2020/10/07 のログ
ご案内:「商店街」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 女子寮、隔離部屋の痴女と噂される雨見風菜は、商店街に居た。
人通りのある時間帯、そんな状況では彼女は清楚と言って良い振る舞いをしている。
そんなふうなが、噂の痴女であるなどと誰も思いもしないだろう。

「んー、やっぱりポップダディーは良いですね。
 いろいろな味がある……他にこれほどの味を揃えているポップコーン屋は知りません」

そんな風菜は、今はベンチに座りポップコーンを食べている。
袋や容器にはポップダディーという店舗のロゴが。

雨見風菜 > ちなみにいま食べているポップコーンは山葵醤油味。
この他にも、いろいろな味のポップコーンを買っている。
しかしながらそれは『物体収納』しているが故に、彼女の手荷物としては今食べているポップコーンだけだ。

「大抵は塩、バター、キャラメルくらいですからね。
 島にも進出してくれてありがたいものです」

ご満悦顔で薄緑がかったポップコーンを食べている。
時たま豊満な乳房に落としたポップコーンが乗るのはご愛嬌。

雨見風菜 > 「それにしても、こちらに進出するって話はてっきり百貨店の催事かと思いましたが。
 まさか商店街に出店、なんて嬉しい誤算です」

口ぶりから分かるように、ポップダディー常世島支店の開店はごく最近。
というか、この日であった。
店には風菜の他にも客が多数押し寄せていたのを振り返る。

「大繁盛で良かったものです。
 この分なら、すぐ閉店なんて言う憂き目はなさそうですね」

他の店では取り扱いのないユニークな味のポップコーンという強みがある以上、
そうそう閉店なんてしないだろうししてもらっては困るという本音が見え隠れする。

雨見風菜 > 数枚もらってきた店のチラシを開きながら。

「さて、このチラシは誰におすそ分けしましょうかね。
 ジーンさんは確定として」

少々気障ったらしいが、同じとうもろこし好きの女性を思い描く。
百円均一の茹でとうもろこしに嬉々として齧り付く彼女ならいいプレゼントになるだろう。

「ふつなちゃん、ポップコーン食べたこと有るんでしょうか。
 いや、流石に表に出て結構日も経ってるし知らないとは思えませんが……」

スラムで出会い、公園で再開した少女を思い描く。
可愛らしいが、生きるのに必死で世間を知らない彼女。
そういえばビー玉の瓶も、せっかく買ったのに渡せてないなとも思い。

「私も結構交友関係が増えてきたものですね」

ふふっと笑う。

雨見風菜 > 「神代先輩、は……うん、神代先輩にも持っていったほうが良さそうですね」

風紀委員の、少女にも見える少年を思い描く。
ラ・ソレイユの関係者である以上、甘味としては物足りないかも知れない。
まあ、山葵醤油の他にも塩系の味も有ることだし、何か気にいるものも有るだろうと考えて。

「ブラウンさん。
 ……どうなんでしょうね、食べた時のリアクションが気になります」

バーベキューで知り合い、肌を重ね合わせた竜人の男性を思い描く。
スラムで盗賊稼業を生業にしているなら、食べた時に驚きそうなものだが。

「……あれ、考えてみれば凛霞さんやセラフィナさん、ラピスちゃん先生とおすすめできそうな人沢山いるような」

これまでの交友関係を考えてみれば、もらってきたチラシ程度では全然足りないだろう。

「まあ、携帯端末持ってる人たちにはお店の名前を言えばいいでしょうかね。
 ホームページもあるんですし、調べられるでしょう」

雨見風菜 > 「さて、それじゃあ部屋に戻りましょうかね」

言って、今まで食べていたポップコーンを『物体収納』。
清楚に立ち上がり、女子寮へと歩いていくのであった。

なお、このときの風菜が美味しそうに食べるさまを見ていた通行人(おおよそ男子生徒)の多くが、
つられてポップダディーに向かったのはまた別の話。

ご案内:「商店街」から雨見風菜さんが去りました。