2020/06/28 のログ
ご案内:「商店街」に葉山翔一さんが現れました。
葉山翔一 > 休みの日の昼間は人の数が兎も角多い商店街。
様々な店の並ぶ通りの一角の店がない場所に腰を下ろし『格安露店』の札を立てての露天。
商売の許可は取ってはいないが学生の露店という事もあり周囲からは生暖かい視線。

「毎度あり、またよろしくな」

そんな露店ではあるが同じ学生、特に顔見知りの客が多く。
今もアクセサリーと粉を売っては代金を受け取り笑顔で見送り。

「休みはやっぱ順調でいいな」

朝からこの場に陣取りそれなりに稼げてる今日はいい日と次の客を待って。

葉山翔一 > その後はしばらくは順調に商売を重ねていたが周囲の空気が変わった感じがし。
視線を周囲に向ければ風紀の腕章をつけた人物が数人目につき。

これは不味いと腰を上げ、急ぎその場を後にし…。
逃げた事に気が付いた風紀委員との追いかけっこに逃げ出して。

ご案内:「商店街」から葉山翔一さんが去りました。
ご案内:「商店街」に白亜 愛さんが現れました。
白亜 愛 > 「へへへ。へへ、へへへへぇ」

図書館から出て、商店街へ来た。
文房具とか、食べ物も校舎の購買よりいいものがあると聞いて。
友達と遊ぶときの下見に。

「……ぶるっ、へ」

なぜだろう。校舎の中ほどではないが、体の震えが止まらない。
そして何よりも。

「四月なのにクソ暑い……ひひっ。どうなってるの」

制服で来たのが間違いだった。あと、地図が欲しい。

白亜 愛 > 「えぇっと、まずは嵩張らない、ものをだな……」

文房具店を。自前で揃えたいというのもある。
でも、文房具を貸してくれたあまねちゃんへお返しを買いたい、というのが目的で歩く。

「多分、こっちかな……なんとなく、そんな気が、あっつい」

他の人にぶつからないよう、広い場所で周りと距離を取りながら、知らないはずの文房具店に真っ直ぐ進む。

暑さでふらつきながら。

白亜 愛 > 難なく文房具店に辿り着いた。
あとは自分のセンスに任せて選ぶだけ。
ついでにノートとかも見て行こう。

「どーれーにー……うーん。これはなんか買った気がする。こっちも。
でも見覚えが無いしなぁ……?」

うんうん唸りながら、プレゼント用はこれだというものを購入。
自分のものは、持ってないけど持ってる違和感が激しくて、これなら持ってない、という無骨なものを購入。

「ぁぁぁありがとうございましたー」

情けない声を出しながら、次はごはん、おやつだとこそこそ歩く。

ご案内:「商店街」に瑞杜 衛士さんが現れました。
白亜 愛 > 「ごはん……たまにはレストランでお蕎麦……?
おやつはアイスかドーナツか……ふんふん」

何にしようかな、と考えながら、挙動不審に歩く。
数ヶ所、嫌な予感のあった店を避けてふらふらと。

その歩き方は危なっかしく。

瑞杜 衛士 > 「おおおおおおおおお、どいてくれどいてくれぇえええええええ!!!!!!」

突如商店街の坂道の上の方から突然の叫び声がッ!!!
後ろを見ると猛スピードで自転車がそちらに突撃するように接近してきている…!!
そのまま気づかなければ、自転車が突撃してしまう…ッ!!

白亜 愛 > 「パスタ……ピザ……んぁ?」

坂の上から叫び声が聞こえた。
とても速い自転車だ。
速いなぁ。

「は?」

まっすぐこっちに来てた!!
えっ、速い、逃げなきゃ。逃げれば……逃げたらどうなる?
一瞬混ざり込んだ思考が、足を動かす邪魔をした。
結果。

「はっ……え、ぶ、ブレーキのことくらい考えろオ゛、ぇっ!!?」

横っ腹に直撃し、特撮ヒーローのごとくゴロゴロと転がった。
坂で転がって、勢いは削がれたのか軽傷で済んだっぽい。

瑞杜 衛士 > 「ぬごォ…!!!」

吹っ飛ぶ少女
衝撃で宙に浮く自転車
同じく空を舞う男

空中に舞い上げられた男と自転車が、少女の横のゴミ袋の山へとシュートされる……

ズボッ ズボッ

「………………





 ……ぶはぁッ!!!し、死ぬかと思った…!!
 ハッ、そうだよ! おい、ダイジョーブかアンタ!?」

ずぼっとゴミ山から頭を抜いた男の方は、ゴミがクッションになったおかげで無事だった様子。
慌てて(吹っ飛ばした)少女の方へと駆け寄る…!!

白亜 愛 > 「お゛ぉ……ごはん食べたら腹下しそう。
……なんで、止まったのかな、私」

直撃した箇所を擦り、跡がついてないよね?と服をめくったり。
一通り無事を確認できた。これなら明日には治りそう。

自分が動かなかったせいで事故った男の人が心配してくれたので、

「え゛ぇと、大、丈夫ですよ。へへへぇ゛。
避けられなくて、ごめんなさぃ゛」

自分も悪いので頭を下げた。無事を見せるために立ち上がる。

瑞杜 衛士 > 「いやいやいや、ぶつかった方がわりいだろ!
 どっか痛いトコねえか!?とりあえず見せてくれよ!!
 ほんとわりーな…!!」

そういって駆け寄って、同じく放り出されていたカバンの中から応急手当に使える道具をバサバサと出して女の子の傷を見る。
随分準備がいい。何時も持っているのだろうか?

白亜 愛 > 「いゃぁのっ、だっであれっ一歩動けたら避けられましだしっ!?
ちか、こわ、見せっ!?み、見せるから!見せるから゛っ!?」

押しが、押しが強い。とても大混乱。
こういうときは、相手の言うことを聞いて満足させれば帰っていくはず。
『動物園の猛獣』って本に書いてあった。

大急ぎで、制服をがばっと捲り脇腹を見せる。
魔術でもう治ってるけど。

瑞杜 衛士 > 「っとすまねえ! ただ怪我させといて放っといたら男として申し訳が立たねえからな…!

 …っと、ん…?キズがねえ…?」

きょろ、キョロ。
頭、足、手、腹。
痛いとこねえかとちょっと押したりしながら傷を確認する。
一応意識の確認も兼ねてピースサインを出して何本かも確認する。
慣れた応急処置の動き。手当自体は殆どしていないが。

「っはー!! よかったぁー…!ケガは大した事ねえみたいだな…!

 だが、すまん!!
 この辺来てまだ日が浅くってよ、役所いって色々手続きしねえといけねえのに迷いに迷って気が付いたら役所締まりそうって時間じゃねえか!
 って自転車飛ばしたら、自転車のブレーキが壊れてやがって全然止まれねえ!!
 市役所もすっとばしちまってそのままこっちの坂まで一直線。あれよあれよとこうなっちまったってぇ訳でな…!」

本当にすまんッ!!と豪快に頭を下げる。
ぶつかった事は本当に悪いと思ってるようだ。

「いやーしっかし、大した事なくてほんっとよかったよかった…!!
 俺ァ瑞杜衛士、最近常世学園に転入してきた1年だ! 年は18だけどな!
 アンタは名前、なんていうんだい?」

白亜 愛 > 「えぇと、ある程度のものはすぐ治るので、ね。へへ。
そちらこそ、大丈夫です?自転車は……買い換えた方が良さげですが」

応急処置みたいなことをやらされた。
とてもスムーズ。
触られたときは怖かったけど。

「えぇ、と、本当に無事なので大丈夫ですよ、へへへ。
わ私は、白亜 愛です。同じく1年ですよ」

最初は怖かったけど、直球な性格なだけで、悪い人ではなさそう?
男の人とまともに話せたのは久々かもしれない。

「……あ、役所はどうするんです?」

瑞杜 衛士 > 「え、マジか?
 見るからに小学生位に見えっけど…
 そういや常世学園じゃ年なんてあんま関係ねえんだっけか。
 マナか…んじゃ、同級生同士、よろしk…じてんしゃ?」

130cm後半程度の背しかない少女はこの男にとってはハムスターくらいのサイズに感じるのだッ!!!!
ニッと快活そうな笑顔を向け、手を差し出し握手を求めようとし…たとき
自転車と言われ、そういえばと自転車の方を見る。


自転車は、タイヤがひしゃげて再起不能になっていた。
南無三。


「あ”あ”-ッ!!!俺の自転車!!!
 くッ…仕方ねえ、アイツは今まで頑張ってくれたからな……
 ん、ああ…
 もう締まっちまったからな……また明日いくしかねえな!」

少ししょんぼりしたが、直ぐに立て直した。
強い男である。

「しっかし、ぶつかる前に随分フラフラしてたように見えたけど、大丈夫か?
 あんな千鳥足みてぇだとオレじゃなくても誰かにぶつかんぞ?」

白亜 愛 > 「ちょ、その、せめて中学生に見ません?中学生ですけど。
小さいは禁句なので、……自転車がぺったんこになったんですね、きっと。
とりあえず、よろしくです」

身長の低さは自覚してるが小学生は刺さった。
きっと報いは自転車が受けてくれたのだろう。
なのでこちらから握手をしようと。

で、フラフラしてた理由を問われれば。

「ごはんかおやつを摂取しようと店を選んでただけで、すね。へへ。
なんかこう、嫌な雰囲気のお店を避けて。
ぶつかるのは……、瑞杜さんだったからよしとしてください」

店を選ぶだけでそんなに注意散漫になっていたとは。反省。
次から気をつけよう。

瑞杜 衛士 > 「えっじゃあ14か15くらいなのか!?見えねえー…」

スゴイ=シツレイ

「ほーん、メシか……
 うっし、じゃあ折角だから奢らせてくれや!
 オレも丁度腹減ってたとこだし、自転車で撥ねた詫びもかねてな!」

白亜 愛 > 「わ゛あ゛」

わあ。
いつか「足元がお留守ですよ」って転ばせたい。

「食事っ、……ですか。奢らさせてあげましょう」

何かが引っかかったが、後回しにして、誘いに乗る。
彼に対する警戒心も下がったけど、なんか株が下がりました。

瑞杜 衛士 > 「おう、じゃんじゃん食ってデカくならねえとな!」

株が下がった事などつゆ知らず
最初よりも大分相手の態度が柔らかくなった事の方が喜ばしいのだろう。

取り合えずブッ壊れた自転車を引っ張り出し、共に商店街の道を歩くだろう……
意外にも歩幅は合わせてくれる。やさしいね。

白亜 愛 > 「へへ、へぃ。大きく、なりま、す」

一人じゃないだけで心強くなる。
先ほどまで入りたくないと思っていた店も今なら入れそうで。

「へへへ。まずは、あそこの店で蕎麦でも。
その次は……」

食事は堪能したが、四月なのに並んで歩くととても暑かった。
いや……暑苦しかった?

ご案内:「商店街」から瑞杜 衛士さんが去りました。
ご案内:「商店街」から白亜 愛さんが去りました。