2022/07/22 のログ
■真詠 響歌 >
今日の天気はどんよりな曇天。
じりじり肌を焼くような晴天よりは過ごしやすかったり?
お肌の天敵紫外線も三割カット……だったっけ。
曖昧模糊、ふわふわした記憶だから日焼け止めはいつも通りの完全防備。
まぁそれでも暑いし焼けちゃうんだけど。
「もっとこう……カラッと乾いた暑さなら良いんだけどなぁ」
じっとりしてるのがヤだよね。
汗も乾くような夏になれ! 口には出さないけど。
言ったらどうなるんだろう。ちょっと怖いよね。
透明なカップの中の氷がドンドン溶けていく。
手のひらの熱が吸われて、混じって、溶けあって。
視界の端に少しだけ映った透明なストローがラテカラーに変わっていく。
――ちょっとぬるくなっちゃった。
ズゴゴゴー。
ストローが吸い上げる物が無くなった所で、アイスカフェラテおしまい。
ぬるくなったし、ただのカフェラテかな。
音鳴らしちゃうのはしたないからちょっと残すくらいで捨てなさいって言われたっけ……
まぁ、いっか。
それを咎めるような人に見られている訳じゃないし。
へい、監視担当さん見てる見てるー!って言いたくもなる。
……本当に言ったら一週間くらい塩対応受けそうだからやめとこう。
メッセージアプリに自分のメッセだけ並ぶのって超つらいよね。
「んっ、んー……」
カップをテーブルに置いて伸びをして。腕時計をチラ見したら良い時間だった。
夕暮れの街並みでの撮影。
加工技術でどうとでもなるようになっても、自然な色味を撮りたいって人もいる。
実際、そうして仕上がる写真が私は好き。
「さー、がんばろー」
カップをゴミ箱に投げ入れて。
気合不十分、暑さにちょっととろけながら現場に向かってふらふらり。
木陰でメイクさんに仕上げてもらうまでは、私だってただの学生だ。
監視対象で、ちょっと色々問題があるだけの、ただの学生だ。
さぁ、今日も頑張ろっと。
ご案内:「学生通り」から真詠 響歌さんが去りました。