2022/08/04 のログ
ご案内:「扶桑百貨店 地下食品市場(B1・2)」に紅龍さんが現れました。
ご案内:「扶桑百貨店 地下食品市場(B1・2)」に崩志埜 朔月さんが現れました。
紅龍 >  
 
「――夏のスイーツ祭り、ってもよぉ」

 百貨店のスイーツコーナー、そこに特設された、夏特集。
 そこで渋い顔をして他の客を散らしてるガタイのいい迷惑客のおっさん。
 つまりオレだ。

「ゼリー、くずもち、羊羹、アイス、ジェラート――くそ、選択肢おおすぎんだろ」

 くそったれ。
 あれもこれもと、並べやがって。
 なんだ?
 ぜんぶ買い占めてやろうか?

 ――さすがにだめだな?
 うちの経理に向う脛を蹴られちまいそうだ。

「くそ――予算は有限なんだぞちくしょうめ」

 うろうろ。
 眉間にしわを寄せて、他の客に遠巻きに見られる迷惑客のおっさん。
 オレだった。
 

崩志埜 朔月 >  
自分を許す、というのは人が生きていくのに必要な物です。
自分に厳しくする事が成長に繋がるという事もありますが、
厳しくするだけで人生が豊かになるとは限りません。
そう――

「ご褒美は必要なのです」

独り言を、呟きます。
それでも灰色のカートに乗せたピンク色の籠。その中を一杯にすれば、冷静になりました。
美味しそう、初めて見る、そんな事を思いながら手あたり次第に入れていたら、この始末。
おっかなびっくり二つの持ち手に手をかけて持ち上げて見ますが……あ、いえ。持ち上がりませんね。
どう言い繕っても買いすぎです。

「――戻しましょう」

そう決意して、一度は自分の通ったスイーツコーナーへと引き返しますが……
先ほどには無かった人の壁に阻まれます。
何かに群がるというよりは、何かを避けるようにした結果の無秩序さ。

「失礼しますね」

冷蔵の物もありますし、いたずらに買いもしない物を連れまわすわけにはいきません。
もみくちゃにされながらも少々強引に人垣を掻き分けて――
人々の視線の中心、眉間にしわを寄せた男性がそこには居ました。
長身の、顔に傷のある男性。学生、教職員であれば少なくとも記憶に残るお顔立ち。
となると研究区の方でしょうか。

「あ、あの……。お隣、失礼いたしますね」

難しい顔をしていらっしゃるこの方には申し訳ありませんが、
とはいえアイスなどは特にすぐさま返さなければいけませんので。

紅龍 >  
 
「――ここは羊羹、いや、葛餅か?
 冷たいものの方がいいよなぁ」

 並んでいるのは、どれも質が保証されている企業、名店、名職人の商品だ。
 当然、オレが外で知ったヤツも、こっちに来てから知ったヤツもあるが。
 どれにしたって、外れはない。
 だからこそ悩むんだが――

「――ん?
 ああ――おぉ?」

 声を掛けてやってきた女――学生って風情じゃねえな。
 多分、教員だろう。
 カートの上に商品が山になってやがる。

「――なぁあんた、ソレ、全部買うのか?」

 だとしたら、なかなか気合の入った女だ。
 多分、食べても太らない体質かなんかだろう。
 李華と同じだな。
 

崩志埜 朔月 >  
「あぁ、いえ。美味しそうだと思って籠には入れたのですが……
 さすがに食べきれないと思い至り」

お恥ずかしい事に。そう言いながらそっと籠の中のアイスを冷凍庫の中に戻していきます。
1つ、2つ、3つ……夢中になっている間は良かったのですが、これは些かはしたない。
自分で説明するとなんとも言えない羞恥心に駆られて頬が赤くもなります。

ゼリー、わらび餅、もなか……次々に籠から戻していき、
羊羹と栗饅頭を戻したところで男性の視線を手が遮った事に気が付き
失礼をと小さく頭を下げて、ようやく眉間のしわの原因に思い至ります。

「ふふっ、随分お悩みですね。
 ここのお菓子はどれも良質ですからお気持ちは分かりますが」

本当に、痛い程に分かります。
声をかけながら色々と返していくと僅かばかりですがカートに隙間が見えてきました。
ふふっ、まだ持ち上がりません。

紅龍 >  
 
「ああ――流石に四次元胃袋の持ち主じゃなかったか」

 思わず言葉にしちまったが、おじさん、大分失礼な事言っちゃったね?

「――いや、すまん。
 別腹って言ってもそりゃあ、限度はあるよな」

 ばつがわるくなって咳払い。
 まったく、恥ずかしいおっさんだなぁ。

「あーまぁ、そうなんだよ。
 それも外れがねえからなぁ。
 自分が食うもんなら適当に端から端まで買って帰るんだが。
 妹に買って行ってやりたくてよ」

 顎に手を当てて、眉間に皺を寄せる強面の中年男性。
 オレだった。
 

崩志埜 朔月 >  
「よ、四次元!? っふ、ふふふっそんな……人並ですよ」

向けられた言葉が少し意外で、ツボに入りそうになりましたが堪えます。
男性はそう仰いますが、残念ながら園刃さんのようには、いきません。
風紀委員の女生徒、園刃華霧さん。彼女の食べっぷりは本当に異次元といいますか。
それでいてあの愛らしい風体を保つのですから、摩訶不思議。
とはいえ彼女のそれは体質に依る物ですから、羨ましいなどとは決して口にするべきではありません。
……が、それはそれとして食べても肉にならない体質という物が得られるのであれば、欲しいものです。
切に、切にそう思います。

「妹さん、ですか。
 おいくつくらいの方です?」

男性は……不躾ながらも見かけだけで年齢を推測すると30代の中頃、でしょうか。
ゴツゴツとした、良く鍛えられたような筋肉質な腕。
少し疲れたような、強面の雰囲気も相まって少し読み取りづらいですが。
そうなると妹さんは私と同年代か、それとも少し上くらいでしょうか。

「お茶やコーヒーとの取り合わせなんかを気にしない方でしたら、
 こちらは如何です?」

そうして指さすのはフルーツゼリーのアソート。
果肉をふんだんに使った物でどれも瑞々しく、さっぱりとした風味がこの時期には嬉しい物です。

紅龍 >  
 
「お、おう――まあ、妹が四次元別腹なもんだからよ」

 おう、このねーちゃん、笑いのツボが面白ぇところにあるな?

「あー、妹は24だ。
 ねーちゃん、多分教員だろ?
 今年度から入った新任のホン、リーフアってのがオレの妹だよ」

 学園の教員職員なんざ、相当数いるし、知らねえ可能性もでけえが。
 まあ、知らなかった所で何の問題もねえしな。

「食い合わせか――あいつ、そういう意味だと悪食なんだよな。
 フルーツゼリー、か。
 確かに砂糖も少なそうでいいな」

 材料欄を見て見るが、砂糖不使用って書いてある。
 こいつは悪くない。
 

崩志埜 朔月 >  
「あぁっ!」

言われた名前に聞き覚えがあって柏手を打ち。
ホン、リーフアさん。新年度と共に職員名簿に名前を連ねた養護教員の方です。
24となると私より少しばかり若く。
……となると盛大に男性の年齢を読み違えたという所でしょうか。
憶測で具体的な数字を口に出さないで良かったです。

「妹さんにはいつもお世話になっております、学園でカウンセラーを務めております崩志埜と申します」

李華先生のお兄さんを相手に名乗らずにお話というのも失礼と、深々と頭を下げます。
どちらかというとお世話をさせて頂いています……かもしれませんが。
それを私の口からお兄さんにお話しするのは、違う気がして。

「そうですね、小柄なのによく食べる方ですし」

主に甘い物を。特に甘い物を。というか殆ど甘味ですね。
私も似たような物なので黙っておきましょう。

「ふふっ、お兄さんとしては妹さんの体調は気になる物ですか」

買って行ってあげるという事は一緒に住んでいるのかもしれませんが、
材料欄まで気にかけているのを見る姿が気になって。

紅龍 >  
 
「はは、カウンセラーさんか。
 あいつ、私生活ほとんどダメだから、随分と世話を焼かせてるだろ?
 っと、悪い、ホン、ロン。
 しがない用心棒って肩書の何でも屋だよ」

 内ポケットから名刺入れを取り出し、差し出す。
 さすがに妹が世話になってる相手に、これくらいはしないとだめだろう。
 名刺は『用心棒 紅龍』と連絡先だけが書いてある、表向き用のもんだ。

「食べるんだよなあ、あいつ。
 そのくせ、甘い物以外は好き嫌い多いし、子供サイズの弁当箱くらいしか食わねえんだよなあ」

 まあそれでも、渡した分は二食に分けても食ってくれるんだから、ありがてえもんだ。
 こんな風に、毎日のように弁当を持たせてやれる日が来るとは思ってもみなかったが――。

「そりゃあ、なあ。
 まああいつも医者だから、オレの身体の事はあれこれ心配してくれるんだが。
 自分の事となると不養生も極まれりってもんでよ。
 ――しってるか、あいつ、ブドウ糖のキューブを飴玉感覚で食べるんだぜ」

 

崩志埜 朔月 >  
「用心棒、ですか」

何でも屋、とも仰いましたしがそちらが本分と言ったところでしょうか。
あるいは学生向けでは無く、島外からの来賓向けのSPのようなものでしょうか。

「あのお弁当もロンさんが?」

可愛らしいサイズのお弁当箱を広げる姿を何度か見かけた事があります。
カウンセリングルームで昼食を済ませてしまう事もあってご一緒した事はありませんが。
食堂へ向かう素振りも見た事がありませんし、恐らく毎日作ってあげているという事なのでしょう。
見かけに依らずなどと随分家庭的でマメな方です。
いえ、見た目で人を判断する物ではありませんが、治療技術もあって顔の傷をそのままにする人が減っています。
それをそのままになさっている事に、幾ばくかのメッセージ性を感じてしまうので、意外性が際立ちます。

「医者の不養生、ですね」

ふふふ、口元に手を当てて笑みを浮かべて。
李華先生に時折甘味をあげているなんて言ったら烈火のごとくお怒りになるかも知れません。
ですのでこれも黙っておきましょう。李華先生のいない所で秘密が増えていきます。

紅龍 >  
 
「そ、用心棒。
 まあなんだ、歓楽街なんかだと割と需要もあんのよ。
 昔はほんのちっとばかし、軍人やってたもんでね」

 嘘は言っていない。
 というか、妹が世話になってる人間に、嘘で固めた話はしたくねえからな。

「あーうん、作ってやらねえと一生ブドウ糖食い続けてるからな。
 まああいつ、頭にのっけてる『お友達』のおかげで、水と日光さえありゃあ、食事の必要はないっちゃないんだが」

 『ロンさん』って口に出されると、やっぱおちつかねえなぁ。
 とはいえ、妹の事もあるし、紅で呼ばせると面倒だろうしなぁ。
 しかたねえよなぁ。

「不養生っていうか、不摂生だな。
 あいつ、マジで血糖値やべえから、どうにかしねえとまずいんだよな――」

 なんていいながら、片手にフルーツゼリー、片手にフルーツ寒天を持ってるわけなんだなぁ。
 我ながら甘すぎないか?
 砂糖だけに。
 

崩志埜 朔月 >  
「あぁ、なるほど……」

歓楽街。深い所まで行くとカジノや、それこそ違法なお店もあります。
風紀委員に協力する立場ですので、大っぴらに認めるわけにはいきませんが、
確かにそう言ったところでの需要はあるのでしょう。

「昔というと、中国本土でしょうか?」

李華先生もそうですが、来歴を多く聞かされていない事もあって、
だからこそ口に出してしまいました。
ですが、言ってしまってから失態を悟ります。
軍の関連、それに李華先生の来歴が聞かされていないのは秘される理由があるからでしょう。

「あのお花、やはり光合成もできるのですね……」

さも当然のように頭部から生えるスモモの花。
飾りというにはあまりにも自然で、異物感が無く。
いえ、異質なのですが。それでもそれが正しい姿であると納得してしまうようなまとまりの良さがあるのです。

「不摂生、ですか。
 確かにあまり運動をしている姿も見かけませんね」

アイツマジデケットウチヤベェカラ。
おかしいですね、他人の事なのにどうしてこうも響くのでしょう。
あまり運動が得意なようには見受けられない李華さんに勝手にシンパシーを感じてしまうせいでしょうか。
そう言う事にしておきましょう。

紅龍 >  
 
「そうそう、本土でね。
 軍隊って結構、お金になるのよ。
 今こっちで、わりと道楽で暮らせるくらいにはよ」

 実際、組織丸々一つでっち上げて、根回ししても、オレの貯蓄はまだまだある。
 ――まあ、八割くらいは李華の金なんだが。

「光合成も出来るし、実も付ければ受粉もするんだよ。
 だから春や秋になると、文字通り困った虫が寄ってくるんでなあ」

 春頃は中々大変だった。
 表に出てすぐなもんだから、蜂や蝶やらがどことも知れねえ花粉をくっつけてきやがる。
 虫よけに研究室の連中が頭を抱えてたくらいだ。

「あー、確かにあいつ、運動はしねえな。
 まあ運動しても血糖値が下がるわけじゃねえんだが。
 体脂肪率クッソ低いしな」

 『どっちが良いかね?』なんて両手のモノを見せて見る。
 甘い物好きな女子って意味じゃ、やっぱ崩志埜ちゃんの方が感性近い気がするし。
 

崩志埜 朔月 >  
「そう、ですか」

仕事だったのでしょう。
少し話しただけで感じたロンさんの人柄と、軍人という性質のミスマッチ。
お金が目的だったのか、軍人としての彼が有能だったのか。
見せられている姿だけが本質で無いとしても、必要に駆られて引き金を引く姿を重ねる事に違和感がどうしても拭えず。
ただ、それはきっと私が戦争を、戦闘を知らないからなのでしょう。

「じゅ、受粉?」

なんだかとんでもない単語が聴こえました。
悪い虫が寄るどころの騒ぎでは無く。スギ花粉などの季節は出歩けもしないのでは?
まさか妊娠するという事は……いえ、それも分かりません。

「食生活を変える他ありませんからね。
 私が決めるのですか? んー……でしたら、こちらにしましょう」

一汁三菜、食生活。よく噛んで、規則正しく間食取らず。
存じております。存じてはいるのです。
そんな事実から目を逸らし、指をさすのは見た目の涼しいフルーツ寒天。
フルーツゼリーは、そうですね。私が買っておきましょう。
お兄さんには内緒です。

紅龍 >  
 
「そーなのよ。
 似合わんかい?」

 さすがに外の軍人と聞けば、表情も変わるか。
 さすがカウンセラーさんだ。
 言葉から読み取る能力に長けてるねえ。

「受粉だよ。
 あの花、植物ん中じゃ、一等長じた優位性持ってるみてえでな。
 一般的な植物の花粉でなら何でも受粉すんのよ。
 スギとか最悪だわ、あれは見境ねえし。
 この島は杉林が少なくてありがたいね」

 あんな大量に巻き散らすなよってんだよなぁ。
 見境ねえ猿かよ。

「食生活――三食面倒みれりゃぁいいんだけどな。
 ん、こっちか。
 じゃあコレにすっか。
 ありがとうな、崩志埜ちゃん」

 寒天を並べてある十二箱全部重ねて抱える。
 おう、流石に前がみえねえな。
 

崩志埜 朔月 >  
「いえ、体格も良いですし。
 ただ、似合わないロンさんで居て頂きたいとは思います」

色素の薄い肌に赤い瞳。ともすれば病弱に見えそうなその印象を掻き消すだけの威圧感のような物があるのは事実です。
妹さんの為を思って眉を顰めるだけで、人が避けてしまう程に。

「それであまり外に出歩かないのですね」

テリトリーというのでしょうか。
私にとってのカウンセリング室、李華先生にとっての保健室。
圧倒的にそこに居る時間が長いのは、自分を一番管理しやすい場所がそこだからなのかもしれません。

「ぜ、全部ですか!?」

どれだけ食べる気なのです。
いえ、籠いっぱいに甘味を詰めていた人間の言えたことではありませんが。
それでも、減らしに減らして自分でも持てる程度に収めましたとも。

「ふふっ、そのままだとどなたかにぶつかってしまいますよ?
 どうぞ、一緒に入れてしまってください。
 李華先生の就任のお祝いという事で」

言いつつ、カートを転がしてピンク色の籠をロンさんの前にさしだして。
ひったくるように、とは言わずとも重ねられた箱を上からひょいひょいと奪い取ります。

紅龍 >  
 
「はは、オレもそうで居たいと思うよ」

 笑える――まだ自然に笑えていると自覚できる。
 こうしていられるなら、オレはまだ『人間』って事だ。

「あいつは日光浴が大好きなんだけどな。
 学園内だと――時計塔とかか。
 あの上くらいだったら、虫もこないだろうしな」

 そういう所でもなけりゃ、外でのんびりするわけにもいかない。
 まあ今時なら高性能な虫よけも色々あるから助かってる。

「おお、すまんね。
 お祝い――は、気持ちだけで十分だよ。
 むしろ、妹が世話になってるお礼に、崩志埜ちゃんのお買い物、出させてくれよ。
 こういう、前向きな金の使い方、あんまり出来る機会ねーからさ」

 ねーちゃんの気遣いに、出来るだけの笑顔を返す。
 歯並びと色には自信があるんだよな!
 哈哈哈!
 

崩志埜 朔月 >  
「――良い笑顔ですね」

白い歯と上げた口角。百点満点の笑顔。
ありたいという心根のもとに、胸を張ってそう告げるこの方は、
悪い人ではないのでしょう。
悪い人に成れるだけで、悪い人である事に慣れただけで。
悪である事を悪だと、きっと知っていらっしゃる。

「時計塔ですか。確かに高い所となるとあのあたりくらいですね。
 私は……日光に当たり続けると眩暈がするのであまり行きませんが」

立ち入り禁止なんですよ? と悪戯な笑みを向けて。
いつか李華先生をお誘いして外で食事するなら内緒で行ってみましょうか。

「あら、よろしいのですか? では、お言葉に甘えて」

快活に提案されたご馳走宣言に小首を傾げ。
それでも、こうまでして頂いた物を固辞したりは致しません。

「では、行きましょうか」

やや遠巻きから、通報した方が良いかという顔色でこちらを窺う衆人環視を切り分けて。
カートを押してレジに向かいます。
お支払いをお任せして。
折角豪気に奢ると宣言頂いたのですから、素知らぬ顔でそっと品物を追加したりなんかもして。

奇異の眼を向けられながら、真夏のお買い物を終えましょう。

ご案内:「扶桑百貨店 地下食品市場(B1・2)」から紅龍さんが去りました。
ご案内:「扶桑百貨店 地下食品市場(B1・2)」から崩志埜 朔月さんが去りました。