うっかり漏れたらしき声に、ふとその方向を見れば。
見覚えのあるテディベア。

「あら、透吾さんじゃないですか。
 その姿……頑張りが実を結んでいない、のですか?」

と、彼が今どういう状況なのか知らないなりに問いかける。

深見 透悟 > 「あ……ど、どーも。風菜サン、だっけ。」

見つかってしまった。どうしよう、逃げるか
いや向こうが気付いている以上、逃げ出すというのは失礼じゃなかろうか
そんな葛藤中に声を掛けられ、ビクッとなりつつ挨拶を返す。なんだかニンジャっぽくなったけど

「いや、いやいやそういうわけじゃなくって
 頑張りはちゃーんと実を結びましたとも、俺、天っっっっ才なんで」

今日はテディベアの気分だからテディベアのすがたなだけである
ちなみに人間体の方は学生寮の自室のベッドでスヤっているはずである

雨見風菜 > 「ええ、風菜ですよ。
 頑張りはうまく行ったんですね、良かったです」

本当にうまく行ってるかは風菜は知らない。
だが、以前会話した感じでは……どうなんだろう、と考える。
見栄を張っているだけかもしれないとも考えるが、労うのが良いだろう。

「じゃあ、今日はそちらの体の気分なんですね」

抱き上げたい気もするが今回はやめておこう。
もちろん求められたら応えるけども。

深見 透悟 > 「ふっふーん、ありがとさんッ!
 まあその内上手く行った姿を披露してあげようじゃないか!」

えっへん。得意げに胸を張るテディベア
見栄を張ってると思われてるとも知らずに得意満面である
だって自称天才魔術師だからね。自負も人並み以上にあるのさ

「うんうん、そゆことー
 風菜さんこそこんなとこでお散歩とか? 何か考えてるっぽい感じだったけど?」

心ここにあらず、というほどでは無かったけれど
どこかボーっとしていたように見えたので、ちょっとした好奇心から訊ねてみるテディベア

雨見風菜 > ここまで自慢げに言うのだ、見栄ではなく成功しているのだろう。
果たしてどんな姿なのだろうか。

「そうですか、楽しみにしています」

そう返す風菜の顔は、自分のことかのように喜ぶ笑顔。

「なにか考えてる、と言うかですね。
 気付いたら年末だなぁ、と思っちゃいまして」

少し恥ずかしいな、と言わんばかりに微笑む。

「それで今年を振り返っていたんですよね」

深見 透悟 > 「ふっふっふーん、楽しみにされ過ぎても困るけどッッ!
 別に普通の人間の姿だし、見た目も平凡だしなー俺」

何だか普通に喜ばれててくすぐったい
普通にしてれば清楚なお姉さんなんだよなー、と思いつつ雨見を見上げ

「ああうん、そうだね年末だね
 あー、それで黄昏てたってワケ? はっはっは、年寄みてえ」

恥ずかしがる雨見に遠慮なく笑う透悟。デリカシー0である

「そんでそんで?今年は風菜さんは良い1年だったの?」

雨見風菜 > 「あら、平凡って言ってる方ほど平凡より上だったりするでしょう?
 だいたいこの島は平均値が高いと思うんですよ」

たしかに普通にしていれば清楚なのだ。
奥底はエロいが。
現に今だってスカートの中は下着の代わりに縄だけだ。

「年寄りみたい、って言われるとそうかも知れませんね。
 老成している、なんかも言われたことがあります。
 私自身はまだまだ未熟だと思うんですけどね」

嫌な顔せず肯定する。

「今年も良い一年でした。
 色々な出会いがあって、新しい趣味も出来ましたしね」