2022/11/01 のログ
ご案内:「学生通り」に崛葺茉璃さんが現れました。
■崛葺茉璃 >
「はろぉいん……?」
曖昧な少女は曖昧に首を傾げる。
その視線の先には、何も存在しない。
虚空に向かって娘は、曖昧な言葉を空虚に続ける。
「はぁ……ふむ……先祖の御霊を……? なるほど……盆のようなものじゃな/でありましょうか。
仮装? 装いを? なぜ、そのようなことを致す?/なさるのです?」
空虚な言葉は曖昧に、奇妙に多重に響く。
「不思議なもの、じゃの/ですね。
けれど、得心いった/わかりました。
だから、霊がこのように多いのじゃな/たくさんおられるのですね」
■崛葺茉璃 >
「はて……それでは、浄化をする必要は……
うん? 祖霊ではないじゃと?/ないですって?」
相変わらず、周りに人が居ても気にすることもなく虚空に向けて話を続ける。
曖昧な言葉が奇妙に響く
「……これは、困ったのう/困りました。
街なかに、霊が犇めくのもよくないかと思うのじゃが/よくないと思うのですが」
曖昧な女は曖昧に首を傾げる
「しばらく、様子を見ようかのう/見ましょうか」
ぽふ、と小さく手を打って女は近くの椅子に座る