2020/12/24 のログ
ご案内:「扶桑百貨店 商店街支店エリア/催事場エリア(1~3F)」に阿須賀 冬織さんが現れました。
阿須賀 冬織 > 「えーっと、後買ってないのは……。」

買い出しのメモを見ながら、デパートの中を歩く。
クリスマスイブの催事事エリアだけあり、クリスマスソングが流れ、サンタやトナカイのコスチュームを着た客寄せと共にクリスマス関連の商品がずらりと並ぶ。
行きかう人々もいつもより二人組が多いように感じた。


「よーっし、これでとりあえずほとんど終わりかな。」

ふぅっと近くに空いていたベンチに座って荷物を置いて息をつく。
袋から見えるそれは、キャンドルやリースなどのクリスマスの飾りつけだ。

阿須賀 冬織 > 「…………これだけかぁ……。」

悩まし気にメモを見やるとすぐに視界に入るでかでかと書かれたプレゼントの文字。
想い人にプレゼントを渡すことが嫌なわけがない。だけど……

「何買うのが一番いいんだろ……。」

何を買うか未だに決まり切っていないのである。

安物は渡したくないけど、高価すぎるのはそれはそれで気を遣わせそう。
そもそも何を買えばいいんだ? 好みに合わなかったら?
etc……
そうして、悩み続けて今はクリスマスイブ。
これ以上先延ばしにすることなど不可能なため、とりあえず部屋の飾りつけだけでもと買っていたのがつい先ほど。
後残すところはこの難題だけである。長期休暇の課題と言い、大物はいつも最後に残るのだ。

阿須賀 冬織 > 「……よしっと。ここで考えててもしゃーないか。」

……答えはまだ出ていないが、実物を見ればまた何かピンとくるものがあるかもしれない。
そうしてすーぱーの、別のフロアに贈り物を探しに行こうと立ち上がった。

ご案内:「扶桑百貨店 商店街支店エリア/催事場エリア(1~3F)」から阿須賀 冬織さんが去りました。