2022/04/18 のログ
ご案内:「扶桑百貨店 異能・魔道具エリア(7・8F)」に雨見風菜さんが現れました。
■雨見風菜 > 扶桑百貨店、異能・魔道具エリア。
その中の、エアースイム関連用品店。
牛娘……ではなく、牛をもしたパーカーを着た風菜が、商品を眺めている。
「~♪」
口ずさんでいる曲は、あるアクションゲームの曲。
軽快な、まるで西部劇のような曲。
■雨見風菜 > しかし、目当てのものはなかったようだ。
「うーん……やはり、通販で買うしかないんでしょうか」
その目当ての商品は、風菜自身は通販サイトで存在を知ったものだ。
天女のような装飾の腰部S-Wing。
しかしそれは小さなメーカー、それもエアースイム用品の会社ではないメーカーの品。
陳列されているのはエアースイム用品の大手の商品ばかりだ。
■雨見風菜 > そんな風菜に、店員が声をかける。
「あの、このS-Wingはありますか?」
風菜の注文を受けた店員は、少しお待ち下さいと言って店の奥へ。
少し待てば、目当ての商品名が記載された箱が出てきた。
「ああ、良かった」
そうして、風菜は無事に目当てのものを購入して店を出る。
ご案内:「扶桑百貨店 異能・魔道具エリア(7・8F)」に調香師さんが現れました。
■雨見風菜 > 目的は達成したが、今度は別の……書籍店に向けて足を進める。
自分の使える魔術系統の書籍を探すためだ。
「~♪」
今度は、勇ましく走り出しそうな曲を口ずさむ。
大本はあるゲームにおける図書館ステージの曲だ。
■調香師 > さて、ここが大型の商業施設。ここになら、きっと生産終了した商売道具の残りもある筈!!
捜し歩いて、数時間。ふら、ふらと、香りは人混みの中に残って
バスケットを持った少女は歩いていた
(あっちでもない、こっちでもない)
魔法道具異能道具でもない筈なのだけど。縦構造の建物が苦手なのか、余り気にしていない様子
丁度、書店の前を通り過ぎるころ。よそ見していた少女、貴女の方向へ...
■雨見風菜 > のんびりと館内を眺めながら歩き、ふと前を向く。
目の前に少女。
「きゃっ」
避けられるはずもなくぶつかり、とっさに『糸』で自分と相手を支える。
頼りなさげな赤い糸は、物理法則を無視して空中に静止。
風菜とぶつかった相手を軽々と支える。
「ごめんなさい、よそ見していました。
お怪我はないですか?」
■調香師 > 「ひゃあ」
バランスを整える、その前に
後ろにのけぞった、彼女の身体は静止する
落としそうになったバスケットごと
目をぱちくり。想定外、ぶつかる事も、こうして止まっている事も
これは.....何?
「不思議な状況。えっと、えっと
ごめんなさい?私は大丈夫、だけど」
気付いてしまった。覗き込んでくるその相手
随分と、可愛らしい牛娘の恰好をしています
「...牛さんみたいな人、ありがとう?」
多分、この状況も相手のおかげ、だと想定
■雨見風菜 > 眼の前の少女の返答に、笑顔を浮かべ。
「それは良かったです」
彼女が体勢を整えたのを確認して、『糸』をしまう。
別段隠しもしていないので、彼女の背後に伸びた赤い糸が風菜の掌に吸い込まれていく。
それはまるで、掃除機のコードを収納するように。
違う点といえば、伸びたルートで戻っていくという物理的にありえない動き方ぐらいだ。
■調香師 > 「わ、ぁ......」
機械の少女とはいえ、心を持てば不意もある
そう、目の前の未観測の超常現象とか
「...うん。間違いない
さっき助けてくれたのは、あなた
もう一度、ありがとう」
少女は、硬い笑みで笑う。その代わり、首はこてんと傾けて
ぶつかるという接触は、彼女の特徴を顕著に知るに至るのだろう
きっと、特別に華やかな香りを纏っていた
逆に、生理現象とは全くの無縁にて。人であれば不自然とも
「お邪魔した所、悪いのだけれど
この辺りに、専門的なお店はないかな?
お店の道具を、探してるのだけど」
余りに見つからないので。ぶつかった相手でも、まずは相談してみよう
■雨見風菜 > 改めて礼を言われるが、抑々自分の不注意でもあるのだ。
少々気恥ずかしくなる。
「いえいえ。
ぶつかってしまった不注意もありますし」
しかし目の前の少女は何かしら表情が硬い。
そういえば、先程ぶつかったとき……少し違和感を感じた。
感触自体は人間ではあるのだが、うまく言葉に説明できない違和感。
目の前の少女が通常の人間ではない可能性に思い至る。
「専門的なお店?
ええと、何を専門とするお店でしょうか?
このフロアは異能や魔道具の専門店ばかりですけども」
そういえば、目の前の少女からは華やかな香りが流れてくる。
生理現象での香りとも思えないが、果たしてこれは関係があるのだろうか。
■調香師 > 「私の場合は、香りを中心とするんだけど
異能、魔法具は......うん。違う?
普通の、作業道具だったんだよね
それは特殊な規格の物だったけれど」
口で説明を続けていた彼女は突然、噤む。考え事
バスケットを開いて、中身をがさごそと
抱かれた違和感を含む目線には特に敏くもない様子
「これ。まずは受け取って欲しいな」
差し出されたのは黒い名刺。限定された枚数しか擦ってない分、
装飾は丁寧に。表面には『Wing's Tickle』との金の文字
硬い笑みでも分かる上機嫌。これを渡すことが自己紹介に等しい仕草
裏面に書いてある住所は、歓楽街の路地裏。貴女は知っているのだろうか
■雨見風菜 > 差し出された名刺を受け取る。
風菜は学生であるがゆえに名刺はそこまで見たことはないのだが、かなり上質そうに見える。
地元のとある議員の名刺よりも上質ではないだろうか。
記載されている住所は歓楽街。
行ったことのない区画のようだが、近くを通った覚えはある。
「ご丁寧にありがとうございます。
香りに関する道具、ですか。
魔道具で心当たりはあったのですが、そうでない普通のものだと……」
うーん、と考える。
「下のファッションのフロアでしょうか。
そちらなら化粧品を扱う店舗もありましたし」
と、心当たりを述べる。
ふと少女を見れば、硬いなりに上機嫌そうな笑顔。
これほど上質な名刺、渡すことは少ないだろう。
そして自分に渡してこの笑顔は、つまり自己紹介をしたようなものか。
「私は雨見風菜、常世学園の三年生です。
よろしくお願いします」
笑顔で、自己紹介。
自惚れでなければいいな、と思いつつ。
■調香師 > 「雨見風菜。風菜さま、だね?」
店員らしい恭しい表現
...と、言うには、彼女の口調は親しみが込められすぎた
また新たなお客様の候補なのかも、そんな風に、期待に跳ねる声色
「化粧品。それは確かにそうかもね
とすると、下のフロアに行く為には...
通ってきた道があっちだから。階数さえ間違えなければ?」
横の地形には詳しい様子。自身が遺してきた香りもある
少女は一歩飛びのいて、あなたの笑顔を存分に見上げよう
そして、大きなお辞儀。ゴスロリチックな真っ白の衣装がふわりと踊る
「ありがとう。これは何度でも
だってきちんと知れそうだもんね。いひふふ」
笑顔が下手なら、笑い声も下手なのか。わざとらしい位の言葉として
■雨見風菜 > 親しみや期待の込められた口調。
いつか彼女の店にも行ってみようという気になっていたが、ますますその気になってくる。
妙な笑い方は少し気になる……あまりにもはっきりした言葉で、機械系の種族だろうか、と予想を立てる。
「いえいえ、困ったときはお互い様、ですよ。
何なら、一緒に行きましょうか?」
書店は近いが、そもそも風菜の扱う系統があるかは怪しい。
それに、なくて元々だったのだ。
彼女の案内に切り替えても問題はない。