2020/05/16 のログ
ご案内:「常世公園」に東雲 七生さんが現れました。
■東雲 七生 > 日も沈み、少し肌寒さを感じる初夏の夜。
日課の走り込みを終えた七生は、終着点として設定している公園でストレッチをしていた。
手にはつい先程買ったばかりのスポーツ飲料。運動後は大抵飲んでいるお気に入りである。
「……っし、と。
いやー、今日も走った走った。」
ストレッチを終え、満足げに笑みを浮かべながら飲料をあおる。
口の端から溢れたのを指で拭い、大きく息を吐いた。
■東雲 七生 > 「ふう、帰る前にちょっと休憩ー。」
半分ほどになったボトルの蓋を閉め、傍のベンチに腰掛ける。
日付が変わる前には帰ろう、と公園の時計を一瞥すれば家を出てからまだ一時間ほども経っていない事に気付く。
「昔は今の距離走ったら3時間くらい経ってたのになあ。
やっぱり成長してるんだなあ、三倍かあ。」
ふんすふんす、と満足げにベンチの背に体を預けて星空を眺める。
運動能力は確かに向上しているが、身長は全くと言っていいほど変化が無いのはもはや諦めの域に達している七生である。
■東雲 七生 > 「も少しくらい背が伸びてくれた方が良いんだけどなあ。」
うーむ、と真面目な顔で唸りつつベンチから腰を上げる。
そろそろ帰ろう、と脇に置いていたペットボトルを手に取り、残りを一気に飲み干して。
「もう少し背も高い方が、強そうに見えるよな。」
ぐぬぬ、と少しだけ背伸びをしてみるが身長以外にも子供っぽさ溢れる容姿では期待出来そうにも無く。
それを理解してるのかしていないのか、爪先立ちのまま七生は公園を後にするのだった。
ご案内:「常世公園」から東雲 七生さんが去りました。