2020/07/06 のログ
■蒼崎 宙 > スマホの内容を確認し終えれば、いつもの音楽の音を再び鳴らす。
曲になにかこだわりがあるわけではない。動画サイトのBGMを適当にランダムで再生するアプリを使っているだけで、特別なにがファンだとかそういうのはなかった。
二個目のたい焼きを食べ終える。
三個目はもう少しだけ冷めていて、空も随分と橙色から黒色へと移り変わりつつあった。
なんともまあ、時が経つのは早いもので…流石にのんびりしすぎたとベンチから立ち上がる。
「明日も…たい焼きでいいか。」
三個目を口に頬張ると、店じまいを始めた老夫婦に軽く手を振って帰路につくのだった。
ご案内:「商店街」から蒼崎 宙さんが去りました。