2022/11/01 のログ
ご案内:「学生通り」に崛葺茉璃さんが現れました。
崛葺茉璃 >  
「はろぉいん……?」

曖昧な少女は曖昧に首を傾げる。
その視線の先には、何も存在しない。
虚空に向かって娘は、曖昧な言葉を空虚に続ける。


「はぁ……ふむ……先祖の御霊を……? なるほど……盆のようなものじゃな/でありましょうか。
 仮装? 装いを? なぜ、そのようなことを致す?/なさるのです?」


空虚な言葉は曖昧に、奇妙に多重に響く。


「不思議なもの、じゃの/ですね。
 けれど、得心いった/わかりました。
 だから、霊がこのように多いのじゃな/たくさんおられるのですね」

崛葺茉璃 >  
「はて……それでは、浄化をする必要は……
 うん? 祖霊ではないじゃと?/ないですって?」

相変わらず、周りに人が居ても気にすることもなく虚空に向けて話を続ける。
曖昧な言葉が奇妙に響く


「……これは、困ったのう/困りました。
 街なかに、霊が犇めくのもよくないかと思うのじゃが/よくないと思うのですが」

曖昧な女は曖昧に首を傾げる


「しばらく、様子を見ようかのう/見ましょうか」


ぽふ、と小さく手を打って女は近くの椅子に座る