2020/12/05 のログ
■毒嶋 楽 > 「幸いにしてだいぶ涼しくなったし、少しくらい作り置きしても良かろ良かろ。」
よし、カレーにしよう。カレーに決まり、と意気揚々と食材を調達すべく歩き出して。
数歩進んだ後、おもむろに足を止める。数歩前の晴れ晴れとした表情とは打って変わって再び顔面曇り空。
「でも食器洗うのも俺ちゃんじゃん?
……めんっっっっっっっどくせーんだよなーカレー鍋洗うのさぁ~」
生活力は既に壊滅気味だった。
もっと手軽に作れて洗い物が少ないものは無いかと悩みだす始末。
■毒嶋 楽 > 「結局、こつこつ一食ごとに作って洗ってをするしかないかねぇ。」
悩んだ末に出た結論は当然と言えば当然のものだった。
寮生でも無い独り暮らしに楽な道は無いのだと再実感させられ、がっくりと肩を落とす。
「こんな事なら大人しく家に頭下げて寮に入りゃ良かったかなぁ。」
バツが悪そうに頭を掻きながら、ひとまず往来で立ち竦んでいる事は止めて歩き出す。
手頃な商店を覗いて回った結果、一人暮らしにはだいぶ多過ぎる食材を買い込んだりしたそうな。
ご案内:「商店街」から毒嶋 楽さんが去りました。