2020/12/27 のログ
雨見風菜 > 「単純な話ではないですが、概ねそんな感じでしょうね。
 フィアドラちゃんはヒュドラでしたっけ、毒があるならその毒への薬にもなるでしょうね」

いわゆる血清というやつだ。
風菜は薬学はやっていないのでどうするのかはわからない。
まあ、ヒュドラの毒は……こちらの世界と同じなら、色々と薬として使いみちはありそうな気はするけども。

「……いえー、どういたしましてー」

お正月へのフィアドラの認識は、正解とは言えないが。
説明を放棄した風菜にはそれ以上言えず、気まずい顔で棒読み声になってしまった。

フィアドラ > 「凄いです!」

本気の毒なら8秒で巨人も動けなくなっちゃうのでそれの薬になるのは凄いです!
薬とか作ってる人に聞いたら分かるんでしょうか?

「……そろそろ暗くなってきましたね。」

クリスマスツリーの光がかなり綺麗に見え始めました。
そろそろ晩御飯の時間です。

「風菜はもう寮に帰るんですか?」

雨見風菜 > 「薬を作っている人なら、なにか分かるかも知れませんね。
 保健室によくいるラピス先生が、ちょうど薬学の先生ですし」

さらっとラピス先生を紹介する。
だが果たしてラピス先生はヒュドラの血を扱えるのだろうか……。

「……そうですね、そうしましょうか。
 なんなら、そのクリスマスツリーを運びましょうか」

フィアドラが暗くなってきた、と言えば。
風菜はフィアドラより力はないが、物を運ぶならうってつけの魔術がある。

フィアドラ > 「ラピス先生ですか?分かりました!今度保健室にいってみます!!」

保健室初めに学校紹介の時にいってから一度も行ってない部屋。
私はケガもしないし、病気にもならないので行くことは無かったのです!

「私が!私が持って帰ります!!大丈夫です!!」

チクチクしますけど重くもないですし……
なにより自分で持って帰りたいのです!

「じゃあ帰りましょう!!
 風菜はキラキラに気を付けてください!
 少しでも精神攻撃?から自分を守ってくださいね!」

大事にツリーをギュって抱えて歩いて寮まで向かうのでした。

雨見風菜 > 「ふふ、良い使い道があるといいですね」

果たして。

「わかりました、じゃあ頑張って。
 ……もう、この程度なら大丈夫って言ってるじゃないですか。
 フィアドラちゃんったら」

困った子だ、と言わんばかりに。
フィアドラとともに帰路につくのであった。

ご案内:「商店街」からフィアドラさんが去りました。
ご案内:「商店街」から雨見風菜さんが去りました。