2020/08/07 のログ
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」に日下 葵さんが現れました。
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」にフレイヤさんが現れました。
■日下 葵 > エレベーターホールそばにある休憩所、の隣にある喫煙ルーム。
トイレと同じくらいの位置に追いやられたスペースの、ガラス張りの空間で煙草を吹かす姿があった。
時折エレベーターから降りてくる人たちを見ては目的の人物ではないと確認して視線を手元の端末に移す。
以前巡回中に出会った少女と、ひょんなことから街へ繰り出すことになった。
誰かと買い物に出かけるのはいつぶりだろう。そんなことを考えながらまた人を運んでくるエレベーターを見る
「もうそろそろだと思うんですけどね」
そうぼやいてはすっかり燃え尽きてしまった煙草を灰皿に押し付けて喫煙所を出る>
■フレイヤ >
「わ――」
喫煙所の扉を開ければ、すぐそこに小柄な少女。
扉に手を伸ばしかけ、開いた扉に驚いて思わず一歩退く。
「び、びっくりした……前煙草吸ってたから、ここかな、って……」
胸を抑えて深呼吸。
ちょっとかなり本気で驚いたらしく、すーはーと肩を上下させながら。
■日下 葵 > 「おっと。って、何そんなに驚いてるんです?」
ちょうど喫煙所を出るために目を離していた時、扉を開けるとそこには小柄な少女。
およそ喫煙所に出入りしていい年齢でも服装でもない。
身長が特別高いわけではない自分だが、
彼女の身長は年齢もあってか私よりも20センチ近く低い。
そんな彼女を落ち着かせるためにポンポンと軽く肩を叩いてあげると、
さて、どこに行きますか?と問うてみて>
■フレイヤ >
「急に開いたから……」
開くと思っていなかったから、なおさら。
肩を叩かれ、なんだかちょっと寂しそうな顔をしつつも、身体を横に倒して彼女の後ろの喫煙室を興味深そうに眺める。
「え、あ――」
そうしてどこに行きたいか、と言われ、改めて彼女の顔を見上げて。
「――え、っと……そこの、アクセサリーショップ、最初に行っても、いいですか……?」
窺うような上目遣い。
両手を身体の前で握り、もじもじとしながら。
■日下 葵 > 「まぁ、そりゃあ扉ですし……」
違う、そうではない。
「ん?だめですよ?まだ煙草吸える年齢じゃないですから。
興味があってももう少し大人になってからです。じゃなきゃまた報告書書かなきゃですから」
こちらの身体をよけるようにして背後の喫煙ルームを覗くフレイヤ。
それを止めるように彼女を諭す。
無論、彼女にこんなことを言える立場ではないが、全力で自分のことを棚に上げている。
「アクセサリーショップ?
別にいいですよ。今日はオフでシフトもありませんし」
一日中つきあつつもりで来たのだから。
そういって見せるが……はて、先日時計塔であったときは堂々としていた彼女だが、
なぜかもじもじしているというか、恥ずかしそうにしているというか。
何かあったのだろうか>
■フレイヤ >
「う」
煙草に興味があったのだが、釘を刺されてしまった。
それでも「吸えば怒られる」と言うことを知ってしまいちょっと嬉しそうな顔。
「ありがとう……えへへ」
お礼を言い、はにかむ。
物凄く嬉しそうな顔。
そうしてそのアクセサリーショップへ――移動せず、立ち止まったままちらちらと彼女の腕を見る。
正確には、その手を。
■日下 葵 > 「……まぁ……なんですか。
そのうち教えてあげないこともないですけど」
ダメだといえば、彼女は少し嬉しそうな表情をする。
その表情の意味するところは、年相応の少女が浮かべる感情とは大幅に乖離したものだ。
妙に煽情的な表情に一瞬戸惑ったのか、言葉が詰まる。
「ん?移動しないんですか?
……あー。どうぞ?」
アクセサリーを見たいといわれれば、さっそく移動しようと足を勧めるが、
彼女は立ち止まったままだった。
どうしたのだろうと振り返るが、彼女の視線に何か気付いたのか、手を差し出す>
■フレイヤ >
「え、う、うん」
そのうち教えてあげる。
その言葉に、一瞬戸惑うもすぐに嬉しそうな顔。
悪いことを一緒に体験させてくれる優しいご主人様にめろめろな様子。
「っ、ふふ、うん!」
差し出された手を握り締め、隣へ並ぶ。
そのまま並んでアクセサリーショップへと歩いていき。
途中、少しずつ距離を縮めながら、その彼女の腕にすり寄って。
まるで飼い主に甘える猫の様に。
「あ。ここ、ここよ」
そうして目的の店に到着すれば、彼女の腕をぐいぐいと引っ張りながらそちらの方へ。
■日下 葵 > 「それと、ここは一応公共の場ですから、
あまり”派手”なことは禁物ですよ?」
派手なこと。時計塔であって以来、およそ二人の仲は公にできるようなものではない。
むしろ公になれば風紀委員の不祥事として問題になるレベルだ。
恋仲とも違う、同意の上とは言え両者ともに未成年、やってることはおよそ非人道的行為。
もう百点満点である。
だから、甘えん坊な妹?後輩?姪っ子?の面倒を見るお姉さんを演じている。
「ここですか?って、待って待って、そんなに引っ張らなくても」
先ほどまで身体をぴったりとくっつけていたというのに、
今度は私がペットにでもなったのかと錯覚しそうなほど引っ張られる>
■フレイヤ >
「はぁい、ふふ」
嬉しそうに笑う。
そこらへんは自身もわきまえている。
とは言え彼女がご主人さまだろうが優しいお姉さんだろうが、どちらにせよごろごろ甘えることに変わりはないのだけれど。
「ふふ、早く!」
待ちきれない、と言った様子。
しかし体格差もあるので、無理矢理引っ張るなんてことは出来ない。
リードで繋がれた子犬の様に進んでは腕が伸びて少し立ち止まっての繰り返し。
「――頼んでたアレ、出来てるかしら!?」
そうしてカウンターまで行けば、がばりと身を乗り出して店員に問う。
ちらりと隣の彼女を見て、すぐに営業スマイルで頷く店員。
差し出された箱を受け取り、黒いカードを渡し、お会計。
その間に。
「あ、あの、これ――」
彼女へその箱を差し出した。
■日下 葵 > 「困った奴ですね……」
困ったとはいうものの、表情はまんざらでもなさそうだ。
お互いに相当歪んでいるが、お互い様だ。
甘えられるのは……悪い気はしない。
「そんなに焦らなくても、商品は逃げないでしょうに……」
ぐいぐいと引っ張られると、肩が外れるのではないかと思いながらフレイヤについていく。
当たり前のようになにか黒いカードで支払いを済ませていた気がするが、見なかったことにしよう。
人並み以上に稼いでる私でもお目にかかった事のないカードだ。
「うん?あれ?自分のアクセサリーを買いに来たんじゃないんです?」
よほど楽しみにしていたんだろうとにこやかに見守っていたが、
買った箱はすぐに私の所へ……
箱と彼女を交互に見て、「私に?」と確認する。
どうやら間違いないようだ、と確認を取ると恐る恐る箱を開けてみよう>
■フレイヤ >
会計が終わり、カードを受け取る。
それをカードケース――本革のやたらと高級そうな――にしまい、彼女に向き直る。
聞かれれば、そうだと言うように頷いて。
「……あの、――」
箱の中には茨の模様が入ったシンプルな――プラチナの――ブレスレット。
不安そうな顔で彼女に近付き、耳元へ口を近付け、小声で。
「――私のご主人様の、証に……その、私のペットに、襲われないように、って……」
気に要ってくれるだろうか。
ペットのことをで幻滅されたりしないだろうか。
そんな感情が入り混じった、不安そうな表情。
■日下 葵 > 「ブレスレット…?」
彼女が何か言いたげに近づいてくると、少し屈んで耳を寄せる。
耳打ちされた内容に、思わず口元が緩んで、にやにやとしてしまいそうだった。
「ペット……あー。何か聞いたことがある気がしますね。
私と同い年くらいの子でしたっけ」
直接面識はない。
が、耳にしたことくらいはあった。
「襲われても死ぬことはないでしょうけど……でも、せっかくですから受け取っておきましょうか」
ニッコリと笑って、ブレスレットをつけてみる。
今日は私服だから、なんだか厳つい感じになってしまうが……悪くない。
「似合ってます?
ふふ、お返しにこれ、あげましょうか」
手首をひらひらとして見せれば、思い出したかのように自身のチョーカーを外して彼女に渡す。
「おさがりで申し訳ないですけど、お返しに。
何となく”雰囲気”出るでしょう?」>
■フレイヤ >
「う、ん」
不安そうな顔のまま頷く。
しかし、彼女がブレスレットを巻いたのを見れば、すぐに顔が明るくなって。
「うん! すごく、カッコいい! ――です!」
自分が選んだものを彼女が身に着けてくれた。
とても、嬉しい。
ほっと胸をなでおろしていれば、差し出されるそれ。
チョーカー。
首に巻く、アクセサリー
「――っ」
その意味するところに気付き、ぎゅっと自分の身体を抱きしめる。
チョーカーから視線を外せず、手を伸ばしかけ、
「、ん……」
目を瞑って少し上を向く。
まるでキスを強請るようなポーズだが、そうではない。
彼女の手で「枷」を付けて欲しい、と言う意思表示。
■日下 葵 > 「えへへ、なんだか新鮮ですねえ。人からアクセサリーをもらうっていうのは」
彼女の不安そうな表情が明るくなるのを見て、なんだか照れるような気持ちになる。
悪い気分じゃない。
「ッ……フレイヤ、ちょっときて」
チョーカーを差し出すと、彼女はそれを受け取らず、目を瞑った。
それを見た瞬間、彼女の小さな手を取って、店の奥へ。
人がいない、物陰へとやや強引に手を引いていく。
「少し、上向いて。
私にブレスレットで”主人としての枷”をつけたんです。
あなたの枷も必要でしょう?」
そう言って、フレイヤの首にチョーカーを巻いていく。
ほっそりとした彼女の首に巻くには少し緩いが、皮で作られたチョーカーは本当の意味で首輪のようだ>
■フレイヤ >
「――えっ、あっ」
その首に巻かれるのを待っていたら、急に手を引っ張られた。
目を開け、慌てて倒れないように付いていく。
彼女に、ご主人様に付けてもらおうなんて、烏滸がましかっただろうか。
しゅんと寂しそうな顔。
「えっ、えっ」
しかし、表から見えにくいところで立ち止まり、首に巻かれる彼女のチョーカー。
ぽやん、と言われた通りに少し上を向いているうちに「首輪」を付けられてしまった。
「あ――、あは、ふふふ……!」
彼女の言葉に嬉しそうな笑顔。
革のチョーカーを何度も指でなぞり、幸せそうに。
■日下 葵 > 「少し緩いですね。後で調整しましょう」
彼女の首を見て、満足そうに笑って
その場にしゃがむと、目線が彼女よりも少し低い位置まで降りてくる。
そしてそのまま彼女の身体を軽く抱きしめれば、耳元に口を寄せて
『ここまでするってことは、それなりに期待していいんですね?』
と囁いた。つまりは私を楽しませてくれという意味である。
傍から見ればひどく歪な関係だ。
今、私の中にある感情は目の前にいる少女を痛めつけて、私の色に染め上げることしかない。
およそ恋心や愛情というには歪みすぎた感情を、目の前の少女は理解しているのだろうか。
そしてこの感情が、今後い歪さをなくして、ちゃんとした人並みの感情に変化するだろうか>
■フレイヤ >
「ありがとう……! ちょっと、きつめがいいな……」
満面の笑み。
緩いのも彼女の持ち物をもらったと言う感じがして好きだが、きついのもその存在を感じられて好きだ。
ちょっとだけわがままを。
「わ――」
そして目線を合わせられ、抱きしめられる。
びっくりしたが、耳元でささやかれた言葉。
「――っ、ふぁ……っ。は、はいっ。わたし、わるいこ、だから、たくさん、しかってください……っ」
ぞくぞくする。
期待も何も、こちらは既に彼女へ全て捧げたつもりなのだ。
言わば自分は彼女の所有物。
彼女が自分の所有物に対して何をしようと彼女の勝手だし、所有物がそれに異を唱えるはずもない。
崩れ落ちそうになる身体を、彼女の身体を抱きしめることで耐える。
■日下 葵 > 「ふふ、そうですね。でも今日はちょっとご褒美を上げてもいいかな。
せっかく素敵なものをもらったんですし」
せっかく時間がたっぷりあるのだ、焦ることはないだろう。
2人でゆっくり買い物を、デートを楽しんで、
帰ってからの”お楽しみ”への期待を膨らませようではないか。
「……死に難い者同士、いろいろ”楽しみ方”はある訳ですし。
そうですね。”そういう事”に使える道具でも見に行きますか?」
痛めつけるのも、痛めつけられるのも、それを愛だと錯覚してしまうくらいには、
お互いの身体は特殊だった。
拳銃で打ち抜くだけではない。お互いに痛みを共有してもいい。
痛みの与え方も様々だ。
およそしばらくレパートリーに困らないくらいには、この身体に染みついている。
この身体に受けた痛みを、誰かと共有できる。
そう考えると、こちらも妙に身体が熱くなるようだった。
果たして身体を捧げているのはどちらだろう。
足に力の入らない彼女を支えて、落ち着くまでしばらく抱き着いたままでいる>
■フレイヤ >
「ご、ほうび……っ、ふふ、ふふふ……♡」
とろんとした顔で嬉しそうに笑う。
彼女の背中に回した手に力を籠め、彼女の身体で自分の身体を締め付けるように。
勿論子供の力でしかないからそんなことは出来ないのだけれど。
彼女の鼓動を感じるように、自分の鼓動を伝えるように、強く強く抱き締める。
「ぅ、うん……っ。どんな、痛み、くれるの、ごしゅじん、さま……っ♡」
もうそれしか考えられない。
あのナイフのような包丁とかで刺されるのだろうか。
それとも針で刺されるのだろうか。
子供ゆえに、また経験の少なさ故にあまり残酷な痛みまでは思いつかない。
それでも彼女が望むのなら受け入れるだろう。
もうすっかり全身から力が抜けて、ずるずると身体が沈む。
■日下 葵 > 「ふふ、だらしのない子ですね。自分で歩くのは……難しいかな」
これからのことに想像を巡らせれば、それだけで身体の力が抜けていくフレイヤ。
必死に腕に力を入れて抱きしめてくる彼女に笑えば、額に軽くキスをする。
彼女の早くなった鼓動が何ともかわいらしいが、さすがにここで盛る訳にもいかない。
一度身体を離せば、彼女に背中に乗るように促す。
熱っぽくとろけた彼女の表情を見ていると、こちらも我慢が利かなくなりそうだ。
「貴女が私を主人なんかにしたことを後悔するような痛みを与えてあげますよ」
ここまで期待されているのだ。このブレスレットに恥じぬくらいのことはしてやろう>
■フレイヤ >
「ふぁ」
額にキスをされ、少し我に返った。
身体を離され、地面に膝を付いてぼんやりしていれば、目の前に背中。
「――えっ、あ、だ、大丈夫! あるけ、歩けます!」
まさかのおんぶ。
ご主人さまにそんな苦労を掛けさせるわけにはいかない。
力の抜けた身体も一時的なもので、弾かれるように立ち上がって。
それに、
「それより、一緒に歩きたい、から……」
手を繋いだり、腕に抱き着いたり。
子供扱いよりも一緒に並んで歩きたいと言う、ある意味子供っぽい願望。
「私のご主人さまはマモルがいい。私にお仕置きしてくれるマモルがいい……」
赤い顔でしかしはっきりと告げ、おずおずと彼女の服の裾を掴み、窺うような上目遣い。
そうして買い物デートを楽しむのだろう。
自分には思いもしなかったような「道具」の使い方を聞いてゾクゾクしたり、かと思えば十二歳の少女らしく可愛いぬいぐるみなんかに興味を持ったり。
そのあとは、きっと二人きりになれる場所で――
■日下 葵 > 「ん、歩けますか?
じゃあ、もう少しお買い物を楽しみましょうか」
ふと我に返ったフレイヤを見て、今度は背中ではなく手を差し出した。
今度はしっかりと彼女の手を握って。
「嬉しいことを言いますね?
期待に……応えないと」
こんなにも従順な彼女を、心の底から虐めたい。
いっそ嫌われてしまうほどに。
彼女の頬に、悦びの涙ではなく、絶望の涙を見たい。
そんな欲望を抱えながらも、彼女との買い物はとても楽しくて、
あっという間に時間が過ぎていくのであった>
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」から日下 葵さんが去りました。
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」からフレイヤさんが去りました。
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」に伊都波 凛霞さんが現れました。
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」に織機雪兎さんが現れました。
■伊都波 凛霞 >
今日は風紀委員のお仕事もお休み
夏季休暇を満喫するただの女子学生だ
何をしに来たかと言えば、夏用の水着なんかを物色にやってきたのだ
自分一人で選ぶのもなんなので、後輩を連れて
「………」
やや難しい顔をして、ずらりと陳列されたサマーファッションの数々を眺める凛霞
彼女は重大な問題に直面していた
「(しまった……水着選びって確実に鯖読んでたのバレるやつ…)」
あまりにも迂闊
これも夏のせいだろうか
■織機雪兎 >
推しの先輩からデートに誘われた。
デートではない、いやデートか?
とにかく推しの先輩に水着を選ぶの手伝ってほしいなんて言われて扶桑百貨店までやってきたけど。
「ホフンフ、り、リンしぇんぱいどんな水着がすきなんでしゅ?」
噛んだ。
二回も噛んだ。
だってリン先輩だぞ!?
あちこちに展示してある水着を見るたびに脳内でそれを着てセクシーポーズを取ってくれるイマジナリーリン先輩がとにかく心臓に悪い。
うわこんな面積少ない水着誰が着るんだ。
そう思ってポップを見たら「ゴワゴワしない天然素材! 肌の弱い種族でも安心の極小タイプ!」なんて書いてあった。
あーなるほどねー肌の弱い種族でも極小タイプなら安心だねー。
いや極小はおかしいだろ?
イマジナリーリン先輩がとてもとても青少年の色々が危うい危険を醸し出してきたので首を振って追い出す。
さよならイマジナリーリン先輩。
■伊都波 凛霞 >
「……え?あ、ああえっと…特にこだわりはなかったりするけど…」
鯖読みバレ回避の手段をあれこれ講じていたので反応がちょっと遅れた
どんな水着が好き、と言われると言葉通り、特に拘りはないので今年は何が流行なのかなーといった程度の
なんだか喋り方が怪しかったり突然首を振り出したりした後輩にやや人選誤ったかなみたいなことを思わずにはいられないけれど、
逆にこの子ならバレ回避できなくても大丈夫なのでは?と失礼なことを考える
「だから今年の流行のでも見てみようかなーみたいな、織機さんが見てるのなーに?」
視線を後輩ちゃんの前に展示されている水着へと
■織機雪兎 >
「そ、そっかぁ」
だったらもしかしてこの極小水着とかもオススメすれば着てくれるんじゃあないか?
再びイマジナリーリン先輩がセクシーポーズを取り出す。
おかえりイマジナリーリン先輩。
「え、あ、あー、こ、こんな極小水着着る人いるのかなー、って、あはは」
まさか目の前のマイクロなビキニを目の前の先輩に着せる妄想してるなんて言えるわけもなく。
無難な回答にとどめておいた。
無難か?
「あと僕のことはゆっきーで良いって言ってるじゃないですかリン先輩ゆっきーって呼んでくださいよ」
そして厚かましい態度。
■伊都波 凛霞 >
「どれどれ…?おわー……こ、こういうのはよっぽど自信ある人しか着れないよねえ…」
マイクロビキニ、というやつだ
こんなのでちゃんと隠れるのだろうか…と心配になる
「よっぽどスタイルが良くて見せつけたい人、なんかが着るのかなー…
──え、じゃあ、うーん…遠慮なくそう呼ぼうか…?」
「ゆっきー」
語感を確かめるように一度呼んでみる
改めて呼び方を帰る瞬間はちょっと気恥ずかしい
■織機雪兎 >
「んー、リン先輩ならスタイル良いし着れるとおもいややっぱだめこれはだめ」
この反応はゴリ押しで行けるかもしれない!と思ったけれどこの極小水着を着てビーチとかプールとか歩いてる彼女を想像したらえっちすぎて駄目だった。
片手で顔を覆ってもう片手を彼女の方に突き出してダメダメと連呼。
「ンンンッ!!!」
崩れ落ちた。
伸ばしていた手を引っ込めて顔を完全に両手で覆う。
思ったより破壊力がやばかった。
ぷるぷる震える。
■伊都波 凛霞 >
「いやいやいや…私はむりムリ…そうダメ、だめですだめ」
途中から思い直したゆっきーに同意するように頷く
こんなの着たら多分色々とはみ出す。何がとは言えないけれど
「ゆっきー!?」
突然唸り声をあげて崩れ落ちる後輩、いったいなにが
「…ど、どうしたの…? み、みんな見てるよー」
周りの客の視線を思いっきり集める二人であった
■織機雪兎 >
「なんでもないです……」
辛うじて絞り出した声。
自分で言っておいてなんだがリン先輩のゆっきー呼びはヤバイ。
しかもちょっと恥ずかしそうな声色だったのが本当にヤバイ。
おちつけーおちつけー。
ひっひっふー。
なんかちょっと違う呼吸をして落ち着いた。
よし。
「――えーと、拘りないって言っても流石にこれはアレじゃないですか。カワイイ系とかセクシー系とか、大人っぽくとかなんかこう、ないです?」
何事もなかったかのように会話を続ける。
■伊都波 凛霞 >
落ち着くためにしている呼吸が自分の妹にやや似ていて、思わずクスっとしてしまう
いやいや周りからすごく見られてるからそれどころじゃないんだけど
そしてこの切り替えの早さ、なかなかついていくのが大変だったりする
「うん、だからなんか流行りのカワイイのでいいかなーぐらいだったんだけど…」
言いつつ視線を巡らせると、色とりどりのパレオやらビキニやら
ビキニのほうが着やすいかなーなんて思いながら
「ゆっきーは、今年の夏用に何か選ばないの?」
■織機雪兎 >
あっ、小さく笑った。
カワイイ。
「流行り……って言っても僕もよくわかんないんですよねぇ」
服は割と自分が気に入ったものを流行り廃り関係なく選ぶタイプだ。
大抵ボーイッシュな感じになってしまうけれど。
「あー、僕は夏の前に買いましたよー。ええと、ほらこんな――」
スマホを操作。
激流プールのあるわくわく常世ランドへ言ったときに撮った写真が確かあったはず。
が、一緒に映っているどう見ても女児にしか見えない男の子を見て固まる。
覗き込めばモノトーンのハイネックのトップスとショートパンツのボトムスの組み合わせの自身と女児(男の子)が嬉しそうに笑顔で頬をくっつけて映っている写真が見えるだろう。
■伊都波 凛霞 >
「まぁこういうところって基本的に表に並んでるのが今年のデザイン、だよねえ。
あ、もう買ってあるんだ?見せてみせてー」
なんだー、と言いつつゆっきーのスマホを覗き込む
「わー、ゆっきーらしい水着でカワイイねぇ。隣の子は…オトモダチかな?」
ちょっと年齢が離れている気がするけど
いやまだわからん 妹かもしれん
■織機雪兎 >
「うぇ、へ、ぁ、う、うん、トモダチー」
まさかその友達とここのトイレであんなことをしてしまったなんて言えない。
憧れの先輩と言う意味でも風紀の先輩と言う意味でも。
とりあえず誤魔化しておこう。
「いやでも僕は色々とヒンソーなので……リン先輩の方が色々選択肢の幅は広いと思う」
バインバインって感じの彼女のおむね。
ごくりと喉を鳴らす。
「リ、リン先輩ならこういうの、似合いそうですよ!?!?」
とりあえず手近のマネキンが着ているスタンダードな三角ビキニを示して誤魔化しておいた。
■伊都波 凛霞 >
ともだち、と言うなら友達なんだろうとその場で納得
別にそんなところを疑ったって仕方ないしね、と。そっかーと笑顔だ
「あ、そだねー私もビキニのが着やすくてそうしようかなーと思ってて…」
ゆっきーの言葉と視線に促されるようにマネキンへと視線を
シンプルながら素敵なデザイン、古さを感じさせない伝統の水着である
そのマネキンの周囲に陳列されている水着も、柄が違ったりと様々だ…が……
凛霞はデザイン以外の部分も、注視せねばならない。そうサイズ
「………」
ちら、と視線を巡らせる
少し離れた位置にあるコーナー…『大きいサイズ』
いわゆる外人サン向けのサイズが用意されたコーナーだ
誰かに聞かれた時に答える公称サイズならばこの売場のサイズで足りる、が
このエリアの水着を着たらどうなってしまうのかが容易に想像できる
──年貢の納め時か?
■織機雪兎 >
「僕は恥ずかしくてビキニとか着れないなぁ」
胸も貧相だし、何より肌面積が多いのが気になってしまう。
お腹だすくらいならまぁ、うん。
そして先輩の視線に気付く。
そちらを見る。
大きいサイズのコーナー。
彼女の胸を見る。
ドでかいサイズ。
「……リン先輩、前からずっと思ってたんですけど」
いい機会だ、言ってしまおう。
■織機雪兎 >
「リン先輩胸おっきいですよね。て言うかサイズ鯖読んでますよね」
■伊都波 凛霞 >
「似合う似合わないだってあるし。
なんだったらほら、そういうのも優劣じゃなくって個性っていうか。
私には似合わない水着だってあるわけだしね」
恥ずかしくて、と言うゆっきーにはふにゃっとした笑顔で応答
十人十色、それぞれ自分に合うファッションというのがあるのだ
「…なにかな?改まって」
なんだろう、ゆっきーの言葉から何かの『覚悟』を感じる……
「ッ──!!」
そして告げられた言葉に、非常にわかりやすく反応した
一歩後ずさり、まるでちょっと悪いことをした子供が、その悪さがバレちゃったみたいな、そんな顔
「……ひ、ひとよりはすこし?おおきい、かもねえ」
辿々しく、言葉を返していた
さささ鯖読むなんてそんな、と視線を外して
■織機雪兎 >
息を呑んで後ずさりする彼女。
わかりやすい。
目が泳いでるし。
じとっとした目。
「いやリン先輩で少しだったら僕なんてどうなるんですか」
はふぅ、と息を吐く。
いやまぁ気持ちはわからなくもないけど。
「リン先輩確か九十って言ってますけどそれ明らかに三桁ありますよ見ればわかりますもん」
むしろそのサイズで何故九十で通せると思ったのか。
こっちは毎日色んな女の子の胸をこっそり見ているのだ。
正確にはわからなくても三十センチの差は見逃さない。
「別に誰にも言いませんから。水着選ぶのにちゃんとしたサイズ選ばないと、あとから困るの先輩ですからね?」
■伊都波 凛霞 >
「…だ、だってぇ…3桁とか恥ずかしくて人に言えないよぉ」
いつもの凛とした姿はどこへやら
視線は泳いでいるし、言葉は端切れも悪く、どう見ても狼狽してる
もうだめだバレてた
きっと明日には風紀委員の気持ち悪い胸の女として学園中に
『別に誰にもいいませんから』
耳に届いた言葉にハッとする
まるで目の前の後輩に後光が指しているようにすら見えた
神仏だとか、神だとか天使だとか…きっとそういう類のもの…
「絶ッッッッ対!!!言わないで!!!ね!!!!!」
食らいつくようにしてゆっきーの両手をとり迫る凛霞
■織機雪兎 >
「ウヒョッ」
急に手を握られた。
ていうか近い近い顔近いヤバイかわいいうわめっちゃまつげ長いかわいい。
「ヒョヒ、ハ、も、もちろん、誰にも、言いませんよ……」
一瞬これをネタに色々ワガママ言おうかなぁとかちょっと悪いことを考えていたりしたけど、先輩の必死な様子と至近距離で見る最高にめっちゃ可愛いでそんな邪な考えは全部吹き飛んだ。
こくこくと顔を赤くして頷くのみである。
■伊都波 凛霞 >
「約束!」
強引に指切りまで持っていく始末
それは普段ならまったく見れない姿だったかもしれない
ようやく落ち着けば、ふぅーっと大きく息を吐いた
深呼吸は自分を落ち着ける第一歩
「じゃ、じゃあちょっと向こうのコーナーに…」
いそいそ、移動してゆく
さすが大きいサイズだけあって、これ本当に必要な布面積?みたいなのも多々並んでいるけれど
■織機雪兎 >
「ふぁい」
ふわっふわの頭のまま指切りまでされた。
これはちょっと本気で誰にも言えないな。
心の箱の中に鍵をかけてしまっておこう。
「う、うん。――うわ、すっごいおっきい……」
そちらのコーナーに行けば流石にサイズがデカい水着が並んでいる。
自分の頭二つぐらい入るんじゃないかってぐらい大きいのとか。
しかし流石扶桑と言うか常世と言うか、大きいサイズでもかなりデザインが豊富である。
なんならあっちの普通サイズと同じくらいのバリエーションがある。
「あ、これさっき見てたのと同じデザインの奴ですよ」
スタンダードな三角ビキニ。
マネキンのプロポーションも抜群である。
■伊都波 凛霞 >
「あ、ほんとだ。これちょっと着けさせてもらおうかなぁ」
ゆっきーの促すまま視線を向けると確かに同じデザインのものが
店員さんにスミマセーン、と声かけし、同じものを手渡してもらうとすぐ近くにあった試着室へ
………
……
…
「……──」
おもったより、きつい
でも多分これより大きいサイズないし、下のことを考えると……
いや店員さんにお願いして上下違うサイズを売ってもらうことも一応可能だろうか
シャ、と小さくカーテンを開けて、ちょいちょいとゆっきーを呼んでみる
とりあえず見てもらって判断しよう
■織機雪兎 >
先輩が試着してる間自分は色々眺めてみる。
普通の水着に混じって殆ど紐みたいな水着とか、逆に紐がない貼るタイプの水着とかある。
いやホント誰が着るんだこれ……。
イマジナリーリン先輩のファッションショーを繰り広げていたら、試着室から手招きされた。
ほいほいそちらに行ってみる。
「どうですか先輩、サイズ合いまし――」
近付いて先輩の腕が突き出る隙間からちょっと覗いてみる。
するとどうだろう。
なんていうか、こう。
食い込んでる。
先輩のお胸にぶら下がったドでかいメロンが鏡餅みたいになってる。
しかも二つ。
思わずガン見。
「――それは、ヤバイっす」
辛うじてそれだけ言えた。
■伊都波 凛霞 >
『ヤバイっす』
マジのトーンだった
だよね。とだけ返してカーテンを閉める
「(あああああああああああああああもおおおおおおお)」
呪わしい…呪わしきボディ
人によってはそういうのが好き、みたいな人がいるのもちゃんとわかってるけど
好きな水着が着れない!気に入った下着があっても着けられない!
服選びの時にサイズを測るとみんな引きつったような顔をする(ように見える)
数々の経験から逆鯖読みを平常化するようになった凛霞であるが、改めてそれを自覚する
大きな力には大きな責任が伴う……とはちょっと違うか
「ごめん、同じやつで2サイズくらい上ってあった…?」
再びカーテンから顔を覗かせてゆっきーに言葉をかける
■織機雪兎 >
カーテンが閉まる。
閉まってからもその光景は目に焼き付いたままだった。
とりあえず、カーテンに向かって拝んでおいた。
ありがたやー。
「えっ、あ、探してきます!」
再び顔をのぞかせる先輩。
ちょっと深刻な感じだったような気がする。
先輩に頼られている!
背筋を伸ばしてしゅた、と敬礼。
早速同じようなデザインでさっき先輩が持って行ったやつより二つくらい上のサイズの水着を探す。
真剣な目であれこれ探し、戻ってきた。
「一応あるにはあった、んですけど……」
幾つかあった。
さっきの極小タイプ、とまでは言わないけれど、普通よりちょっと布面積の小さいやつ。
布面積は普通だけど何故か星条旗柄のやつ。
セパレートではあるが、ビキニではなくフリル山盛りなやつ。
前者二つはともかくとして、最後のは彼女の趣味に合うだろうか。
■伊都波 凛霞 >
「あ、ありがとーゆっきー」
カーテンの隙間から彼女が選んできた水着を受け取り…受け…受け……
「(こんなの売ってるんだ…)」
星条旗柄…これは、これはさすがに恥ずかしい
こんなの着けてビーチを歩けるなんてよほどの猛者か達観した人だ
今は昔の大変容前、60年代とか70年代とかそういうセンスを感じる
そしてセパレート水着…これは、これはかわいい
凄くかわいい、ふりふりのフリルがたくさんついてて凄く心くすぐられる
……似合わないんだろうなあ、という悲哀と共に
12~3歳ぐらいからぐんぐん伸びて今や身長は174cm
さすがにそこで止まったけれど、女性にしては結構高い方
おかげでこういういかにもなものが、とにかく似合わない…
結局、やや布面積が減ったこのビキニが一番かもしれない
鏡の前でチェック
それほどキツくもないし(キツくないとは言わない)
色合いなんかも落ち着いていて自分によく合っているように感じた
頑張って選んでくれた後輩に、とても感謝
ややするとカーテンが開いて、私服を整えた凛霞が出てくる
「ありがとうゆっきー、これに決めたー」
心からの笑顔。ひとまず彼女に対しては、もう隠し事をしなくていいという部分もあったのかもしれない
■織機雪兎 >
カーテンが開いた。
彼女が決めたと言った水着は、
「――えっそれでいいんですか!?」
割と布面積小さめの水着だった。
さっきのよりはガードが堅いとはいえ大丈夫???
こぼれたりしない???
「いやまぁ先輩がいいなら良いんですけど……」
流石に一度試着しているだろうし、そのあたりはちゃんと確認したのだろうけれど。
その、横乳とか下乳とか見たかっじゃなくて。
まぁ、多分、大丈夫、だろう。
リン先輩だし。
「ところで水着選ぶってことは海かプールでも行くんで――ハッ!?彼氏でも出来たんですか!?!?!?!?」
■伊都波 凛霞 >
「ないものねだりしても仕方ないしね」
ちょっと過激かもだけどー、と笑う
マイクロビキニとかそういうのでもないし、いいかーとなる凛霞だった
「そう、せっかく夏季休暇だしね。風紀委員のお仕事ばっかりじゃなくて、プライベートでも色々遊びたい気持ちもあったり…
……いやいや、それは話が発展しすぎだってゆっきー」
彼氏が!?と戦慄く後輩に苦笑を浮かべる
「当面そういうのはいいやーって思ってるし、ただみんなで海とかプールとか、遊びにいけたらいいよね」
目の前の少女、ゆっきーも含めた、みんなで
■織機雪兎 >
ウーンしかし彼女の柔肌を衆目に晒すのはどうなのだろう。
いや水着ってそう言うものだし。
悩んだ末に、
「――じゃあせめてアレ買いましょう、ラッシュガード。アレ羽織ってればまぁ、そんなに目立たない、いや無理か……」
だって三桁のダイナマイトボデェーだもの。
それでも日焼け対策とか冷え対策とかの関係であった方がいいだろう。
自分も一つ持ってるし。
「あ、そうなんですか」
当面そう言うのはいい、との言葉。
もったいないようなちょっとほっとしたような。
「あー海いいですねぇ海。ウフ、ウフフフ」
お姉さま方の水着も見れるし。
おっと気持ち悪い笑いが出てしまった。
涎を拭う。
■伊都波 凛霞 >
「へへー、実はパーカーがちゃんと買ってあるんだよー」
去年のだけど、と
黒とピンクのパーカータイプのラッシュガードは容易済みだ
今年は本当に水着だけ、選びに来たのだった
「あんまり、そういう気持ちにならなくってね。
あ、じゃあ今度とりあえず一緒にいく?プールでもいいけどー」
常世の海はアクセスに優れる
ぱっといって遊んでぱっと帰れるのでフットワークが軽くて良い
■織機雪兎 >
「おっ準備が良いですねさすがリン先輩」
ラッシュガードも一緒に選びたかった気もするけど、そこはやはり頼れる完璧超人先輩だった。
ちょっと寂しいけど。
「ふうん――えっ」
思わず聞き流しそうになったが、今なんと。
海かプールかに行く。
一緒に。
リン先輩と。
「リン先輩を独り占め……だって……?」
思わず真顔。
■伊都波 凛霞 >
「大勢で予定合わせるのもいいけど、ぱっと行くくらいなら、ね?」
それで一人行く、なんていうのも寂しいしーなんて口にしながら
「あ、でもゆっきーが忙しいなら、仕方ないけど…」
彼女だって学生、彼女だって風紀委員の一員である
もしかしたら夏季休暇中の予定はぎっしりかもしれない
■織機雪兎 >
「いぎまずっ!!!!!!」
即返事。
だってリン先輩と二人きりでプールor海だぞ???
行かないわけないじゃん????
むしろ予定ぎっしりでもなんとかこじ開けていくじゃん??????
「あっそう言えばなんか異邦人街にプライベートプール出来たみたいですよグヘヘ」
先輩さえ良ければ名実ともに独り占めしたい。
さりげなくそんな欲望は隠して提案してみるグヘヘ。
隠しきれてなかったわ。
■伊都波 凛霞 >
「おお…すごい食いつき…」
プールとか海とか、好きなんだなあ、と
後輩の新たな一面を知った気がする
そんな大きな勘違いの印象を持ちながら、水着を手に会計へ
さてこれからどうしようかな、と視線を巡らせて
「じゃ、お茶して帰ろっかー。
今日は付き合ってもらっちゃったし、奢るねー」
いつもどおりの柔和な笑顔
その奥になにか、圧のようなものを感じたのは
これ、口止め料でもあるからね
という、言葉なき圧迫観念が混じっていたからかもしれない──
■織機雪兎 >
「リン先輩が行きたいと言うならこのゆっきーどこまでもお供致しますとも」
にぱ、と人懐っこい笑みを浮かべる。
確かにプールとか海とかは好きだ。
正確にはプールとか海とかに来てる女の子を見れるから好き、なのだが。
「えっいやそんな流石に自分の分はじぶハイわかりましたごちそうにナリマス」
そんな奢ってもらうなんて、と遠慮しかけたが、流石に笑顔の奥の圧を感じ取った。
言葉の途中でぴしりと直立不動になり大人しくおごられることに。
そして一緒に行った喫茶店かどこかでちゃっかりちょっと高めのパフェーなんかをじんわりおねだりしたとかなんとか――
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」から伊都波 凛霞さんが去りました。
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」から織機雪兎さんが去りました。