2020/10/11 のログ
柊真白 >  
そうして包丁を研ぎつつ、受け取りに来た客に包丁を返したり、新しく頼みに来た客の包丁を受け取ったり。
今日は一日包丁を研いで過ごしただろう。

ご案内:「商店街」から柊真白さんが去りました。
ご案内:「商店街」に樋浦 來未さんが現れました。
樋浦 來未 > それなりに人の行き交う商店街。
そんな商店街で特に目的もなく店を眺めながら歩く。
時々に足を止めては店先を眺め、少しすればまた歩き出して。

「これって思うのってやっぱり高いなぁ…」

そうしてまた一軒の店の前で足を止めてガラス越しに店内を眺め。
そこに並ぶ商品と値段を見ては大きくため息を吐いて。

樋浦 來未 > 少しの間店先を眺めては名残惜しそうに店を離れ。
次はどの店を眺めようかなと考えては器用に人にぶつからない様に歩く。
そうして一軒の書店の前で足を止めてふとある雑誌が目につき。

「アルバイトかぁ、いいかもしれない」

学園に行く以外は放課後はほとんどがフリーな状態。
お金を稼ぐためにアルバイトもいいかもしれない…そう考えて雑誌を手にして立ち読みをはじめて。

ご案内:「商店街」に輝月奏詩さんが現れました。
輝月奏詩 > 「ちょっととなり失礼するぜっと」

 同じ棚から一つの本を抜き取りこちらも立ち読みを始める。同じくアルバイト求人の本。こちらは引っ越しなど比較的肉体労働系の仕事が多く書かれている。
 パラパラとめくるもいいものは見つからず。少しだけ苦い顔を浮かべていた。ふと隣を見て。

「あんたもバイト探しか? どうよ、良い感じの見つかった?」

 そんな事を軽い口調で問う。俺は全然だわと苦笑いしながら雑誌をパラパラとめくっていた。

ご案内:「商店街」から輝月奏詩さんが去りました。
ご案内:「商店街」に照月奏詩さんが現れました。
樋浦 來未 > 「どうぞどうぞ。気にしなくていいよ」

突然に聞こえた声に笑顔で返すと雑誌を取りやすいように一歩退き。
同じような求人の本を手に取った相手に視線を向ける。
フードが暑くないのかなと思いはするがそこは気にしない事にしてページをめくり。

「そんな感じだよ。ちょっとお小遣いが欲しいから探そうと思って。
そうだねー…これなんか良いと思わない?」

軽い口調の問いかけに答えるように本を相手の視線の前に寄せ店番のアルバイトを指さして見せ。
そっちはどうなのかなと視線であった?と問いかけていく。

照月奏詩 >  フードは流石に少しあつかったのか外したまま本を読んでいる。
 隣に退いてくれた際に軽くお礼を言っていたが、聞かれればどれどれとみる。

「んー、悪くは……いや、少し待て」

 と自分の雑誌をパラパラとして。うんとうなずき。こちらの雑誌を見せる。

「やめた方がいいわ。こういうのはめちゃくちゃハードって相場が決まってる」

 とこちらの雑誌にも同じ掲載が為されている。こちらの方が少しだけ古いにもかかわらずだ。つまりやめたかもしくは集まらない理由があるのかということ。

「俺の方ならこれなんかいいかなって思うぞ。まぁ女の子だと少しばかりハードだけどさ」

 と見せるのは劇団の大道具搬入。時間当たりの給料はたしかに良い。超がつく力仕事だが。

樋浦 來未 > ぱっと見た感じであるがそこそこのバイト料と大変そうに思えない仕事内容。
それなのに悪くないと言いかけて、待てという言葉に何だろうと続きを待つ。
持っている雑誌をまくり、頷いたと思えば見せられたページを覗き込み。

「私は良いと思うんだよ?それを凄くハードって……あれ?」

見せられたページには同じ物が出ている。
ちょっと御免と彼の手の雑誌の表紙を覗き込むと微妙に古い物。
つまりは……。

「何かありそうだしやめておくよ。それは私には無理だけど君にはいいかもね」

見せられた劇団の大道具搬入のバイト。
自分には無理だが男の子の彼なら丁度いいんじゃないかなと軽く考え。
もうやると決めたように、頑張れ、と言って肩を叩いていく。

照月奏詩 > 「そうした方がいい。でもまぁもしかしたら偶然かもしれないし1回客として見に行くのはありなんじゃね?」

 実際雑誌だけの話である。もしかしたら見に行ったらいい場所ということも十二分にあり得る話。
 応援されれば思わず少し笑う。

「まだ決めてないっての。それ以前に埋まってないとも限らないしな」

 そう少し古い雑誌。つまりもう埋まってる可能性も多分にある。パラパラと雑誌をめくりながら。
 そちらに軽く視線を流して見せて。

「そういえば、どんなバイト探してるんだ? ほらウェイトレス~とか。高額のバイト~とか。そんな希望あるじゃん。ちなみに後者のは俺の理由な」

 だからこういう雑誌と表紙を見せる。高額男のバイト100選!と記されたマッチョな男が表紙のいかにも力仕事という表紙であった。

樋浦 來未 > 「そうですねぇ。急ぐ訳でもないのでそのうちに行ってみますか」

実際に客として顔を出せばどういう仕事なのかは大体は判る…筈。
暇を見つけて行ってみようと彼の言葉に決めて。

「そこは応援しておけば絶対に受かろうとするでしょ?」

古くても自分が選んだ物のように残っているときは残っている。
それを信じようと雑誌をめくる姿に声をかけて別のバイトを探し始め。

「別にどんなのでもいいかな。それなりに稼げて大変じゃないのだと嬉しいってぐらい?」

そういう彼に自分が持つ雑誌、始めてみよう簡単なバイト集、という表紙を見せ。
少々のお小遣いを稼ぎたいという理由なので稼げればいいという軽い考えを伝えて。

照月奏詩 > 「別に応援されても努力は変えないっての! ……まぁでもここ条件はいいんだよな。短期だし」

 パッと稼いでパッとほしいんだよなぁとぼやきながらページをパラパラ。そう考えるとたしかに条件としてはここがベストだったりする。
 条件を聞けば少し笑う。

「そりゃまたずいぶんと探しにくい条件を……じゃああれだな。それこそ掃除系とかは。基本分担作業だし結構楽なんじゃないか?」

 と言いながらペラペラとまくっていき。
 お、というと手を止める。

「こういうのもありかもな。客も多くないだろうし」

 と見せるのは個人経営の居酒屋系。チェーンではないので給料としては少しランクは落ちるが。大きくもない店である。

樋浦 來未 > 「そこは変えようよ」

変えないという言葉に変えようと無理強いし、見つかったならいいじゃんとまた肩を叩いていく。

「あればいいかって感じだから。掃除はいいかもしれない」

それは盲点だったと雑誌のページをめくるもそういうバイトは見つからず。
別の雑誌ならあるかもと手にした物を戻して次を手にして開き。
そんな時に何かを見つけたような彼の言葉に手を止めて。

「居酒屋?んー……いい気もするしなんだかなーって感じもするよ」

つまりは接客業なのでそこは悩んでしまう。
こう、敬語や丁寧な対応というのが苦手なので大丈夫かなと考えこみ。

「でもこれは保留っと」

それでも保留しておこうと素早くスマホを取り出すとそのページを撮影してしまう。

照月奏詩 > 「受けるなら手抜くつもりはないしな。まぁ一応応援はもらっとくさ」

 とカラカラと笑う。
 まだ保留だってのと肘で小突き返して。

「保留ばっかりしてっと。埋まっちまうぜー」

 なんて言いながらパラパラと本をめくる。
 
「でもあれだよな。なんだかんだ学生って金かかるよなぁ。俺もまさかバイト考えるようになるとは思わなかったし」

 結構必要な物とか多いんだよと軽く笑う。お前もそんな感じ?と問いかけるように目線をそちらに投げかけた。

樋浦 來未 > 「手を抜いたら駄目だよ?やーん、えっち」

彼の言葉に楽し気に笑い返し。
肘で小突かれ変なところに当たっていないのにまるで当たったように返して。

「その時はその時。ほかに良いの有るかも知れないしね」

もし他に良いのがあったら嫌だからという理由。
それで二冊目の雑誌をめくりバイトを探して。

「そう?私は買い物と遊ぶお金が欲しいからだけど。
そんなにお金ってかかる?」

学費は親に丸投げ、寮にいるので大してかからない自分、
視線に気がつくと違う違うと首を振って見返して。

照月奏詩 > 「当たってねぇだろ人聞き悪い」

 周りの目線を見てそう苦笑い。
 こちらもさっきの雑誌を戻して違う雑誌を手に取る。

「その買い物や遊ぶお金にかかるんだって。だってほら、寮の金に飯代だろ? それに知り合いからの誘いとかも全部断るわけにいかないし。それに学費もかかるし」

 結構かかるんだよなホントと軽くため息を吐く。といっても最後の学費に関してはぶっちゃけこちらはかかっていないわけだが。なにせ2級学生である。

「それに結構いろんな学科取るとどうしてもな……教科書代とかもバカにならねぇの。でどうしても足りない金が出たからバイトってわけ。じゃないと単位一つ落とす事になっちまう」

樋浦 來未 > 「バレてたんだ、ごめんね」

周りにあまり人がいない事での冗談だったがお気に召さなかった様子。
軽い様子で謝ると良いのはないかなと探し続けて。

「私はほとんど親が出してくれてるから。でも買い物をついしちゃうから足りないんだ。
あ、それもあるよね。お誘いに学費は大変だよって…自分で払ってるの?」

彼の言葉に学費も自分でと勘違いをしてしまい。
凄いなーと尊敬するように見てしまって。

「私は取るのは決めてるからそこまでかな。でも教科書は高いよね。
君って凄く真面目なんだね」

凄い凄いと今度は背中を数度叩き、そしてふとあることに気が付き。

「私は樋浦來未。よろしくね」

照月奏詩 > 「気にしてねぇって」

 と笑い飛ばす。別にその程度でどうこう言う性格ではない。
 それから軽く視線を送ると何でもないというように軽く口を開いた。

「ん、ああ。俺は自分で払ってるぞ。まぁだからどうしても足りなくなるわけだが」

 態々暗い事は言わない。一応突っ込まれた場合の口上も考えてあるが。
 真面目と言われると少し笑う。

「真面目っていうか。あれよ、いろいろと学べるの楽しくてな。ここって他じゃ受けれない授業とかたくさんあるじゃん。だからついついな」

 真面目ってのとは少し違うわいと言って。名前を言われればそういえばと。

「照月奏詩。気軽に奏詩でいいぜ」

 よろしくと手の代わりに雑誌をフリフリと。

樋浦 來未 > 「そう?それならよかったよかったよ」

笑い飛ばす様子に怒っていないと判ると更に楽し気に笑い。
面白い人だなとそんな事を考えていて。

「私は出してもらってるから凄いって思うよ。それだとお給料が多い方が良いよね」

彼の言葉を丸々信じて突っ込むようなことはなく。
学生やって自分で学費を払うのは凄いと。

「学ぶの楽しい?私は大変なんだよね、他は楽しいんだけど。
他は受けれないのは…うん、たくさんあるよね」

勉強が好きなんだと本当に真面目だと彼を見ては頷いて。

「そう?それじゃ私も來未でいいよ。よろしく、奏詩」

そういうと雑誌を棚に戻して。

照月奏詩 > 「そういうこと。一応貯蓄はあるんだが……あんまりそれ崩すのもなぁって」

 彼女の言う通り給料が多い方がいい。だから短期でパッと稼げるのをいくつも抱えた方が個人的に都合がいいわけで。
 勉強の話となれば少し笑う。

「ホントにたくさんあるよな。もしくは他のところだと専門にされてる分野が学べたり。ん、了解よろしく來未」

 と言って本をこちらも戻す。

「大変って何取ってるんだ? 俺はあれだ。言語学色々取ってる。他の国の言葉って結構面白いぜ? わけわかんねぇけど」

 いつか行くときに便利かもななんて言って笑っていた

樋浦 來未 > 「貯蓄は残しておかないと駄目だよね。しっかりと貯めるんだよ」

自分のようにちょっとあればいいという訳でない彼。
パッと稼げる物を選んでいる事になるほどと納得して。

「私はそういうのはあんまりかな。必要最小限でいいし?」

勉強は苦手というように視線をそらせてそんな事をぼそぼそ。
しかしそれでも成績は良いという不思議。

「変なのはないよ、基本のだけ。私は卒業した先はまだ考えてないから。
決まったらその時に考える事にしてるんだよ」

便利と聞くと納得してしまうが自分にはできないと困った笑み。
そして時計を見ると、あーという顔になり。

「もうちょっとでスーパーのセールなんだ。ごめん、私行くね。
またね、奏詩」

また話そうねと笑いかけると、それじゃねと手を振って離れていく。

照月奏詩 > 「あれだな、さっきから思うが……いろいろと決めかねてる感じだな?」
 
 そういって少し笑っていた。
 バイトもそうだが。漠然とは決まっていてもしっかりと道を作るのが苦手とみた。
 
「まぁ卒業した後の事はなかなか考え付かないよな……ん、あーそんな時間か」

 彼女の言葉を聞いて時計を見ればうなずいて。

「了解、それじゃまたな。俺はもう少し本見てくわ」

 そういって離れていく彼女を見送った。

ご案内:「商店街」から樋浦 來未さんが去りました。
ご案内:「商店街」から照月奏詩さんが去りました。