2019/02/15 のログ
■白鈴秋 > 腕の疲れも取れた。寮までもそう遠くはない。
「またこれをもっていくのか面倒だな」
ふぅと溜息をつき、持ち上げようとして……ふと気がつく。
たしかに不用意に異能を使うのは良くないかも知れないが……正直悪い事など今更だ。
それに重くて明日に支障をきたせばそれこそ問題というものだろう。
「俺も少し悪知恵がついたということか」
左手で持つ際少しだけ糸で吊り上げる。これで重いはずの袋だがほぼ力を使わないで持てるという訳だ。
自分の能力は結構汎用性が広いとは思っていたが。いやはや、ここまでとは思わなかった。
そうして彼は帰路に着く。そしてまた明日が始まるのだ。
ご案内:「常世公園」から白鈴秋さんが去りました。