2022/02/03 のログ
雨見風菜 > そうして、今日も平和な一日が過ぎていくのであった。
ご案内:「学生通り」から雨見風菜さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に真詠 響歌さんが現れました。
真詠 響歌 >  
《18:35
 監視対象:叫喚者より夜間外出希望申請――timeout。
 区域内の監視担当に連絡付かず。時間を改めて再度申請を実施してください》
《22:14
 監視対象:叫喚者より夜間外出希望申請。メッセージが入力されています。
 『コンビニ行きたい』
 区域内監視担当より回答あり――却下》
《22:17監視担当よりメッセージ。『我慢してください』》

―――――――――
  ――――――――――
    ――――――――――――――――――――。
《01:14
 監視対象:叫喚者より夜間外出希望申請――受理されました》
《01:20
 監視担当よりメッセージ。『……1時間だけですよ』》
《01:29
 担当者が到着しました。開錠処理が順次実行されます。
 持ち出し希望品のリストを入力してください》

「お財布だけでだいじょーぶっと」

壁面に埋め込まれた外部との連絡用パネルに要望を入力して
二重確認のポップアップにYesで回答。

重苦しい音を立てながら開錠されていく我が家のセキュリティ。
苦節6時間!諭されながらも闘い続けた甲斐あって外出準備はばっちり。
1時間だけ、って言うなら2時間くらいは大丈夫でしょ?

真詠 響歌 >  
ようやく開いた黒鉄の扉を抜けると疲れた顔のカンシヤクさん。
トレーに乗せた私のチャコールのお財布持ったまま欠伸してる……

「目の隈やっばー……。マネージャーより濃いかも」

初めて会った時はもっとこう、きっちりかっちりって感じだったけど、
今ではこんな眠そうな姿を見せてくれて私も嬉しいよ……!
そろそろ名前くらい教えてくれても良いと思うんだけど!

お財布を受け取ってありがと、と笑顔で伝えて夜の街――。
どうせ後ろかどこかにはずっと監視役さんがいるんだろうけど。

「……ホントにコンビニ行きたいだけなんだけど」

信用無いなぁ……。

ご案内:「学生通り」に追影切人さんが現れました。
追影切人 > ここ最近、大人しく入院生活を送っていたのもあり、多少の時間ではあるが外出許可が下りた。
流石に外の空気を吸いたくなる程度には、病院独特の空気に辟易していたのもあり…

「あーー…やっぱああいう場所は苦手だわ…。」

と、私服姿でボヤきながら歩く男は隻眼隻腕。
左目は黒い眼帯できっちりと覆われており、左腕は肘先から綺麗さっぱり無い。
お陰で、歩く度に余った左腕の袖部分がゆらゆらと揺れている。
顔は兎も角、目付きが鋭いのもありあまり夜道では出会いたくないチンピラ風味はあろうか。

――奇しくも、【叫喚者】と同じコンビニへと向かっているのだが、当然そんな偶然に気付く筈も無く。

「―――…あん?」

一足先にコンビニに到着した男。フと見れば、コンビニの横のスペースでたむろしているガラの悪い連中が。
下品な笑い声をあげながらダベっているが、それはまぁ至極どうでもいいか。表も裏もああいうのは一定数居るもの。
と、いう訳で連中の事はさっさと忘れてコンビニの中へと一足先に足を踏み入れる男である。

「――煙草もそういや切らしてんだよな……あー、どうすっか。」

と、コンビニのレジカウンターの後ろに立ち並ぶ煙草のパッケージと番号を一瞥しつつ。

真詠 響歌 >  
まだ肌寒い街を勿体付けてのんびり歩く。
真っ直ぐ歩くと20分も経たずに終わっちゃうからね……
夜の澄み空、空に星――いつか歌詞に使えるかな。
声には出さずに周りの風景を取り入れながら目的地到着。
――なんだけど入ろうとした所で声をかけられて。

4人で地べたに座り込んで、ビニール袋の中にはお酒と煙草と。
なんかすっごい柄悪いし、それより煙草臭いのがちょっとムリ。

「あはー……。知っててくれるのはすっごく嬉しいんだけど、
 そういうのマネージャ―からダメって言われてるんだよね」

一枚撮っていい? とカメラを向けながらお写真NGデス。
ホントはそんな事ないんだけど、なんとなく。

「ってちょっと、もうっ! 撮らないでって……」

伺い立てて置いて、結局こうなる。
不躾に向けられたスマホからシャッター音が聞こえて、
少し語気を荒げそうになったけれど、そこはなんとか抑え込む。

イメージの為、とかじゃなくてエライ人とコワイ人が飛んできちゃうから。
それにせっかく外出できたのに即鎮静剤でオヤスミナサイはゴメン被りたい。

追影切人 > 「―――…?」

何気なく外に隻眼を向けたのは、先程の不良連中共が何やら囃し立てているから。
怪訝そうにそちらを眺めて様子を見ていたが、一人のキャップを被った桃色髪の女に何かしているようだ。

(…くだらねぇな。人が気分転換にコンビニに来てんだからアホ晒してんじゃねぇよ。)

とはいえ、別にその少女を助ける義務も義理も無い。
男は知らないが、直ぐに異変に気付いた彼女の監視役がフォローか鎮圧に出てくるかもしれない。

――が、男は普段は意外と気長だが今夜は違った。別に正義感とかそういうのは無い。
単純に鬱陶しいし不快だ。人のリラックス気分を害してんじゃねぇぞクソ共が。

と、いう訳でそのままコンビニを出たかと思えば、こちらに気付いた不良の一人が「あぁ?何だテメ――」

「うるせぇ、喋るな吼えるな口閉じてろクソ野郎共。」

不良に右手でいきなりアイアンクローをかまして。どんな握力なのか、ギリギリと締め付けられる不良は悶絶している。
そんな調子なので、流石に撮影していた連中も彼女からこちらへと注意が向くだろう。

「――おい、そこのオマエ。桃色髪。何か買いに来たんなら今の内にさっさと買って来い。」

自然と、彼女と不良連中の間に割り込む形となっていたのもあり、背中越しに隻眼で彼女を一瞥して淡々と。

真詠 響歌 >  
「……わぁ――」

瞬殺、ってヤツ? いや生きてるしギブギブ言ってるけど。
"困った事"になると判断したら私についてる監視役さんが何とかしてくれるかな、
とは思っていたけどこんな夜中にヒーロー登場。

随分、無骨な恰好をした人だ。
飾り気の無い無地の服、左眼は怪我したのかな。
眼帯して、というか腕も?

「は、はい! あ、ありがとう……ございます?」

あれ、なんか疑問形になっちゃった。
さっさと、と指示されたとおりに店内で欲しかったスイーツと飲み物を手に取り。

「プリンパフェひとつ――あ、やっぱふたつ下さい」

チラリと、外を見た時にはもうチンピラ達の姿は無くて。
未だそこに隻腕の男の子がいるのを見て注文数を1つ増やす。

「おにーさーん、さっきはありがとー」

ビニールの袋片手に店外へ。
お礼です! とパフェを差し出してみるけど甘いの嫌いだったらどうしよう。
……なんだろう、鳥串とかの方が良かったかな。

追影切人 > ちょっとアイアンクローの締め付けを上げていくと、骨とかがミシミシ鳴り始めた。
このままだと握り潰しそうなので、仕方なく手を離してやると他の連中が突っ掛かってきそうになるが。

「――あ?やんのか?テメェら全員『斬り殺され』てぇか?」

と、淡々とした声色と視線を順番に向けて。流石に”圧”を感じ取ったのか、慌てて逃げていく不良共。
それを無感情に見送りつつ、折角のリラックス気分が台無しだ。
やっと外出許可が下りたというのに。今度見かけたらマジで斬り殺してやろうかアイツら。

「――あぁ?……って、何だオイ。わざわざ俺のも買ったのか?」

おにーさん、と普段はまず呼ばれない呼称に思わず怪訝そうに振り返れば、先程の桃色髪のキャップ少女。
ビニール袋を片手にしているのを見るに、買い物はちゃんと済んだようで。

なら、もう用は無いなとばかりにそのままコンビニに入ろうと思ったが、差し出されたブツに出鼻を挫かれた。

「つーか、何だソレ。……あー、プリンパフェ?食った事ねぇな。」

と、言いながらも何となく右手で受け取る男である。毒気を抜かれたとでも言おうか。
まぁ、貰えるモンは貰って置くか、とそう思う事にする。

「…で、何か撮影されてたっぽいがオマエ有名人か何かか?別に言いたくなきゃいいが。」

と、そんな一言。そうこの男――アイドルとかモデルとか全然知らないのである。
ついでに言えば、彼女が第二級監視対象【叫喚者】だという事にすら気付いておらず。

真詠 響歌 >  
「挨拶とお礼はちゃんとしなさいってお父さんが言ってたから」

えへへ―、と笑いながら渡したパフェはどうやら初めてのご様子。
ネットとか見ないのかな、めっちゃバズってるのに。
……いや私もお外出てる時しかネット見れないんだけど。

「有名人……だった? かな。
 『EssEnce』ってアイドルやってテレビとかにも出てたから」

やってた。悔しい事に過去形。
アイドルって形に執着があったわけじゃないけど、
歌って踊って、充実した日々は過去のお話。

改めて目の前の男の子を見る。
モデルとしてはコネと前評判が無いとやっていけないような
背丈の私からしたら、羨ましいくらいの上背。

ガラが悪い、というのは少し違うかな。
さっきのチンピラ四人組と一緒にするのが躊躇われる、鋭い刃物みたいな感じ。

「私は真詠 響歌。
 常世学園の二年生兼tokoMODEって雑誌の専属モデルやってる
 ――んだけどそっちは多分お兄さん見た事もなさそうだよね」

18歳です! とピースを向けながら。エゴサしたらいろいろ言われてたけど嘘じゃないよ!
お兄さんは? と上目遣いという程でも無いけど下から見上げる形になっちゃう。

追影切人 > 「…そりゃ、礼儀作法が行き届いてるこった。」

自分みたいなチンピラもどきじみたような男には、何ともまぁ耳が痛いお言葉で。
ちなみに、パフェは右手に持ったままである…ビニール袋もマイバッグも無いからまぁ、そうなる。
そして、この男は流行とかそういうのは全然知らない…というか興味が無い。

「…いや、そもそもアイドルとか全然わっかんねーしなぁ。」

そんな華やかな世界とは無縁の血生臭い世界を生きてきたから。
表にやって来て数年経過した今も、どうにも流行り廃りというのがよく分からない。
当然、テレビも流し見するだけで好きな番組も無ければ好きなアイドルやタレントも居ない。

「――真詠…響歌……?」

待て、どっかで聞いたような――と、僅かに沈黙と考え込む間。そして思い出した。

(おい、例の『リスト』の一人かよ!第二級監視対象の『叫喚者』…どういう偶然だクソが。)

まさか、外出許可で立ち寄ったコンビニでそんな邂逅があるとは流石に思ってもみなかった。
ただ、そこはグッと押し殺す。…一先ず、気を取り直して。

「雑誌の専属モデル…いや、全然見ねーな。興味ねぇし。」

と、そこは素直に正直にぶっちゃける男である。勿論、彼に悪気は無い。
ただ、まぁ…

「まぁ、確かにモデル?も似合いそうなイイ女っぽいけど。…あー、俺は3年の追影だ。追影切人。18…つーと一応同い年か。」

まじまじと、キャップや服装で全体像が分かる訳ではないが、モデルが似合いそうだとは思っている。
ただ、まぁこの男はそういうのは割と正直にぶっちゃけてしまうのが問題だが。

真詠 響歌 >  
「えー……でも興味ない人からしたらそういう物なのかな」

サブカルめっちゃ詳しいです! アイドル追っかけ20年って人に
いや何そのユニットって言われるような事でも無ければ慣れっこだ。

「おや、名前だけはどこかで知っててくれた感じ……?」

考え込むような素振りにちょっと期待して。いやこれでやっぱ違うなってなるのも良くあるんだけど。
苗字はともかく名前は結構被る事もあるし、しょうがない。

「3年生、じゃあ追影先輩だね。
 興味無いかぁ。せっかく身長もあって顔も整ってるんだし、
 もうちょっと着飾ってみたらいいのに」

眼帯そのままに――ゴシック系とかどうかな! 実は結構メンズ向けもあるんだよ!

「イイ女って正面切って言ってくれるの嬉しいね。
 何かお世辞とか言わなさそうな感じだし――でも」

クンクンと、匂いを嗅ぐようなそぶりを見せて。

「――喫煙者なのがマイナスポイント!
 ダメだよー、若い内からそんなの吸ってちゃ長生きできないよ」

言ってる間に監視役さんからスマホに連絡。
1時間過ぎたからマジで怒ってるとかかな?
と思っていたけどどうにも違うみたいで。

《その男性との接触は看過できません。
 お買い物もお済みのようですので、早急にお戻りください》

え、監視役さんの彼氏さんとかそういう? ジェラってるのかな。

追影切人 > 「悪ぃな、そっちのご期待には添えなくてよ。」

と、肩を竦めてみせて。興味が無いからではあるが、そういう文化には殊更に疎い。
名前に関しては、「まぁ名前は一応知ってる」と、短く答えて頷く。心なしか何とも言えない声色だろう。

「そういうのよくわかんねーんだが。ファッション?とか何とか。
真詠は詳しそうだな…って、あーー専属モデル?とかやってりゃ当然か。」

ゴシック系とか言われても正直に言えばちんぷんかんぷんだ。
そもそも、周りにファッションをレクチャーしてくれる奴が男女問わず居なかった。

「世辞とか面倒臭ぇだろ。何で遠回しに言わなきゃなんねーんだ。ストレートに言やぁいい事だっての。
…チッ、大きなお世話だっつーの…だったら煙草の代わりに何か代替案出せよ。」

と、無茶振りと流石に男も分かっては居るが、ついそんな捻くれたお言葉が。
と、彼女の携帯が鳴ったようだ。同時に目を細めて不意に視線を一度逸らしてから――…

「――ま、そりゃ監視役の一人や二人は居るか。…分かっちゃいたが。」

溜息を一つ零して。それから改めて視線を真詠へと顔を戻せば。

「真詠響歌――第二級監視対象【叫喚者】…そっちの立場は大まかに知ってる。一応俺も『同類』だからよ。
大方、オマエの監視役から忠告でも来たんだろーよ。」

スマホの画面を覗いた訳でもないのに、届いた内容は薄々把握していたようで。
まぁ、確かに監視役がそう警告するのも無理は無い。同じ等級でも懸念されるのに、ましてや――

(そりゃ、第一級監視対象…”表向きの最上位監視対象”じゃあっちも警戒しまくるわな)

真詠 響歌 >  
「ん、寧ろ知らないってすっぱり言ってくれるだけ気が楽かな」

申し訳なさそうにと言った感じでは無いけど肩を竦める素振りはなんか可愛い。
結構体格のある人のこういう仕草はなかなかグッと来る物がある。
お世辞と思惑ばっかりの所でお仕事しているせいか、ちょっとした清涼感すら感じる。

「着飾る側というか飾られるお人形さんの側とはいえ人並以上には詳しいよ?
 流石にメンズは専門外だけど今よりマシなの見立てるくらいは余裕かな」

無地のシャツ自体は悪くないけど、コートの中がそれ一枚だとちょっと野暮ったい。
誰でもアドバイスできそうなものだけど、そういう人が居なかったのかもしれない。
プライベートな事だしね。

監視対象、という言葉が聴こえてハッとする。

「あっこれってそういう意味……?
 先輩も監視対象って奴なんだ。お互い不自由だね……」

何だかとんでもない勘違いをした気がする。
というか名前は一応知ってるってそういう事なんだ。

「……煙草の代わりになるかわかんないけど、パフェ美味しいよ?」

片腕だと食べづらいよね、と付属のストローの包装を破って差込み。

「追影先輩の言う通り、カンシヤクさんも早く帰れって。
 無視して今より手続き面倒になったら嫌だし今日は大人しく帰ろ――それじゃ、助けてくれてありがと」

言いつつ私もストローをパフェに挿して。
こうやって飲むんだよー、と言わんばかりに振り返って手を振る。

何のことも無いおでかけだったけど、自分以外の監視対象に出逢ったのは初めてだった。
待たされた甲斐もあったかなー、などとルンルン気分で帰宅したらみっちり危険性がどうとかでお叱りが飛んできた。
――パフェ、気に入ってくれたかな。

追影切人 > 「そうかよ…ま、それならいいが。」

生き方が違い過ぎるのもあるが、単純にこの男があまり物事に深い興味や関心を示さないのも大きい。
とはいえ、これでも数年前に比べれば随分とマシになっているのだ。
こちらの素っ気無い返答にも気分を害した様子の無い少女。
アイドルやらモデルやらの世界はサッパリだが、芯の強さや度胸はありそうに思えた。

「そーかよ。んじゃ、機会ありゃ軽く見立ててくれよ。
別にこのままでもいいんだが、まぁ…お試しってやつだな。」

実際にファッションにも疎ければ矢張りこれといって興味や関心は無いのだけれど。
ちょくちょく、警備部の同僚やら一部がもっとお洒落がどうのこうのと五月蝿い時がある。
正直、それも辟易していたので多少なり詳しいなら見立てて貰うのもアリじゃないだろうか。

「――そりゃ、不自由な立場だからな…『監視対象』っつーのは。どいつもこいつもそれぞれ制限食らってる訳よ。」

個々それぞれ、何かしらの制約はあるし監視役も置かれている。
それだけではなく、監視に盗聴、色々とある。まぁ監視対象は皆、それに勘付いているだろうが。

(気にしないようにはしても、やっぱウゼぇからな…。)

自然とそれはストレスになっていく。折り合いを付けるか適度に発散するか。
この辺りは、それぞれの監視対象でまた細かく事情が違うので何とも、だが。

「……まぁ、甘い物は嫌いじゃねぇけどよ。」

自分担当の個別監視役にドーナツを奢ってもらってから、甘い物も嗜むようにはなったし。
と、ストローを差し込まれれば、こちらが隻腕なのを気遣われたと気付いて。

「あんがとよ。――あと、この程度別に大した事でもねーから礼はいらね。気にすんな。」

と、素っ気無い無愛想な言葉が出てしまうが矢張り悪気は無いのだ。
わざわざ、食べ方までご丁寧に去り際にレクチャーしてくる様子に、お節介なんだか世話好きなんだか。

(…知ってる監視対象が癖の強い奴らばかりだから、逆に新鮮だな何か)

自分も含めて。思わずそう思ってしまう程度には他の面子がこう…濃いと言うかアレだ。
ともあれ、こちらも軽くパフェを持った手を挙げて少女を見送るとしよう。

「………悪くねぇな。」

どうやら、少女のお礼はちゃんと気に入られたようだ。
男も、そろそろ帰る時間だと結局何も買わずにそのまま病院へと戻るだろう。

これが、【凶刃】と【叫喚者】の邂逅の一幕である。

ご案内:「学生通り」から追影切人さんが去りました。
ご案内:「学生通り」から真詠 響歌さんが去りました。