2021/11/10 のログ
黛 薫 >  
「お、なるほど?テレビがあれば過去の映画とか
 見れたりすんのよな。あとは、ニュースとか?
 映画館ほどの臨場感はねーかもだけぉ、気軽に
 見れるのは強みだよな」

家電にせよ服にせよ、欲しいかどうかより必要か
ばかり考えて買っていた黛薫だがテレビの購入は
割と乗り気。きっとフィールが映画に涙していた
お陰だろう。

「えっと……違ぅのは画面サイズと、画質?
 つまり映り方がキレィかどうかってヤツか。
 折角ならキレィなヤツを買いたぃよな」

フィー > 「……ふむふむ、録画用HDDに音響…7.1chで臨場感…?」
テレビどころか付属品にまで目が行っている。
このままでは薫の部屋がシアタールーム化しそうだ。

「えーと…へぇ、今配信してるサイトがあるんですね。それに登録すれば見放題…へぇー」

初めてのことばかりで、子供のようにはしゃいでいる。
言葉は理知的だが見た目は子供だ。

黛 薫 >  
「待って、そこまで行くとあーしも詳しくなぃ」

フィールが読み上げた単語だけでも既に意味が
分からない。とりあえずスマホで検索をかけて
調べてみることに。

「配信……ってコレか。定額で見放題……ふーん、
 映画に興味あんならイィんじゃねーかな?」

借りている部屋が大改造される気配を感じたが、
見た目相応にはしゃぐフィールの姿を見ていると
それもまあ良いか、と思えてしまう。

(こーやって、誰も傷付けずに生きてくれたら……
ってのは流石に傲慢だろーけぉ。血の匂いしなぃ
楽しみを見つけてくれんのは素直に嬉しぃな)

「んし、じゃあテレビに関してはフィールに一任
 すっかな。自分で選ぶと愛着もひとしおだろ」

フィー > 「んー、じゃあ、これと、これと………」
大画面で迫力のあるテレビに、ネット配信を見れるようにする機器、そしてこれまた迫力あるスピーカーを選んでいく。

置き場所については、あんまり考えていない。

購入と配送手続きをして。

「ん、満足♪」

満面の笑みで、戻ってくるだろう。

黛 薫 >  
「ご機嫌だな?ま、そんだけの価値はあんだろ」

テレビ及び周辺機器の購入風景を眺めながら、
黛薫はレイアウトを考えていた。2人サイズの
ベッドと映像関連の品は部屋の反対に置けば
ギリギリ許容範囲か。広い部屋ではないので
それ以上趣味の品を置く余裕はなくなるが……
自分は紙とペンさえあれば他は要らないし。

「家電関連はコレでイィかな。いぁ、掃除機か。
 買ぅ物は多ぃんだけぉ、新しい共同生活?の
 始まりだと思ぅと、忙しいのもイィ区切りに
 なるのかもな」

掃除機のコーナーはコード式と充電式で大きく
二分されているようだ。価格は前者がやや安い。

「コードがあると充電は要らなぃけぉ邪魔になる
 可能性がある、充電式はどこでも使えるけぉ
 切れると動かせなぃから一長一短、なのかな」

フィー > 「んー…これだったらコードで良い気はするかな?こっちのほうが容量大きいみたいだし」
充電池にスペースが取られない分、コードの方が容量が大きい。充電式は総じてコンパクトに収まっており、容量が小さく見える。

「それに、一応コードのほうが安いみたいだよ」
コンパクトなものでも、コード式と充電式では、やはりコードの方が安い。充電池はそこそこ値段の張るものなのだ。

黛 薫 >  
「おっけ、それじゃコード式な。邪魔になんのは
 遮る物がある場合だけぉ……あーしらの部屋は
 ベッドとテレビ以外増える予定の家具なぃし、
 どっちも壁際に寄せっから支障はねーだろ」

これで後はトイレ掃除、風呂掃除用の道具だけ
買えば大丈夫になったが……これらに関しては
メーカーが違うくらいで値段も大して変わらず。
ほぼ選ぶ余地がなく購入が済むだろう。

「ひとまず予定してたモノは買ぇたけぉ……」

ちら、とフィールの方を見てみる。

大量に買う予定だったので用意された買い物袋と
バックパック。大きい家電類は殆ど配送を頼んで
しまったので最初に寄った魔法店の品くらいしか
入っていない。

「ま、大は小を兼ねるって言ぅし。足りなぃより
 良かったと思ぅコトにしますかね。フィールは
 他に寄りたぃトコあります?」

フィー > 「んー…私は十分買ったかな?映画も見させてもらったし」
バックパックや買い物袋はスカスカだが、買うものは大体買ったし、十分だろう。

バックパックや買い物袋を持ってきていたのは、どれだけ買っても入れれるようにする為。配送で済むならそれでいいのだ。

「逆に薫は何処か行きたい場所とかないの?」

黛 薫 >  
「落第街の外だと、あーしが行くような店は……
 1個くらぃしか思ぃつかねーのよな。そこには
 今日行かなくても良さそーだし」

行くとしたら、もっと苦しくなってから。
そんな言葉は意図的に飲み込んで軽く伸びをする。
あのお店をフィールに紹介したらどうなるだろう。
勧める勇気が出なかったのは、どうしてか。

「じゃあ、帰るか。今夜からは寒ぃ布団じゃなく
 ベッドで寝れるワケですし?よく動ぃた分だけ
 気持ち良く寝れるでしょーよ。風呂も沸かして
 ……と、今更言ぅのもアレですけぉ。あーしの
 部屋に来てから、昨日一昨日とお風呂沸かして
 なくて悪かったっすね。ホントに何にも揃えて
 なかったから、洗ぇもしなかったんすよね」

フィー > 「ふむ?それ、ちょっと興味ありますね」
いつも魔術一辺倒だった薫が好む店。
私の知らない薫の側面。
好きな人の、知らない所。

興味を抱かないわけがなかった。

「そうですねー。これだけ揃えれば、しっかり体を休められると思いますし。
いままでずっと過酷の中に居たんです。しばらくの間はゆっくり羽をのばしましょう。」
そう言って、薫の手を握って。帰路へとつくだろう。

ご案内:「商店街」から黛 薫さんが去りました。
ご案内:「商店街」からフィーさんが去りました。
ご案内:「商店街」に樋浦 來未さんが現れました。
樋浦 來未 > 「こっちがいいかな。こっちも捨てがたいよね。
どっちも買えるといいんだけどな」

商店街の中にある一軒のファンシーショップの店先。
ショーウィンドウの中に並ぶぬいぐるみを見つめてはこれも欲しい、あれも欲しいと眺める。
丁度持っている所持金で買えるのは一つだけ、だが欲しいものは幾つもあって悩んでしまう。
そして我慢するという選択はなくどれか一つを買いたいと真剣に悩み。

「どの子が一番私の元に来たいのな」

最後には一つずつ指を指しては問いかけるようにして悩み続ける。

樋浦 來未 > 「どれも欲しいけど……うん、この子に決めた」

悩みに悩み、今回は猫のぬいぐるみを買う事に決めて店内へ。
そこでショーウィンドウに飾られた猫のぬいぐるみを買う事を告げ。
店員がそれを持ってくれば代金を支払い梱包をして貰い店を出て。

「後の子を迎える為にバイト居ないと駄目かな…」

欲しかったぬいぐるみを買えた事は嬉しいが財布は空っぽに。
生活に困るほどではないがアルバイトをしないとと考えては肩を落とし。
しかし今はそれはそれとして店を後にして商店街を歩く。

樋浦 來未 > そうして商店街を後にして帰路へと着く。
ご案内:「商店街」から樋浦 來未さんが去りました。
ご案内:「商店街」にファロンさんが現れました。
ファロン > 「ふふん、私も有名人になったものだな……」

得意気な顔をしながら商店街を堂々と歩く異邦人。
確かに他の通行人からはチラチラと好奇の、あるいは奇異の視線が注がれている。

「ネット配信とやら、どんなものかと思っていたが意外と簡単だったな。我の偉大さが島中に知れ渡るのも時間の問題か……」

その原因がつい先日動画配信サイトで行った生配信の成果だと、自称神龍は信じてやまなかった。
『神龍ファロン様の真の偉大さ』なる謎の配信は、何故か水着を着た異邦人が体操をしたり火を吐いたり、あるいは煽りコメント相手にガチギレしてレスバトルに発展したりと奇怪な内容で、当然一夜にして有名人とはいかなかった。
が、当の本人(本龍)は接続数や再生数の意味すらわかっていないので、その配信が全世界に大々的に放送されたものだと信じきっていたのだった。

ファロン > 「人間どもの羨望の眼差しが心地よいわ!はーっはっはっは!」

などと、てるてる坊主めいたマント姿のちんちくりんが叫んでいれば誰でも見てしまうのは当たり前で、実際のところ、例の配信は水着姿まで見せたにしては悲しい反響だったのだけど。

「では次はどんな内容で進めるか……我の武勇伝を聞かせるのも良いし、公園辺りで我の真の姿を見せてやるのも面白いな」

と、すっかり人気配信者気取りで次の配信のことを考え始めている。

ご案内:「商店街」からファロンさんが去りました。