2019/09/27 のログ
ご案内:「常世公園」に日下 葵さんが現れました。
日下 葵 > 「あーあ。もうすぐ学校始まっちゃうなぁ」

公園のベンチ、西の果てにわずかな紺色を残して、空全体が黒くなる時間。
夏場の暑さなど忘れたかのような冷たい風が吹く中、ドカッと深く座って街灯の灯りを眺める。

年齢的には外の世界でいうところの高校三年生だが、
他人より多めに授業を取っていたおかげでいわゆる大学生と同じ夏季休暇をもらっている。
そんな二ヶ月近い休みも数日のうちに終わってしまおうとしていることが、
妙に受け入れがたい現実として自身に突き付けられているのだ>

日下 葵 > 「さて、帰ろ。風邪ひいちゃいけないし」


数分考え事をするかのようにボーっと街灯を眺めていたが、
不意に吹きあたる冷たい風が意識を引き戻した。

深々と座っていたベンチから腰を浮かせると、軽く埃を払って帰路についた>

ご案内:「常世公園」から日下 葵さんが去りました。