2020/07/14 のログ
ご案内:「商店街」にスピネルさんが現れました。
スピネル > 商店街のある書店で本を買い漁っているスピネル。
貰ったばかりの図書カードの残高が凄いことを良いことに多種多様な本を購入する。
日常生活の本、歴史、社会、島の地理などなど。

購入する本はどれもタイトルの頭にとある形容詞が付いている

"チンピラでもわかる~シリーズ"

「これなら奴らでも理解できるだろう。
店主、これらを5冊ずつだ。
送り先はこの住所にな。」

こんなに買うのかと驚く店主に対し、スピネルは図書カードを見せつける。

「これがあればいいのだろう。知っておるぞ。
フハハハハハ!」

店主ははぁ、とでも言いたげな表情でカードを受け取り決済を進める。

<じゃあ、明後日にはご指定のご住所に届きますからね。>

「うむ、任せたぞ!」

スピネルは買い物を終えると、日傘を広げて店の外へ。

スピネル > 「しかし、今日は随分と熱いではないか。」

昨日までは激しく雨も降っていて適度に涼しかったのだが。
今日は忌まわしい太陽の光が降り注ぐ。
日傘で直接陽光に晒されることは防げても、地面から反射する分はどうしても防げない。

「く、やはり昼間に買い物などすべきでは無かった。
やはりあいつらに行かせるべきだったか。
いや、あいつらのことだ。 間違えて違う本を買ってきそうだしな。」

真っ黒の日傘を差しながらブツブツと独り言を口にし、商店街内をフラフラと。
どこかで時間を潰させる店に行くしかない。

さて、どこに行こうか。

スピネル > <こんなとこに居たんすか、スピネル君。>

商店街に居ると目立つタイプのチンピラがスピネルに声を掛ける。
昨日までスラム街に居ました、と言う感じの風貌は人目を集めてしまう。
走ってやって来たのか、息が切れている。

「なんだお主、我を迎えに来たのか?」

<〇〇と××がケンカを始めちゃったんすよ。
止めてくれませんか。>

「はぁ? またか。
仕方ない、飛ぶぞ。」

男を抱えるのは多少嫌なのだが、翼を広げる。
日傘はチンピラに持たせ、空へ。

ご案内:「商店街」からスピネルさんが去りました。