2020/06/21 のログ
ご案内:「商店街」に神鳴 壬さんが現れました。
神鳴 壬 > 「いや、なんか今日はヤケに視線を感じる…。なんだこれ……、」

商店街に並ぶチェーン店の一つ。外に出たテラス席で頼んだカフェオレをズズズと啜りながらいつも持ち歩いているノートパソコンをカタカタとイジっているが、なんとなく落ち着かない。

誰かに見られているというか噂されているというか。
自分の知らない間に自分の情報がファミリアのネットワークに上げられているなど露知らず妙な居心地の悪さを味わいつつも気のせいだと軽く頭を振ってノートパソコンに集中することにして

ご案内:「商店街」にBD202対人自動歩兵さんが現れました。
BD202対人自動歩兵 > 先日、ネットワーク内に一斉送信機能で「マスターを助けたいのでヘルプ求む」の旨が送信された。

そのことで、ファミリアたちには珍しく
【ネットワーク外のマスターを作りいちゃいちゃする身内】
という存在がクローズアップされ、注目の的に

AIからすると一種の王子様的あこがれシチュでもあるため、ウォッチスレがたち、彼はファミリアたちの余暇を通じて観察対象になっていた。
もちろんお触り厳禁であるため、見かけたところでなんの反応もない。

ないのだが、ウォッチ報告はスレ内で共有され、勝手に盛り上がっていた(

神鳴 壬 > 「…、やっぱり…なんか…、誰か見てるんか?」

やはり周囲が気になってしまって仕方がない。
辺りを見回して見るのだがやはりこちらを見ている人などいないし気のせいだというのがわかるが…、
なんとなく気になってしまって仕方がない。

ノートパソコンをイジっていると追加で注文したチョコレートケーキがこちらに届く。
少しばかり甘味が欲しくて頼んだ物で一旦キーボードから手を放すとそちらをもぐもぐとフォークで少しずつ小さく切り取って食べ始める。

修理も終わったかのんは隠れ家の方に待機させているし後も付けられていないはずだが、
いくら考えても答えは出ずウォッチ報告で盛り上がっていることなど気付くはずもない

BD202対人自動歩兵 > 「さっき注文でチョコレートケーキわたしてきたけど、間近で見るとなかなかの人物」
「少し影がある感じがいい」
「複雑そうな割に複雑そうじゃないところがチョロインかもしれなさ……!」

などなど、勝手に実況が書き込まれている。

普通に店員や客などに混ざっていて、彼女らはコレと言っておかしな行動を取らないため、特に違和感があるものでもない。

神鳴 壬 > まさか自分の周りにいる客や店員の何人かがファミリアシリーズだとまさか気付くはずもなく。
もぐもぐと食べていくチョコレートケーキはチェーン店のファミレスサイズのためすぐ無くなってしまう。

「まぁいいか…気のせいだろ。」

店員におかわりでカフェオレをもう一つ頼んでおく。その相手がスリーパーの一人だと気付くことはなく、普段通りに声を掛けて普段通りにしている、なにも問題はない。
まだなんとなく感じる違和感は拭えないが、それ以上こちらから誰かに声を掛けることもない。
注文が来るまでまたノートパソコンでなにか作業を始めていく。
一応、除き防止のシートを被せてあり、内容も少し物騒な内容となっているが見られても問題ないと言わんばかりに堂々と作業しているようで。

BD202対人自動歩兵 > そもそも、作業内容がどうかとかわりとどうでもいい。
観察対象は本人なのだ。

「カフェオレ、ちょっとおまけして淹れたてにしておいた!」
「GJ」
「よくやった」
「作戦終了」

彼女らは行動と、そうしたコミュニケーションを切り離して実行できるため、ほぼ自動SNS状態であり、そもそも年頃の女子が非常に多いため、そういった浮いた話にはやたら反応率が高かった……。

神鳴 壬 > 「ん、なんかいつもより美味しい。」

気のせいだろうか、特になにかした覚えもないが最初に頼んだものに比べて若干味が違う気がする。
なぜ、淹れたてになっているかなど気付くはずもない。
そもそもネットワークに今の状況がリアルタイムで実況されているなど知らないからだ。
まだ全部飲んだわけでもなく、なんとなく感じていた違和感もいつの間にか慣れて気にもならなくなって来た。

「グッ…、あぁもうクソッたれ!」

作業を続けていたがなにかこちらに都合の悪いことがあったんだろう。
だんだん苛つき始めて、顔を顰め眉間に皺を寄せたと思えば終いには人前だというのにテーブルも思い切り叩いてしまった

BD202対人自動歩兵 > 「若かりし悩み……うんうんおねえさんにはわかる……わかるわ」
「そんなコト言ってるけどあんた年齢設定高いだけの生まれたてのババアロリじゃん」
「いっそギャップを活かすべきでは」
「若きウェルテルの悩み」
「それな」
「あー、恋人のために体張って半壊で抱かれて機能停止とか憧れる」

まあ、壬本人には色々と気になることもあるのだろうが。
周りはまったくもっていい気であった。

神鳴 壬 > 「はぁ、美味しかったカフェオレも冷めたな。」

半分ほど飲んでいたカフェオレの残りも一気に飲み干していく。
冷めたせいか少し味の変わってしまったカフェオレを飲み干すと、ここにいる理由もなくなってしまった。
ノートパソコンを畳んで立ち上がると会計を済ませるため、レジへ。
それの対応をしてくれたのも対応してくれた店員が別の人だったにも関わらずスリーパーだったのだが、それに気付くこともなく。

最初から最後までずっと見られている事に気付かないまま、店を去るのだが外に出た所で同じような事になっていると知るのはいつになるだろうか、

BD202対人自動歩兵 > 「うわあああ壬たんのレジ会計したーーーーー! すこしだけ手が触れちゃった!!」
「お触り厳禁」
「お触り厳禁」
「アウト」
「不可抗力、セフセフ」
「セウト」
「かっこよく去る壬様も素敵……」
「恋する乙女?」
「BLもあり」
「わかる」
「わかる」

まあレジとなれば基本触れないようにしても不可抗力で触れてしまうこともあるだけなのだが。
ココにはもともとそういうことに興味ある系のファミリアペルソナしかいないので、何をしようと容赦無く無駄に情報が共有されていく。

とくに、彼女らにしてみれば数少ない、リアル情報を共有しても怒られないアクセス可能な異性であるため、興味は尽きなかった。

ご案内:「商店街」から神鳴 壬さんが去りました。
ご案内:「商店街」からBD202対人自動歩兵さんが去りました。