2021/10/07 のログ
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」にマルレーネさんが現れました。
マルレーネ > ファッション。
いやあ、縁が遠い。

ははは、と乾いた笑顔で降り立つ修道服の女性。流石の百貨店も、ファッションエリアに修道服でやってくる人間は少ないのか、奇異の目で見られてしまう。まあ、私でもそうする。

「さて………ハロウィン、ハロウィンですか………。」

うーん、と腕を組みながら店と店の間を歩く。
ハロウィンについて、本人は興味はさほどないのだけれども。
放置しておくと、とんでもない衣装が割り当てられるのが常である。

「水着みたいな衣装とか着せられても辛いですしね……。」

ううん、と唸る。今日は自分の仮想を考えに来たのか、珍しくきょろきょろと周囲を見回して。

マルレーネ > 気が早いですね、と声をかけられて、あはは、と困ったように笑う。

「いえその、本物でして。
 修道院のイベントで………こう、仮想の衣装なんか、何か無いかなー、なんて。」

本物だ、とあえて言うのも情けないけれど、とほほ、と頬をかいて素直に説明。
慌てて頭を下げる店員に微笑みかけつつも。

「というわけで、何かこう、似合いそうで、それでいて平和な、平和な感じの………お手頃なものってありますかね?」

尋ねる。いやあ、お金もそんなにあるわけではない。

マルレーネ > ………。

「なるほど、司祭様に予算があるか改めて聞いてまいりますね。」

頭を下げて、にっこりと笑い、背中を向ける。
………。

高い。これは無理だ。
自腹でこれを買うのもアレだし、前回着たボンテージも嫌だなあ。
とほほ、と首を横に振りながら、ゆったりとよろよろと。

ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」からマルレーネさんが去りました。