2020/08/17 のログ
ご案内:「扶桑百貨店 展望温泉「少名の湯」(13F)」に藤巳陽菜さんが現れました。
藤巳陽菜 > 買い物……というかいくつかの店を見て回った陽菜はこの「少名の湯」に来ていた。
お風呂は好きなのだけども借りているアパートの風呂場は小さくて全身湯船に浸かることは出来ない。
異邦人街にある銭湯も悪くはないのだけど……あそこは少し温度がぬるめであるし…土足で歩く異邦人が多い関係上割と汚れやすいのだ。

「~♪」

鼻歌を歌うほどの上機嫌で脱衣所に入れば手ごろなロッカーに荷物を入れる。

ここからが少し大変で蛇の下半身全体に纏っている膜のようなものを剥がす。
これは地上を這う体の部分を汚れや怪我、今の時期の暑さなどから守る効果のある使い捨ての魔道具。
それを剥がしている様子は一見すると脱皮しているようにも見えるかもしれない。

藤巳陽菜 > 抗菌!滅菌!防水!防塵!耐熱!耐冷!etc…
汚れが付かない!破れない!外を歩くのに申し分ない!
……この道具があるおかげで何とか屋外やあまり清潔でない場所であっても比較的抵抗なく移動することが出来る。
これと大伴のウェットティッシュを組み合わせる事で屋外から土足を禁止されている場所への移動も罪悪感なく行える!

人間の文化が存在している場所で人と違う形を持つ者が生活していこうと思えばこういった道具は必要となる…。

「ぐ…届かない!!また伸びたかしら身体……。」

その膜は先端に引っかかって止まっている。
椅子に座っていることもあるのだろうけど一番遠い尻尾の先に上手く手が届かずとれない……!
不精せずに一度立ちあがれば……椅子から降りれば恐らく容易にとれるだろうけども……。

それでも尻尾を揺らして腕も伸ばす!!

藤巳陽菜 > 「これ脱ぐのもうちょっと楽になったらいいのに…。」

ぺりぺりぺりと剥がし終えれば、くるくる丸めてロッカーのなかの鞄に入れる。
確かに使い捨てだが流石にこれを外のごみ箱に捨てるわけにはいかない…。

上の服を脱いで、制服のスカート、下着のフックをはずして側面のチャックを取る。
必要なものは…タオルといつも使ってるシャンプー、トリートメント、そして身体を洗うためのブラシ。

それらを小さなカゴに入れて浴室の扉を開く!

ご案内:「扶桑百貨店 展望温泉「少名の湯」(13F)」に誉凧さんが現れました。
誉凧 > 温泉という文化について学んだ異邦人の類になるアンドロイドは、
「少名の湯」として名高き温泉施設を抱える百貨店へと立ち寄った。
風呂という文化自体馴染みがなく、普段はシャワー等でさっぱりと済ませることから、
ここに来た事が本当に稀、一度は温泉とはなんぞかを肌で感じるべくやってきた口。

少々入るまで諸手続きがかかったものの、
脱衣所にようやく入る事ができた。身に着けているものを全て剥がして脱がねばならないらしい。
説明書きに首を傾げたのは全てとは?であった。つまりそれは全裸になれということであって―

「…なんて破廉恥な!」

思わずきょろきょろと視線を彷徨わせる、混浴以外は全裸…!
中途に脱いだ形で脱ぐべきなのかと気分が迷う。

藤巳陽菜 > ……異邦人の人なのだろうか?
固まっている髪の長い女性の姿が目に入った。

外国の人なんかも銭湯のルールが分からなくて困ることも少なくないらしいし……。
何か困っているのかもしれない…。

普段の陽菜であれば、誰かがきっと話かけてくれる……と放っておいたかもしれない。

今は大好きな温泉の前、少し寛容になっていた。

「……えっと、大丈夫?何か分からない事とかある?」

勇気をだして声をかける。
自らの姿はタオルで一部隠れているとはいえ他の衣服は身に着けていない

誉凧 > 説明書きの前で中途に脱いだ形で憤慨している女。
異文化は郷に入れば郷に入らねばならないそれは理解している。
識字もあるし文字も読める、翻訳機能を駆使してでも読み解けただろうけど、「服は脱ぐ事(混浴以外)。」

「脱がないと……ダメみたいですね。これは…。
 あ、え…はい。温泉では混浴以外は全裸は本当ですか?」

声をかけられたのでそちらへと自然な風に顔を向け、全裸にならないとだめですか、と質問を一つ訪ねよう。

藤巳陽菜 > 「場所にもよるけどここの温泉はどうなのかしら……」

混浴では水着等の着用は義務!と書かれているものの衣服は……
ぱっと大きく貼られたルールが書かれた紙には書いてない…詳しく調べたら出てくるかもしれないけども……。

「日本の温泉では一般的には服は着ないことになってるから多分ここもそうだと思う。」

常世学園の文化としては割と日本の文化に近いものが多くなっている。
やはり、日本の近くにある事も合わさって日本からの学生が多いからだろう。
陽菜は今まで本土で暮らしていたから当たり前のように受け入れられるが逆の立場となれば…それが受け入れられるか…。

「……難しい問題よね。」

誉凧 > 入る前に土足で脱衣場に行くなでまず躓いた、
次は靴を脱ぎ靴入れに入れて―つまり初めての温泉で既に全部に躓いた事となっている。

で、最後に脱衣場で全裸になれで躓いてしまった。

「ここはあくまで混浴では水着等の着用は義務との明記。
 日本の温泉地は服は着ない 水着も着用しない…くっ わかりました」

観念したような形でくっと肩を落としいそいそと上の服を脱ぎ、
下はすでに下着だけだったのでそれらを諸々脱いでいく。
持っていくものはタオルとシャンプー・トリートメント、ボディタオル類。
それらを備え付けのカゴに入れて用意終了。

「シャワーは慣れているのですけど、湯につかる文化がないので…初温泉ということとなります。
 すみません お時間を多少なりとも私目のために裂いていただいて」

藤巳陽菜 > 「やっぱり、温泉初めてなの?いつもシャワーだけ?も、もったいない…。」

思わず口からこぼれてしまった。
藤巳陽菜はお風呂好き。
この身体になってしまってからはあまり楽しめていないが本来なら毎日どころか一日複数回風呂に入りたい側の人間。

「いや、そんな全然大した事してないわ。
 ……ていうか、大丈夫?温泉に入る時のルールとか分かる?
 良かったら教えましょうか?」

親切心からそんな事を尋ねる。
お節介ともいう。

誉凧 > 「はい。初めてですね。シャワーといいましても海水シャワーだったとしか。
 真水のシャワーはあまりなかったとも言います。」

どんな生活をしたら海水シャワーとか真水シャワーは貴重と出るのか。
大修理中だが本来の身体は別物であり、今の姿見は仮初のメンタルモデル。
湯につかる文化自体がないので楽しさを覚えたら一気にはまるタイプともいわれ。

「…不甲斐ないことに恐らくルールに躓きそうなので
 温泉に入るときのルールを教えてください。お願いします」

一人だったら恐らく温泉を楽しんではいる事は叶わない。
今回は恵まれた機会なので 教えを乞うこととしたい。
丁寧に頭を下げて教えを乞う仕草を見せたい。

藤巳陽菜 > 「海水シャワーって……ベタベタするんじゃない?船で暮らしてた人?」

海水のシャワーを浴びる状況が思い浮かばない。
船で暮らしてたら……水がもったいないから海水になるのかな?
その割には髪もサラサラしているし……。

「任せて、一度ルールを覚えたらたいていの場所で応用できるから。」

頼られれば悪い気はしない。
さっそく、浴場に移る。

「まずは湯船に浸かる前に身体を洗うの。
 汚れたまま、浸かるとお湯もすぐに汚れちゃうでしょ。」

一見あたりまえの事を言いながら風呂桶にお湯をためる。
どこでもみかける黄色いプラスチック製の桶。
このカタカナ四文字が何をさしているのかはいまだに知らない。

誉凧 > 「べたべたしますね、真水は貴重なので致し方ありません。
 入港するまで我慢すればいいだけなので…船でというか船です」

海水そのものを浴びて生活というかお仕事をしていたともいう。
少し言葉の齟齬があるので彼女に合わせる形で言葉を選びながら口に出すが、
この島に入島してからというものの真水シャワーなので髪はべたついていない。

彼女の下半身が蛇なのは一言も触れていないが気にしていないのか気にしてはいけないとかどちらかだろう。
異邦人やら機械やら人の形をしていない者もいることから外見でどうこういうことはないだけだった。

彼女についていく形で浴場へと素足でぺたぺたと移動。

「え、もう体を洗えと?え、まぁ、汚れた湯につかるのはちょっと」

同じように風呂桶に湯をため始める。
黄色くて使い古されたプラスチック製の桶。中の文字は意味不明で
読めてもその意味が分からない。逐次彼女の助言に従って動いている。

藤巳陽菜 > 「船です?うん、船でいた人ね。」

相手が船である事など想像もできない。
常世学園も3年目機械っぽい人の相手はしたことがあるが流石に船と会ったことはないので仕方ない。

シャワーで髪を濡らして、持ち込んでいたシャンプーを使う。
泡を立てながら世間話をする。

「そういえば、今日はここに何か買い物に来てたの?えーと……」

そう名前を未だに聞いていない。

誉凧 > 「潜航艦とも言います、こちらでいうと潜水艦勤務というものでしょうか。
 船…ええ、まぁいたということで今はそれでいきたいと思います」

仮初のメンタルモデルです、とどう説明すればいいのか。
人体にまで縮める謎の技術は足りなくて某組織の手も加えてどうにか実現させた。
ついこないだアンドロイドとして起動したばかりなので意識はどうも人というか船そのものだった。

人よりも遥かに長い髪の毛の量なのでしっとりと丁寧にシャワーで髪を濡らして、
持ち込みの海藻入りシャンプーを使う。泡というよりほのかに小さな泡が立つくらいで。

「本日はこちらにおいて。
 第一に温泉というものを理解するために来たのと
 第二にとある魔道具を探しに来ましたのとですね。
 あ、私は常世で学生を拝命致しました、誉・凧<イー・シェン>、もしくはアリソンと申します。」

このような文字をこちらでは書くようですよ、と床にさらりと漢字二文字を書いていく。

藤巳陽菜 > 大まかに言えば海で仕事をしていたという事であってるのだろう。
小さいことは違うみたいだけど多少は仕方ない。

「イーシェン…もしくはアリソンさん?あっちょっと待って…ちょっと流すから……。」

こう書くと言われれば急いで頭のシャンプーを流して指の動きを見る。
誉、誉れとか言う字と…凪、風がやんでるときとかの凪の字。

「私は藤巳陽菜、こういう字よ。」

鏡にきゅっきゅと名前を書く。
指で書いた藤の字はいくらかつぶれていてよみにくい…。

「じゃあ、温泉がメインなのね。私も今日は同じちょっと見て回って……それで温泉行って出たらアイス食べて帰ろうっていう感じね。」

黄金パターン!少名の湯の黄金パターンである少名の湯に入るならこれが最強という説が強い。

「髪それだけ長いと洗うのに大変そう……。」

陽菜の髪も短くはないけども……
流石に足元まで行くほど伸ばしたことはない。
手入れ大変だろうなあ……。

誉凧 > 最も海というが宇宙という海で過ごしていたという
まじもんの異世界出身の存在なのでどこまで話していいか迷って
海で仕事という形にしてしまったともいう。込み入った立場なので初見で混乱に陥れることは避けたいと考えた。

「はい、どちらでも。本当の名前は英数字だらけなので当て字に近いです。
 藤 巳 陽 菜 。藤の花 干支の巳 太陽の陽 菜花の菜 覚え方は恐らくこれらでしょうか。」

鏡に描かれた文字を直というか指の動きで分かった。
彼女の名前は認識完了、ふむふむ…髪の毛が長いので
洗い終わるのにもう少し時間がかかるのは致し方ない。

「髪の毛は短くしようかと思いましががやはり長いのが好きなので切らずにおります。」

ここまで何もなく無事に伸びたのもあり、
切る機会を逃して足元までストレートに伸びてしまった。
手入れは人の倍かかるがその分キレイのレベルはすこぶる高い!

藤巳陽菜 > 「そうそう、こんな感じの漢字。」

陽菜が説明するときは巳を干支の巳を使わず説明しようとするので伝わりにくい。
少しでも、蛇を離したいのだ。

「こんな綺麗だもんね。切っちゃたらもったいない……。」

関心したように呟いて自分の髪を少し触る。
格差を感じる!!

「……そういえば魔道具ってどんなの買いに来たの?
 今の時期なら暑さ対策のやつとか?」

髪を洗い終え、トリートメントも終えて身体を洗いに入る。
ここからが長い。長い蛇の身体を洗うのが特に長い…。

誉凧 > 「漢字を使う日本語は世界屈指の難読言語のひとつです。
 漢字 ひらがな カタカナを使いこなす時点で途方にくれます。
 ものを数える際に使う単語でさえ一つではなく複数で呼び方と意味が違う。
 もはや全てを覚えるのは諦めの境地とも言います。
 漢字はまだ全て覚えきれていないので生活するだけ困らない程度はいけますが。」

彼女の蛇について全く触れようともしない、
視界がないので気づかないのもあるが盲目なのを説明もせずに
彼女との絶妙な距離を保って、漸く髪の毛を洗い終える。
トリートメントを使わなかったのは今回は海藻入シャンプーだったこと重複してしまい不要だったからだ。
全ての行動がゆっくりかつ無駄のない動きだった。
体を洗う行為自体は無駄なく洗い終えるのにそう時間はかからない…

「放熱とか熱を凌いだり冷やしてくれる魔道具が売っているとか。
 身体を一気に冷却してくれるものは高いのでしょうね…一度見なければ、ということで」

ちらりと彼女の身体 主にとある部分を見た 長そう…どこがとても。

藤巳陽菜 > 「私も18年間日本語使ってるのに使いこなせてないし……だいたいでいいと思うわ。」

この島には翻訳魔術が働いているとはいえ……細かいニュアンスは難しい。
というか翻訳魔術ってどんな風に働いてるのだろう気にしたら凄い気になってきた。

「……ピンからキリまでって感じだけどこのデパートで売ってるのは比較的高いの多いと思うわ。
 確実に質はいいんだけど。」

上半身をタオルで洗ってしまえばブラシに持ち替えて蛇の部分をあらい始める。
鱗の流れに沿って表も裏も。

「……見ての通り体が長い分かなり時間かかるから先にお湯に入ってもらってても大丈夫よ。」

身体は長いし位置も洗いにくい。
慣れてきても結構な時間がかかってしまう。

誉凧 > 「生活 学習するうえで困らない程度であればよいのです。
 それ以上は自力でどうにか習得する事と致します。数え方だけは難しいのですが。」

翻訳魔法とは…島にいる間は異邦人や言語に疎い人たちにつけられている、
提供されているという謎の魔法魔術特殊技術。気になるものの気にしたら負けと思い触れるのをやめたい。

「値をとるか 質をとるか、ですが、それならば質をとりたいと思います致し方ありません。
 大事に使ったとして後々を思えば値より質でしょう。

 …ではお先にお湯をいただきます、とでしたっけ?」

こちらは洗い終えてかけ湯をして体についた泡など汚れを洗い流していく。
先にお湯に入っていいと言われたのもあり いそいそと湯船のあるところへと行けば 
軽く後ろの髪の毛を結わえ纏めてから体に巻いていたタオルを取り意を決して湯船に体を沈めた!

「……何とも言えない 体を包み込む気持ち…」

藤巳陽菜 > 「質がいい魔道具は冷え方が違うらしいって聞くし……。
 やっぱり、大事よね。質。」

質の高い魔道具であればあまりにもキンキンに冷やしすぎない、程よい涼しさを持たせることが出来るという。
その為にはかなり細かい調整が必要だろう…やはりプロは違う。

「ええ、あと先にかけ湯…よし…よし。」

しっかりかけ湯してるのを見れば頷いて体を洗い続ける。
蜷局を巻いて外側を、反対に巻いてもう外側を…。
手慣れた動きであるもののやはり長いので時間がかかる…。

「やっぱりいいわよね温泉。あー私も早く浸かりたい!!」

尻尾の先端でブラシを持って上側の部分を洗っていく。

誉凧 > 「掌にの位の大きさなのに高性能だというものだと相当だと聞きます。
 そこまで最高級でなくともいいので普通よりランク一つ上の魔道具が欲しいです、よくば購入を視野に。」

プロ仕様だったら仮に使いこなせるかが謎。
どうにかすると思いたいけどプロよりセミプロがよいかも。

「初めて浸かったのもあり逆上せそうです…」

肌色も白肌から仄かに桜色 つまり逆上せる寸前へ!

藤巳陽菜 > 「あー、私もお金があったら魔道具買いたい…。」

いや、お金があったら食べ物とかに消えていくのだ…。
食費は必要経費…仕方ない…仕方ない……。

「ちょっと大丈夫!?一旦出たほうがいいんじゃない?」

明らかにのぼせてる!!
身体を洗い終えて心配しながら湯船へと向かう。

「うーん、ここ露天風呂とかもあるみたいだからそっちだったらまだましかも……そっち入る?」

外に出てる部分が外気に触れているならまだのぼせにくいかもしれない。

誉凧 > 「いろいろと食費が経費で落ちるとはいえ差額が自腹なので
 節約が必要です。生きるためには最低限にならざるを得ない。」

資金?食費の差額は自腹でした、主に液体だけど、
固形のレーションも見た目をマイナス以外は味まとも。栄養ありきというか見た目は最近のものは楽しめる。

「そう、ですね、一度出ます…露天風呂…いや、今回はやめておきます。
 初めての温泉はここまでです。次回以降も来る予定なので次回露天風呂に行こうと考えます。」

足元がおぼつかない、肌色というかホカホカでタオルを巻いても暑い。
今日の温泉はここまでだった、無理は禁物ということもあり彼女とはここで別れるのも致し方ないと鈍い頭で思案。

藤巳陽菜 > 「そうよね…私も節約はしていかないと……。」

この異能のせいではあるが食費があまりにもかかりすぎる。
……本来の蛇はそこまで食べないと聞いたこともあるが実際にお腹が減るので仕方ない。

「そう?あっ!
 上がったら外の自販機でコーヒー牛乳を買う!
 これもマナーだからね!…それじゃなくてもなんか水分とってね!」

……正しくないマナーを伝える。
だが、入浴後の水分は大事……そうとても大事なのだ。
特に夏場は危ない。

「じゃあねイーシェンさん。またね。」

浴室を去る彼女を心配そうに見送る

誉凧 > 「月一で御馳走が豪勢になるのが唯一の楽しみです」

仮初の機体になってから食費という補給費が激減した。
燃費が良いとかではなく単に人サイズになったから食費が人並みになったらこうなったと。

「コーヒー牛乳ですね…わかりましたーかわったマナーですね…。
 ではまたです、藤巳さん。また会いましょう。」

軽く会釈をしてから 、持ってきていた小さいかごを脇に抱えて脱衣場へと姿を暗まし。
程なくして着替えを終わり最後の最後でコーヒー牛乳…ではなくいちご牛乳にした誉凧。
いい角度を予想して一気飲みをしたとかなんとか―。

ご案内:「扶桑百貨店 展望温泉「少名の湯」(13F)」から誉凧さんが去りました。
藤巳陽菜 > ……さあ、ようやくの入浴タイム。
まずはかけ湯。

身体の温度を慣らしていく……陽菜の蛇の身体は恒温動物の性質と変温動物の性質。
異能で二つが混ざり合っている先に慣らしておくにこしたことはない。

タオルも小さなカゴの上に畳んで置いて……。

手すりを持って奥へと進んでいく……少し熱いくらいのこのお湯の温度がちょうどいい。

そして……奥のちょっと深くなっている部分他に人がいない好きに体を伸ばせる位置へと辿り着いた。

藤巳陽菜 > 「……っ!はああぁぁぁぁぁ……。」
藤巳陽菜 > 溜めて一息に出てきたため息。
思いっきり足……というか蛇の身体を湯船で伸ばす。

「ああ、生き返る……。」

からだは首まで浸かってる。尻尾は先だけ出ている状態。
ちゃぷちゃぷと揺れる尻尾。

「やっぱり、日本人は温泉よね……。」

いい、いい温泉だ……
人は結構いるもののかなり広いのでこの身体でも邪魔にならない。
これは……これは通う…通ってしまう。