2020/09/11 のログ
阿須賀 冬織 > 「一日どころか二日三日なら行けそうな気がすんなこれは。」

どんなことができるのか想像するだけで楽しめる。まあ値は張るので想像するだけだが。

「ん? あー……一応異能で電気使えるからまあそれなりに詳しいけど。いいんじゃねーか?
何をしたいのかと、その指輪がどんくらいのことができるかにもよるけど。……護身用?」

どうやら属性の指輪を探しているようだ。一応学校の授業で勉強してるわけだから属性だとかの概念くらいは理解できる。
……雷属性。一応これでも普通の人よりは電気関係の知識はあるので何かアドバイスできるだろうか。
とりあえず、用途を聞いてみる。見た目から想像するなら護身用だろうか? 荒事をするようなタイプにはあまり見えない。

セレネ > 「お金があれば買い占める事も可能でしょうしね。
一番は自作するのが安上がりではあるのですけど…。」

己が出来るのはエンチャントくらいだし。想像するのはタダなのだ。それだけでも充分楽しめる場所。

「ぇ、電気の異能…ですか?
まぁ、これくらいの物だと初級魔術が精々でしょうね。
保有できる魔力も少ないものですし…。
えぇ、護身用に。」

相手の言葉に蒼を見開き、興味が其方に向く。
少し弄れば中級くらいまで出来そうではあるが、使う機会がないなら初級で充分だろう。
用途については適当に、無難な答えを述べておく。

「異能についても興味があるのですけど、良ければ少しお話聞かせて頂いても宜しいですか?」

指輪より何よりそっちが気になる。

阿須賀 冬織 > 「自作とかできんのか。結構魔術とかそういうの詳しいんか?」

自作が安上がりと聞いて気になったので聞いてみる。

「初級魔術。……んじゃまああんまり凝ったものは出来なさそうか。
護身用ならスタンガン的な使い方か……? 知ってるかもしれねーけどそれなりの電気通したら人って動けなくなるし。」

どのくらいの効率なのかわからないがまあ初級魔術でしかも魔力が少ないならそんなところだろうか? まあ護身用なら問題なさそうだ。

「ん、異能についてか……。といってもエネルギーを電気にできるってだけだからあんまり説明すんことないしなあ。
……あーなんか充電するもんとか持ってる? まあ自分のでやってもいいんだけど折角だし。」

異能について話を聞きたいと言われた。別に隠すものでもないしいいのだが、話すと言ってもそう特別なものではない。
……とりあえず見せるのが一番かなと何か持ってないか聞いてみる。充電くらいならこの場でやっても問題ないはずだ。

セレネ > 「え?――あ、あぁ私よく本を読んでいるので、読んでた本の中にやり方が載ってただけですよ。」

詳しいかと問われればYESであるが。
基本が秘匿主義の為そうだとは言いにくい。
だから蔵書で知った、と嘘をついた。非常に心苦しいけれど。

「下手すると感電死しますものね。
でも常時スタンガンを持ち歩くわけにはいきませんし、こういうアクセサリーならお洒落も兼ねて良いかなって。」

相手の言葉に答える。
電気も使い方によっては危険だし、人を殺す武器にもなり得る。
けれど、己は戦闘タイプではないから威力の強いものはあまり必要がないのだ。

「充電?あー…スマホくらいしか持ってませんが。」

携帯ゲーム機は持ってないし。
ポケットからスマホを取り出せば、相手に渡そうか。

阿須賀 冬織 > 「まあな。確かにそれならそんなに目立たねえしいいんじゃないか?」

普通にお洒落でつけていても不思議ではないデザインだ。
言い淀んだことに何かあるのかなとは思うが、まあ問いただすことでもないのでそこはスルーする。

「ちょっと借りるな。あっ、流石に情報視たりすんのは無理だから。」

そう言って彼女から端末を受け取る。……ハッキングだとかはめちゃくちゃ異能を訓練すればできるかもしれないが今の自分にはできない。
分かりやすいように見えるようにプラズマを出して充電をする。まあ実際のところ見えるのはほとんど飾りだが。

「んまあこんな感じで、電気作って操れるのが俺の異能。他にはちょっと応用で金属持ち上げたりだとかそんなのもできるかな。
その指輪がどのくらい細かく操作できんのかわからねーけど、今やった充電とかならできるんじゃねーかな。下手すると壊れるけど。」

ちょっとすればフル充電になったそれを彼女に返す。……まあ、見てておもしろいもんかはわかんねーんだけど。

セレネ > 「ふむ、ならこれも買う事にします。」

己の嘘、あえて問わないのか気にしてないのかは分からないが、言及されないなら良かったと安堵。
相手からも良いと感想をもらえたなら、買う事にしようと決断。

「見られて困るものはありませんがね。」

…いや、猫耳尻尾を生やしたいつも仲良くしている教師の激写画像があったな。
あれ見られたらちょっとマズイかもしれない。
けれど見られないのなら良かったし、普通に考えてもそれは犯罪だろう。
なんて事を考えつつ、己のスマホを手に持った彼からプラズマが発生。
ほほう、と興味深くそれを眺める。

「歩く充電器さんですね。便利ですこと。
壊さない程度に色々実験してみます。
見せてもらう為とはいえ、充電までして頂くとは。」

返されたスマホを見ると、確かに充電がMAXだ。
蒼を瞬かせその異能が本物である事にまた驚く。
しかし、何だか申し訳なく思ってしまった。

阿須賀 冬織 > 「んまあ充電気にしないでいいのは確かに便利だな。普段の生活ならそれで十分だし。
……おう。魔術の方はあんまり詳しくねーから何も言えねえけど頑張れ。
一応なんかわかんねーこと聞いてくれたら答えるから。流石に専門にしてる教師ほどではねーけどな。
……ん、充電程度ならエネルギーもほとんど使わねーし別にいいよ。クラスの奴らもよく頼んでくるし。」

実際、歩く充電器と思われている節はあるので苦笑い。
充電の方は本当にほとんど電力も使わないので特に気にしていない。
魔術の方は専門外なので何も言えないが、電気関係ならアドバイスできるかなと連絡先を渡そうとする。

セレネ > 「電気代も甘く見てるととんでもない事になったりしますからね。
えぇ、応援有難う御座います。頑張ります。
…あはは、まぁどうしても分からなかったら自分で調べるなりしますから、大丈夫でしょう。
あ、そうだ。もし宜しければお名前伺っても宜しいですか?
私はセレネと言います。学年は一年です。」

細かい事はあまり気にしないタイプのようだ。
己とは大違いだと感じる。
そうして、連絡先をさらっと渡してくる相手には受け取りながらも名を聞こうと自己紹介。

無事に名前を聞けたなら、せめてもの礼にと彼の買い物に付き合うつもり。
断られたなら己は他のアクセサリーを見る為に此処に留まるだろう。
何れにしても、新しい縁を繋げて満足するのだ――。

阿須賀 冬織 > 「ん、セレネな。俺は阿須賀冬織。同じく一年だからまあ学校の方で合うこともあるかもな。そんときはよろしく。」

特に断る必要はないので自己紹介と、そのあと言われた同行の話も承諾する。
どうやら同じ一年だったようだ。また一人新しい知り合いが出来た。
予想外の収穫に満足しながら本来の用事を満たそうと異能関係の売り場の方へと移動するのだろう。

ご案内:「扶桑百貨店 異能・魔道具エリア(7・8F)」から阿須賀 冬織さんが去りました。
ご案内:「扶桑百貨店 異能・魔道具エリア(7・8F)」からセレネさんが去りました。