2021/06/04 のログ
柏木凛 > 「ギルド登録みたいなもんだろ?
まあ……そういう理由なら仕方ねーよな、私も手を出されたら反撃するしかねーし。
好き好んで問題を起こす趣味はねーって、ルールは守るよ」

何も持たずに商売に失敗していれば敵対していたかもしれない。
しかし何でも屋はうまく行き、知り合いもそれなりにいる今では敵対するではなく、出来れば同盟に近い物を求め。

「ならいい。誰だって怖い相手はいるんだよ。
適当にまとめ買いすんなよ、他の奴も必要なのが買えなくなるだろーが…」

適当と聞けば、成金めとやはり睨み。
少年の気が変わらない間にと必要な部品を手にして。

「神代だな。私はこっちじゃ柏木凛って名乗ってる。
歓楽街で何でも屋をやってるし、場所なら刑事課の連中が知ってるからそっちに聞いてくれ。
それはこっちもだが…変な面倒ごとは御免だぞ?」

そう返しては差し出された手を見れば軽く握って握手し。
少々揉めそうにはなったが必要なものが手に入り、面白い出会いがあったことは悪くはなく。

「そんじゃ私は神代の気持ちが変わる前にこいつを買って引き上げるな。
次は買い占めるときはこの辺の部品は残しといてくれよ」

そう言えば手を離して、またなと告げればレジの方へと去っていく。

ご案内:「扶桑百貨店 異能・魔道具エリア(7・8F)」から柏木凛さんが去りました。
神代理央 >  
「ギルド…とはまあ、ちょっと違う気もするが…どうなんだろう…?
此方から仕事を頼む機会もあるかもしれない。御互い、良い利益関係でいられる事を願おうか」

同盟に近い協力関係を求めるのは此方も同じ事。
歓楽街や落第街での協力者を穏便に手に入れられるのは、有難い話ではあるのだし。

「……むう。善処しよう。
何が必要か分からぬから、つい多めに買ってしまうのは悪い癖であることは分かってはいるんだが…」

流石に、己の買い方についての文句は甘んじて受け入れる。
他の者に迷惑をかけるのは、風紀委員として本意では無いのだし。

「柏木凛、か。改めて宜しくな。
では、今度茶菓子でも持って行こうか。世話になっている同僚の代わりにな。
……それは此方も同じさ。まあ、君……柏木に損の無い話を持ち込めるように努力しよう」

と、握手を交わしながら浮かべる営業スマイル。
違反部活と敵対している己が彼女の店に足を運ぶ、という事実はそれだけで揉め事になりそうではあるが…今は、黙っておこう。

「ん、了解だ。
それではな。また会える日を楽しみにしているよ」

此方も、まとめ買いした物の会計などを済ませなければならない。
立ち去る彼女を見送った後、やって来た店員と共に少年はサービスカウンターへ。
大量買いした物の領収書やら送り先やら。意外とローテクな方法で記入を求められた時は、流石に辟易としていたのだとか。

ご案内:「扶桑百貨店 異能・魔道具エリア(7・8F)」から神代理央さんが去りました。