2022/11/02 のログ
ご案内:「学生通り」に追影切人さんが現れました。
■追影切人 > くあぁ、と欠伸をかみ殺しながら学生通りを歩く一人の男。
警備部の制服に加え、左目を覆う黒い眼帯と、左腕の肘先まで覆う黒い革手袋。
更に、目付きの悪さなども相俟って、警備部の一員というよりチンピラみたいな空気である。
「あ~~警備っつぅのは本当に退屈で面倒だな……あン?」
ふと、”覚えのある”気配に気付いて隻眼を胡乱げにそちらへと向ければ。
うげっ!?と、いった表情を一瞬だけ浮かべる。何であのアマがここに…!?
個人的にちょっとだけ苦手な部類の女が椅子に座って佇んでいる。
丁度、男が通り掛かればばっちりお互いの姿を確認できるポジションだ…見て見ぬフリをするか、回れ右をするか。
(…なんか逃げるみたいでムカつくし、普通に歩けばいいか…。)
と、思い直して堂々と彼女の前を通り掛かるとする。
■崛葺茉璃 >
「はぁ? ……とりっく、おあ、とりぃと……?」
またも、虚空に向かって女は語りかける。
其処に誰かがいるように
「まぁ、まぁ……人に、その呪を唱えると……そうなのじゃな/そうなのですね。
おや? まあ、なんと。妾/私の知り合いが?」
あらぬ方の虚空を見つめ一人語らいをしていた女が、急に視線を動かす。
その視線の先には、何食わぬ顔で通り過ぎようとする男の姿。
「あら、あら、あら、あら……御前様は/貴方様は……キレヒト殿じゃろう?/キレヒト様ではないですか?
ごきげんよう」
にこにこと、親しげに女は語りかけた
■追影切人 > ちなみに、傍から見れば虚空を眺めてぶつぶつ呟いているやべー女だが、実際やばい。
性格は…まぁ、自分が知ってる監視対象の中ではマシだ。これは間違いない。
が、問題は何と言うかそこではなく――…
そして、何食わぬ顔で通り過ぎようとした矢先、視線がこちらへと向けられた。
お前、ちょっとタイミング良過ぎるだろう、”お話”しとけよ…!!と、思いつつ。
「…おぅ、久々だな崛葺……って、だ・か・ら!!切人だっつーの!!キ・リ・ヒ・ト!!これで訂正すんの何十回目になるんだよオイ!!」
思わず突っ込みを入れてしまってから、我に返りあーくっそ、と悪態を零しながら溜息。
毎度毎度、必ずこの女は人の名前を絶妙に言い間違えるし、しかも何度言っても覚えない。
白髪赤目――”それ以外”は、観測する者によって、年齢や体型、喋り方まで一致しない不安定さ。
男の目には、自分と同年齢か少し上くらいのおっとりした喋り方に違わぬほんわか美女に見えている。
(…いや、前に遭遇した時は確か巨乳のロリババァだったような…まぁいいか)
ともあれ、声を掛けられたなら仕方ない。足早に立ち去るのではなく、足を止めて向き合う辺り意外と律儀だ。
■崛葺茉璃 >
「あら、まあ……そうじゃったかな?/そうでしたか?
それはすまなかったのう、ゴリヒト殿/申し訳ありません、ゴリヒト様。」
丁重なお辞儀をする女。ただし、まるで反省をしていないかのように名前は正しく間違っていた。
謝意は確実で、真摯に謝っているように見えるのに、だ。
「雑霊たちが教えてくれてのう/教えて下さいまして。
危うく、見落とすところじゃった/見落とすところでした。
キロヒト殿は何用じゃ?/キロヒト様はどんな御用で?」
曖昧な女は曖昧に首を傾げ、男に問いかける。
その仕草は少女のようであり、妙齢の女のようであり。
「妾/私は、霊が溜まっておるので様子見じゃ/様子見をしに。
ああ、そういえば、とりっく、おあ、とりぃと、というのを知っておるかの?/ご存知ですか?
つい先程聞いた呪なのじゃが/呪いなのですが。
この時節、みなが口にするということじゃが/口になさっているのですが。」
キョロキョロと周りを見回す仕草をする。
周りには確かに、ハロウィンの仮装をした人間がチラホラと見える。
そして、確かにその言葉を口にしているものもいるにはいた。
■追影切人 > 「…お前、わざと間違えてんじゃねーのか?ゴリとか掠ってもいねぇよ!!」
思わず半眼で女を見遣るが、困った事にこの女に悪気は一切無いのだ、つまり天然。
それが過去の遭遇などで分かっているので、男も突っ込みはすれど強くは怒れない。
丁寧なお辞儀にやや毒気を抜かれつつも、ふかーい溜息を一つ零して気を取り直す。
「雑霊…あぁ、まぁそういう類かと思ったがよ。虚空眺めてブツブツ呟いてるやべー女はお前くらいだし。」
自分には霊の類は見えないし聞こえないし話せないので、彼女の見る景色は理解出来ない。
だが、そこに”居る”のは何となくだが分かるようで、ちらり、とあらぬ虚空を一瞥して。
(いや、またピンポイントで間違えてんじゃねーよ!!微妙に惜しいのが腹立つわ!!)
と、口には出さずに突っ込みはしつつも、一先ず話が進まないのでそれは置いておく。
…と、いうより名前の訂正をしてもおそらくまた無駄に終わるので疲れるだけだ。
曖昧そのもの、といった”見え方”の女が首を傾げれば、肩を竦めつつ。
「…そういや、お前は俺等の中じゃ行動制限は緩い方だったっけか。
…あ?ああ、トリック・オア・トリートだろ?今やってる…もう終わってるようなもんか。
ハロウィンって祭のアレだよ。お約束みてーなもん。説明めんどいからこれ見ろこれ。」
と、己の携帯を取り出せば、手早く検索してハロウィンのあれこれが記載されたページの画面を彼女に見やすい様に向けて。
(つーか、俺も詳しい訳じゃねーから、説明求められても解説できるほどじゃねーしな。)
こいつもこいつで馬鹿だから仕方ないのである。
■崛葺茉璃 >
「はぁ……どうにも、人の名前は苦手なのでのう/苦手でして。
覚えているつもりなのじゃがな/覚えているつもりなのですが」
わざとではない、と正直に告白する。
なんらかの性質、もしくは性能、なのだ、と。
実際、悪気なく常に間違えるのはどこか異常ではあった
「そうじゃなあ/そうですね。
霊のみなを見れぬ輩が多いからのう/見れない方は多いですから。
みな、さぞやつまらぬことじゃろうな/つまらないことでしょうね。
そう軽々に見せてやれぬのが残念じゃな/見せて差し上げられないのが残念です。
ああ……きろひと殿/キロヒト様。霊、見てみるかの?/ご覧になります?」、
どこかピンボケした発言を真顔と本気の顔でごく真面目に口にする。
どこか、抜け落ちているものがあるように
「はい、はい。お陰様でのう/お陰様で。
監視されておるが、自由はあるな/監視はしていただいていますが自由を頂いております。」
のんびりと監視などさして問題のないように語る。
仮に自由がなかったとしても同じことをいいそうである
「はぁ、はい……はろうぃん、のお祭り、と。
ほお、これは……けいたいたんまつ、というものじゃの?/というものですね。
まだ使い方が覚えらぬでな/まだ使い方を覚えられなくて苦労しているですが……
さすがはキロヒト殿」/キロヒト様。これだけの機械を使いこなされるとは」
感心したように端末を覗き込み……
「さすがお祭り。様々な儀式があるのじゃな/儀式があるのですね。」
妙に感心したようにうんうんと女はうなずいていた
■追影切人 > 「あーー…まぁ、そうだろうよ。つーか、初対面の時に分かってるつもりだったわ。」
初対面の時は、ちょっと何とも言えないくらいに酷い間違い方をされた。
まぁ、それは思い出したくも無いので割愛するとして。
実際の所、彼女に悪気が無いのも分かっているし、呆れてはいるが怒っては居ない。
時々、酷い言い間違いにイラッとするのは否めないが、これがこの女の個性というものだと思う事にしている。
「つーか、俺等の中だと霊の類とか普通に見えたり対処が出来るのはお前と【化外殺し】辺りだろ。
アイツはまた方向性が違うけどな…まぁ、それを考えたら霊的関連はお前が適任だろうな。」
少なくとも、【リスト】の監視対象連中では彼女が一番そっちに精通しているのは間違いない。
あと、俺は別に見たい訳じゃねーんだけど、と思いつつも彼女の申し出に少し考える間。
「んじゃ、軽くで頼むわ。軽くな?…軽くだぞ?」
一応、念押しをしておく。あまり『深く』見せられると地味にしんどそうだし。
何処か抜け落ちたもの、欠けたものが多々ありそうな女を眺めつつそう口にして。
「俺も機械に強い訳じゃねーぞ。強いのはアレだ、【電子殲戦】の引き篭もりとかだろ。
俺も活用してるとは言い難いし、使いこなせるといっても最低限のもんなんだわ。」
肩を竦めてみせつつも、彼女がある程度把握したなら携帯を引っ込めてポケットに捻じ込む。
「…つぅか、お前は相変わらず危なっかしいからもうちょっとシャキっとしとけや。」
と、ぶっきらぼうに言うが一応、男なりに気遣い?はしているようで。
■崛葺茉璃 >
「ああ、『化外殺し』殿/『化外殺し』様。
いずれ、霊について語り合いたいところじゃのう/語り合いたいですね。
ああ、楽しそうじゃなあ/楽しそうですねえ」
のんびりと交流を楽しみにするようなことを口にする。
実際にその場になれば、どんな有様になるかしれたことではないが……
「軽く? はあ……軽くじゃな?/軽くですね?
できるかのう?/できますかねえ」
不穏なことをのんびりといいつつ、女は曖昧な腕を伸ばす。
大人のような子供のようなその手は、男に近づいて止まる
「かしこみ かしこみ
おそれおおくは とこよの しまの
かしこき たけき かみよの だいけんのう
さまようものの こえを すがたを おみせいただきとう」
何事かを流暢に唱えると、男の視界が一瞬歪む
歪み、曲がり、引き伸ばされ……また、戻る
戻った瞬間に、周りが異様な光景になる
「本当、機械というものは難しいのう/難しいですねえ。
電子殲線殿/電子殲線様は、とても、とても尊敬に値するのじゃ/尊敬します。」
女は自分の携帯を取り出して男と同じようにいじろうとするが……
そもそも、使いこなす以前に、道具の仕様すら理解していなさそうな手付きであった
「あぶなっかしい……まあ、まあ……それはそれは……
ご心配、痛み入るのう/感謝いたします。
ええ、ええ。監視のみなにも言われるのう/監視の皆様にも言われます」
■追影切人 > (いや、お前とアイツが同じ場に居たら洒落になんねーんだわ。むしろそうなったら止められるの俺か廬山の奴しかいねぇっての!!)
ただでさえ、彼女一人でも”厄介な事になる”可能性が低くはないというのに。
正直、やってはいけない監視対象の組み合わせでも上位なのは間違い無いだろう。
「…心持ちだよ心持ち。無理でもいいから出来るだけ手加減しろっつぅ話。」
加減が無理でも、気持ち抑え目にしてほしい、という奴だ。
そもそも、霊とのあれこれなんてこっちはど素人だ。
認識が難しいと”斬りにくい”というのもあるのだが。
彼女の手がこちらへと伸ばされる。大人とも子供とも取れる、輪郭が曖昧で不明瞭。それがこちらに近付いて止まる。
祝詞?のようなものを聞きながら、勿論男に意味はちんぷんかんぷんであるが。
意外と大人しくそのまま佇んでいれば、男の視界…隻眼なので半分だけだが、それが歪んだ。
(…慣れねぇからか気持ち悪ぃな…まぁ、そこまででもないか。)
ともあれ、歪み、曲がり、引き戻された光景は…何とも形容し難いものだった。
「…お前は簡単に誰でも尊敬してそうだよな…しっかし、また訳判らん光景だなこれ。」
周囲を見渡して眉を潜めつつも、男の【斬る】意思を恐れてか、彼の周囲を周りの霊は露骨に避けていた。
自らの携帯を弄ろうとする女に対して、「止めとけ壊すのがオチだ」と地味に容赦ない一言。
「…”色んな意味で”危なっかしいんだから、そりゃ周りも言うだろうよ…ったく。」
溜息を零す。俺の周囲はこういう女ばっかりなんだろうか、と思いつつ別に嫌じゃないのが自分でも何とも言えない。
■崛葺茉璃 >
「まあ、まあ、まあ。
そんなそんな……皆様、尊敬できる方ばかりですから。」
男の推測通り……本当に簡単に誰でも尊敬するのではないか
そう思わせるような言葉を返す
「あら、あら、あら。みな/皆様、人見知りで。
はじめまして、のキリョヒト殿/キリョヒト様のお相手するのは怖いのかの/難しいのかしら。
こんなよいお方なのじゃがな/こんな素敵な方なのに。
ほら、来やれ/おいでなさいな。キリョヒト殿/キリョヒト様も話してみたいじゃろ?/話してみたいでしょう?」
露骨に避けていく霊には、こののんびりした女も気づいたのか。
しかし、どこか的はずれなことを口にして一人残念がった。
その上で、だいぶ余計なお世話を始める
「はあ、やはりじゃろうか……/やっぱりでしょうか……
やはり、この……すまーほ、というのは難しいものじゃのう/わかりませんねえ。
壊さず使えるキリョヒト殿/キリョヒト様はやはり、すごいのう/すごいですねえ」
壊す、といわれて素直に信じたのか。
そそくさとしまいながら、真顔で男を持ち上げる。
嫌味でもなんでもなく、本気なのが伝わるあたり、やはりどこか抜けているというか……
「もう少し、しっかりとできればよいのじゃが/よいのですが。
なにか、コツとかあるのじゃろうか?/あるのでしょうか?
どうぞ、ご教授いただけぬか/ご教授ください。」
ぺこりと頭を下げる
■追影切人 > 「…お前、本当にマイペースっつぅか人を疑う事を殆どしねぇっつぅか…。」
だが、これでも第二級監視対象の一角で、【危険】なのは変わり無いのだけども。
存在そのものが”曖昧”じみた女は、或る意味でリストの連中の中でも異彩ではあろう。
本当に、どいつもこいつも一癖も二癖もあって困った連中だ…俺も含めて、だが。
「…あぁ?俺に寄って来られても『斬る』だけだから、むしろお前が手綱を締めとけよこいつらの。」
何とも非情な言い方だが、実際に男に寄られても下手すれば霊であってもバラバラになるだろう。
勿論、霊的方面に精通した彼女ならこういう雑霊の扱いは慣れたものだから、そっちに任せるとする。
「…いや、別に凄くねぇんだが?お前が機械音痴ってだけじゃねーのか?」
真顔でこちらを”持ち上げて”くる”同類”を眺めて溜息交じりに口にする。
こいつがまともに携帯電話を使いこなす時が来るのだろうか?と、心配する義理も無いがそう思う。
タチが悪いのが、この女は本気で口にしていて裏表が一切無いという事だ。天然か。
「…あのなぁ、聞く人間間違ってねーかぁ?そういうのは、もっと社交的な【死線】とか…アイツは今は牢屋ぶちこまれてたっけか。
まぁ、アレだ。もっと”まともな奴”に聞いた方がいいだろうがよ。」
やれやれ、と口にするが頭を下げられて頼まれると嫌、とも言い難い。難儀な女め。
これだからこの女は”苦手”なのだ。時分の”人間の心”を否応無く自覚しそうになるから。
「……まぁ、暇潰しにはなるか。お前、この後の予定は?無いなら少しは無駄話に付き合えよ。」
と、遠慮なくどかっと彼女の隣に腰を乱暴に下ろしつつ。周囲の霊たちはざっ!とそこから退くが気にしない。
■崛葺茉璃 >
「あら、あら……あらあら、あらら……
ササヌケ殿/ササヌケ様、牢屋に……?
なんて恐ろしい……」
なんてこと、と言わんばかりに恐れおののく女。
今日一番の衝撃である
「今度、面会に……ああ、なんて恐ろしい……
そうだ、ササヌケ殿/ササヌケ様の好物とか知らぬか?/ご存知ですか?」
すっかりなんだかその気になってしまっている。
どこか何か盛大な勘違いでもありそうである
「この後……いいえいいえ。
本日は、散歩に赴きました。
そうしたところ、霊たちの溜まり場を見つけ、呼びかけを……」
と、周りを見回せば霊はすっかり退避してしまい周りから居なくなっている
「しておったのじゃが/していたのですが。
なんだか、本日は解散してしまったようじゃ/解散なさいましたね」
原因は横にどっかり座った男なのだが、全く気づいた様子もなく
「お付き合い。はい、付き合おうぞ/お付き合いいたしましょう」
傍から聞けばナニカ勘違いしそうな発言を平気で繰り出した
■追影切人 > (ささぬけ…アイツが聞いたら普通にツッコミ入れそうだな…。)
と、ぼんやり思いつつ自分の事ではないので、結局はまぁいいか、と思う事にした。
やたらと衝撃を受けているが、彼女はアイツともう一人の監視対象がやらかしたアレコレは知らないようだ。
「いや、面会出来んのか?特殊懲罰房…俺たち監視対象がやらかした際にぶちこまれる独房に入ってるぽいが。
好物とかは知らねぇっつぅか、そこまでアイツと親しい訳でもねーし興味もねぇんだわ。」
本当に、この女は――…と、思いながら溜息。天然でお人好しでマイペース。
或る意味で精神的に最強なのはコイツではなかろうか?と、改めて思う。
あと、何か色々と総合的に勘違いしている気もしたが、そこまで伝える義理は無いので放置しておく事にした。
後日、本当に面会を申し込みに行きかねない女ではあるのだが、それはそれ。
「――そりゃ、俺が居たら連中は逃げるだろ。俺は『斬る』ものであって、ああいう連中も避けたがる。」
淡々と口にする。肉体があろうが無かろうが、等しく全て斬り捨てるのが男の在り方だ。
そこに迷いも無ければブレも無い。今、こうして彼女と穏やかに話しているのも、或る意味で表面上のものだ。
(―自分の本質なんざ今更自覚するまでもねぇが。この女の本質は何だろうな?)
曖昧で、ふわふわしていて、危なっかしくて、見た目すら一定していない。
それであって、彼女を知る者は例えどんなに曖昧でも『崛葺茉璃』と認識出来る。
「――何か誤解されそうな言い方だが、まぁいいや…ったく。」
彼女の隣で、この日何度目かの溜息を零す。本当にこの女は苦手だ。苦手だが…。
(無碍に出来ねぇのは俺のくだらない甘さってやつなんかね。)
そう、内心で皮肉げに呟きながら、暫しは他愛も無い雑談でも興じるとしよう。
ちなみに、
「……まぁ、お前みたいなのが一人は必要なのかもしれねぇな。」
と、会話の合間にそんな言葉を漏らして苦笑を浮かべていたとか何とか。
■崛葺茉璃 >
「まあ、まあまあまあまあ……独房。
それはよくないのう/よくないですね。
あれは寂しくて寒いでな/さみしく冷たいですから。
温かいものでももっていこうかの/温かいものでも持っていきましょうか」
男の言葉に、一人盛り上がってなんだか謎の決意を固めていく。
「それと、いけませんいけません。
人は人と繋がってこそ、人なのじゃ/人なのです。
どうぞ、人に興味を……」
そんな風に説教風なことを言い出すが……
「とはいえ、今はお話なので……
ぜひぜひ、お相手お願いしよう/お相手お願いします。
こちらでよいのか?/こちらでよいのですか?
お部屋にでもうかがおうか?/うかがいますか?」
そも、自由度が高いとは言ってもそれは許されるのだろうか?
なんだか許されてしまいそうな空気もするが、流石に無理だろう、友思える。
いずれにしても、実に楽しそうに話に興じようとするだろう。
■追影切人 > 「いや、流石に部屋駄目だろ。女を連れ込んだとか知られたら廬山の奴とかに弄られるだろうが。」
あと、監視対象同士でその手のあれこれはマズいだろ!!と、真っ当な突っ込みはした。
ともあれ、暫し監視対象同士で、他愛も無い雑談をしていたのかもしれない。
ご案内:「学生通り」から追影切人さんが去りました。
■崛葺茉璃 >
話に興じることになったが
「……?」
ツッコミを受けて
女は曖昧な表情で 曖昧な様子で 曖昧に首を傾げていてそうだ
ご案内:「学生通り」から崛葺茉璃さんが去りました。