2019/04/30 のログ
ご案内:「商店街」に佐藤重斗さんが現れました。
佐藤重斗 > 太陽が沈み始めている夕方。傍目から見てもウキウキしている男がいた。

「今日は古本屋にでも行ってお宝を探すかな」

そうこの男、重斗である。
実は教師から明日豆テストを実施する旨の発言があったのだが、授業で寝ていたためそんなことは知らずにいる。このままでは泣きを見ることが確定であった。

「…にしても同じ授業の奴らを見かけないな。いつもはちらほらいるんだが…」

普通は、ここでおかしいと気付くべきである。しかしながらこの男、そんなこともあるかと思い直し、ルンルン気分で古本屋に入っていった。

佐藤重斗 > 「まさかこいつが売ってるなんてなぁ」

古本屋からの帰り道、重斗は特装版のラノベを持ってホクホク顔で帰っていた。

「今日は神様に感謝して早く寝るかね…」

満面の笑みで帰る一般人はまだ知らない。次の日の豆テストの時間、神様なんて嫌いだと叫ぶことを…。

ご案内:「商店街」から佐藤重斗さんが去りました。