2020/12/30 のログ
ご案内:「商店街」に神代理央さんが現れました。
神代理央 >  
吐息も凍り付く様な真冬。
突然訪れた寒波は、学園都市をも冷気で包み込んでいた。
そんな学園都市の商店街で、寒さに震えながら店を巡る少年が一人。

「……さむい。ほんとうにさむい……」

買い出し、という程でも無いが、細かな生活必需品が少なくなっていたので気晴らしの買い物。
普段はネット通販で済ます買い物も、偶には外に出るのも良いかな…と思ってしまった。思ってしまった…。
おかげで、極寒の寒さに耐えながらの買い物。
低血圧で寒さに弱い己としては、素直に引き籠っておけば良かったかなと後悔しきり。

ご案内:「商店街」に比良坂 冥さんが現れました。
比良坂 冥 >  
「……寒いよね。はい、マフラー」

突然理央の耳元に少女の声が響く
近づいてきた気配も、ついてきたという気配もなく
まるで己の影から滲み出てきたかのようにすら思わせる、神出鬼没の登場、だった

「……巻く?」

制服姿に、厚手のマフラー
二人で巻いても十分な長さ、確かに巻けば暖かそう…ではあるが

少女は、先日己の興味を抱き保護してくれた少年に対して満面の笑みを浮かべていた