2020/06/16 のログ
■九十八 幽 > 「こんにちは ルリエル
どこから来たか──間違いなく言えるのは、海から
海に出る前は暗い洞窟の中 その前は……ちょっとわからない。
それでも構わないなら、ルリエルと『仲間』になれるのは嬉しい」
体温を愛しむ様にルリエルの背に手を回せば 背中の違和に指先が触れる
幽の眉が僅かに怪訝そうに寄るが、深く考えるのは止したのか静かに手を腰の方へと下ろした
「そうかな、そうかも
濡れた服越しだと、裸よりも冷たくて、乾いた服よりも温かい不思議な感じ
それに── ルリエルの体は柔らかくて心地が良いね
同じ様な背丈なのに、まるで違うんだ」
挨拶の抱擁が終わり、互いの間に雨が落ちる
率直に感想を告げて、少しだけ不思議そうに自分の身体を撫ぜる 幽
「お勉強 学ぶ、言葉も文字も──たくさん
それなら ──……ルリエルの事も学べるかしら
暖かくて、柔らかくて 素敵で、あなたのことだいぶ好きになったから
よろしく、ルリエル……せんせ?」
柔和な笑みに釣られるように、口元が綻ぶ
穏やかな口調で、だいぶ過激な事を言いながらもそこに下心の様な物はまるで無く。
「住んでる所 特に、無いんだ
これまでは知り合った人が家に上げてくれたりしたんだ
だから今日も探さなきゃ 食べる物は何とかなるけれど、シャワーは うん──浴びたいから
ユウレイっていうのは──」
さらりと問題発言を重ねながら、何事も無かったかのように説明に入る幽だった
■ルリエル > 「まぁ、海から……海の中の洞窟でしょうか?
もしかしてカスカは人魚、セイレーン、そういったタイプだったりするのでしょうか?」
「ユーレイ……ええ? 死者の魂がこの世に残る? そんな痛ましいことが地上には……」
「夏の盛りにはユーレイが大勢帰ってくる時期がある? それは……大騒ぎになるでしょうね。
……ちょっと、怖くなっちゃいました。まだ家が見つかってないのでしたら、今日だけでも泊まって行きます?
この雨、深夜まで続くって話ですし……フフッ、そんな先まで天気を見通せるなんて。
この時代の占星術師はとても優秀なのですね♪」
そんな感じでおっとりと語らいつつ、さてさて、二人はどこまで一緒に連れ立って歩いたか。
きっとまぁ……何事もなかったであろう。幽はともかくルリエルも分別のある大人である。
ご案内:「常世公園」からルリエルさんが去りました。
■九十八 幽 > 「人魚 違うと思う。たぶん……」
「見た事は無いけれど、そう言われてる
きっと寂しいんだと思う。いきなり一人になって」
「泊まって良いの それなら、すごく助かる
雨の日は誰もあまり家に入れたがらないみたいだから
きっと ずぶ濡れだからだろうね──」
雨の中、傘も差さずに並んで歩く影ふたつ
道行く人が何事かと振り返る姿が、二人に歩いた道の様になっていた
ご案内:「常世公園」から九十八 幽さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に櫻井 桜さんが現れました。
■櫻井 桜 > 「へいへいへい、パス、こっちこっち!」
手を挙げながらコートをかけるタンクトップ姿の女子が一人。
3on3のストリートバスケットにいつの間にか混ざった彼女。ボールを受ければ小刻みにピポットでステップを刻んで、マークマンの前でボールを左右にゆっくりとスイングする。
パスを出すか、抜いてくるか、そのままシュートをするか。
その判断を相手に強制しながら、不敵に笑う桃色。
相手は身長は遥かに自分より高い金髪の男。
散々やられているからか、余裕の表情はもはや相手には無い。
■櫻井 桜 > 「トドメだ。」
ニヤリと笑う桃色ピンク。地面を踏み切りながら地面にボールを跳ねさせ、相手に己の身体をぶつけていく。
最もありえないボディコンタクトを使った強引な中央突破。
ただ、彼女の身体は、質量が自在だ。
相手にぶつかるその体は、がっちりと、まるでそびえたつ岩のように重く。
大柄な男を跳ね飛ばして尻もちをつかせる。
「………そい、やっ!!」
跳ねた。今度は体重を軽く変えてしまえば、悠々とリングと同じ高さまで飛び上がって…………。
■櫻井 桜 > 大勝利である。
一人で得点の大半を荒稼ぎし、並み居る男をショルダータックルで打ちのめし、誰よりも高く飛び上がって相手チームの上からダンクをたたき込む。
能力ありのバスケではあるが、それでも派手に目立つ。
髪の色も、服装も、体つきも、プレイスタイルも、すべてだ。
「………いやー、勝ったわー、敗北を知りたいってやつ?」
ふっふん、と偉そうにするその発言もだ。
■櫻井 桜 > ちなみに、能力無しではどうなったのか。
それも、彼女は強い。
身体をぶつけるようなことはせずとも、自慢のクイックネスと、相手の足を踏みつけるのを何とも思わないダーティプレイ。
そして、外角からの正確無比なシュート。
身体を使う競技であれば、何であれ地元では無敗だったのだ。
それがケンカであっても。
「ふん、能力者が集まる島っつってもこんなもんね。」
だから、こういう軽率な発言も増える。
どやどやぁ……っと、偉そうな顔をしながらボールを人差し指の上でくるくると回して。
■櫻井 桜 > 「何か賭けてやるのもいいけど。………でも、勝って金品を奪ったりしてたらマジ怒りされそうなのよね………」
ううん、と腕を組んで。
やっぱりケンカしかないかぁ、なんてつまんなさそうに地面を蹴る。
誰かと比較したことがないからか、能力を隠さず使い続け、ひけらかすことに忌避感が無い女。
むしろ、まだ見ぬ力を。 自分のとび越えられない壁を見たいかのごとく。
露骨にあけすけにひけらかし、競い合いを、戦いを求める。
「……たいっくつ。」
くぁ、っと欠伸をしながら伸びを一つ。
ご案内:「常世公園」から櫻井 桜さんが去りました。
ご案内:「常世公園」にアリソンさんが現れました。
ご案内:「常世公園」に飛鷹与一さんが現れました。
■アリソン > すっかり日も暮れて幾ばしか気温の下がった夜の公園内。
ジジっと時折街灯の明りが点滅をし付き、電子音というか
モーター音を低く唸らせ動くとある自販機の前にうんこ座りをして
タバコではなく何やら細い筒を口に咥えだるそーに休んでいる胡散臭そうな女子が一人。
「あぁ、だる…」
丁寧な口調ではなく敢えて悪そうな口調を口にし、
トレードマークと化したメイド服ではないまさかのジャージ上下
(膝下まで捲ったやつに素足)にビーチサンダルといういで立ち。
時折タバコを吸う様な仕草をして 地べたに置いた空き缶に吸い終わったと思う筒をずぼっと入れ―
■飛鷹与一 > 今日は休日…なのだが、同居人は”仕事”らしく姿が見えない。
なので、猫の世話や遊び相手をしたり、日用雑貨の足りない分を補充したりと気儘に過ごし…日も暮れた現在。
「――えーと…。」
ふらり、と散歩途中に常世公園に訪れた…は、いいのだけれども。
丁度、喉も渇いたので公園敷地内の自販機の一つに立ち寄ろうとした矢先、見えた姿に一度足を止める。
…ジャージ姿の黒髪の女性が凄い座り方をしていた。しかも何か口に咥えている様子。
…不良?いや、ポーズとかそれは一昔前のヤンキーみたいだが何か違う気が。
まぁ、ここで物怖じしてもしょうがないので、一息ついてそちらまで歩み寄っていき。
「あのーーーすいません。飲み物を買いたいので少し前を開けて貰ってもいいでしょうか?」
と、会釈をしながら控えめな声でそう呼びかけてみようと。
■アリソン > もう一本やっとくかぁってか、とばかりにごそごそと黒い箱から妙な筒を取り出すと口に咥え、
一人ヤンキーごっこをなぜか続行をする髪の毛がちょっと長い女子。
自販機の前に陣取っているので最高に邪魔 最低にうざそうな視線(精一杯の)を見上げて
「あぁん?っち、しかたねぇなっ、早くしろや。」
男言葉ってこんなんですか、と振舞い方もジャージの着こなし方も教わったけど付け刃的で何ともおっかない。
だるそーにあくまでも だるそーに ずりずりと背中を丸めて
自販機の前からのそのそっと退くも、その立ち位置は自販機の斜め前。
「だれじゃあ、われ。見ない顔だな」
(もごもごとタバコ?みないなそうじゃない筒をがじがじと齧りながら声を返してみようと。
■飛鷹与一 > 「あはは、お手数お掛けしてすいません。すぐ終わりますので」
苦笑気味にもう一度お礼の会釈を。風紀委員会に居ればこういう人たちの相手もするので慣れたもの。
最低にウザそうな視線を向けられても、やんわりと苦笑で受け流すくらいは少なくとも出来る。
ともあれ、相手の気が変わらない内にと、財布から小銭を取り出して…ペットボトルのお茶を買おうか。
片手で取り出し口からボトルを取り出しつつも、彼女からの問い掛けに視線をそちらへと向けて。
「俺ですか?えーと、3年の飛鷹与一といいます。一応は風紀委員会に所属してます(最近いきなり戻されたんだけどね)」
と、心の声は溜息でも出そうなものだが、あっさりと学年と名前、所属を名乗り自己紹介をしておこう。
■アリソン > だるそうにあくまでも一昔前世代のヤンキーを演じて、
口調とか振舞い方とか一番変化したのはメイド服からジャージというものを着た事。
ジャージの中はビキニとかいう破廉恥ものだけど首上までジップロックを上げたお陰で
肌色を極力晒していない。早く終わると聞いたので ほんとかぁ?という視線を送るばかり。
がこんと勢いよく自販機で購入を終えた彼を見上げて。
「嘘は言っていなかったようだな、俺は2年のアリソンだ。っち、風紀か…メンドイものに見つかっちまったなっ」
ガジガジと噛んでいた筒みたいなものが余計に傷だらけに。
学年は一つ下、名前は苗字ないし、所属は言えるはずもなく最低限名乗ったものの、
うげっとあからさまに腰をあげて妙な体勢へ。
■飛鷹与一 > 正直、一昔前の世代だと自分とかの親の世代になりそうなのだけれども。
まぁ、それはそれとしてジャージ姿に長い黒髪。あと、ビキニは見えない状態なので勿論気付かず。
「嘘とか分かるんですか?…いや、まぁ別に嘘をつく必要も無いかなって。
えーと、じゃあ後輩さんか。よろしく、アリソンさん。…あー今はオフなので。」
後輩だと分かれば、多少砕けた口調にはなるが名前にさん付けなどある程度の節度は保ちつつ。
風紀が面倒、というのもよく言われる事なので苦笑を浮かべながらも、今はオフだという返答。
単に公私をきっちり分けていると言うか、プライベート時間にまで仕事を持ち込みたくないだけだ。
勿論、彼女が何か違法行為をやらかしているなら切り替えてそれなりの対処をするつもりだが。
「…あと、さっきから齧ってるそれは何ですか?煙草の類ではないんでしょうけど」
煙は出てないし。電子煙草?とかの類でも無さそうだし。
■アリソン > 何かの資料を見せて貰ったりジャージを勧められてヤンキーっぽく振舞えと言われたときに
正気かアンタ!と小一時間問い詰めたこともあるけど押し切られた。
長い髪は切りたくなくてそのまま上げも出ずまとめた位で。
「迷ったり長々と買いもんしなかったからな、
すぐに終わるって言葉に偽りはなかったんだろ。
おう、よろしく。…オフか、ならいいか。」
先輩と分かっても丁寧に振舞ったりしない。
一本軸入ったようにヤンキーを演じ続けている。
タバコの筒みたいなものはもう棒というか筒がガッタガタに傷だらけであり。
咎められたものを ちゅぽんと指で口から出せば。
チュッパ・チャップスの残り僅かな飴玉が先っぽの付いてたやつを見せつけて。
「これかぁ、飴玉だな、俺ぁ、タバコ嫌いだ あんな体に悪いもの吸えるかっ」
タバコのように口に咥えていたが筒が細すぎた。
■飛鷹与一 > 「あーー…俺は基本、お茶とかコーヒーばかりだから迷わないんですよあんまり。
炭酸飲料とか変り種のやつとかはあまり手出しはしないというか。」
別に嫌いとか飲めない訳ではないが、単純に好みを優先しているだけの話だった。
正直、仕事とプライベートはなるべく切り分けて考えたいので、こんな所でお仕事モードはやりたくない訳で。
「…あーー成る程。…いや、そもそも未成年は喫煙飲酒はご法度ですが」
自分より学年が下なら…いや、まぁ別の世界の人や年齢不詳の人も多いから何とも言えないが。
少なくとも、見た目通りの年齢と思うのはいけないんだろうな、と。
彼女が示した飴を眺めて納得したように頷けば、近くのベンチに腰を落ち着けてペットボトルの蓋を開けて。
「でも、アリソンさん…普通にベンチで寛いだほうが姿勢的に楽では?」
と、一応正論?を述べてみつつ、ごくりとお茶を一口飲んで。
■アリソン > 「そうで……そうかい。炭酸はトイレが近くなるって聞くな。
ほんとかどうか知らんけど。まぁ ひとさんの事情は聞かねえ」
飴玉入れていたタバコ入れの中身が無くなった。
飴玉は今舐めていたものが最後だったようでっち、しけていやがる。と。
タバコ入れをポケットに突っ込むとうんこ座りを続行してる。
「酒は飲まねえ 飲めなくもないがアレも飲み過ぎは体壊すぞ?」
健康第一だ、飲まない食べ過ぎしない適度に寝る!
飲まない吸わない 悪い事は格好だけで終わってそうな女は、
ベンチで寛いだ方が、と言われた時にぐしゃぐしゃーっと前髪をかいて。
「あ――――、もう演技やめやめっ 無理ですわ!付け刃ヤンキー無理だった!」
ひとしきり唸ってからはぁっとため息を吐いてすくっと立ち上がれば、格好はスレタままだけど。
振舞い方は真面目なものに変貌をした女子が出てきた感じに。
「色々と失礼致しました、ベンチで確かに寛いだ方が楽なのですが…まぁ 楽なんですが…」
とか言いながら 空き缶をひょいっと拾ってその場に姿勢正しく突っ立つ。
■飛鷹与一 > 「(そうなのか…初めて知ったんだけど)…あーーいや、まぁ別にそんな大した事情とかは無いんですけどね?」
ほんと、好みがお茶とかコーヒーなだけですハイ。しかし、ヤンキーを”演じている”ように見えるのは気のせいかな。
「うーーん、まぁぶっちゃけ、俺も師匠からお酒飲まされたりして多少は心得はありますが。
あー、一応これは内緒で。風紀委員ですからね、これでも一応は」
と、苦笑を浮かべて肩を竦めながらお茶をまたゴクリ、と一口飲んで。勿論、自分から酒は飲まない。
「――あ、やっぱり演技だったんですね。何か無理にやってるように見えた感じがしたので。
俺の勘違いかな?とも思ってたんですけど…。」
いきなり唸り始めたかと思えば、溜息と共にすっと立ち上がるジャージ女子。
口調もがらっと変わって背筋も伸びている…服装は変わってないけど!
「えーと、まぁそっちがアリソンさんの素でいいんですかね?
何かベンチに座ると問題でもあったりするんですか?」
と、彼女の事情やら何やらを知らないのもあり、不思議そうに小首を傾げており
■アリソン > 「うる覚えなんで記憶は正解かどうか知らん。」
コーヒー…あの泥水の様な物体か。あれは淹れるのは得意だが飲むのは遠慮したい。
ヤンキー演技歴 本日だけ。付け刃にもほどがあって演技を放棄、服装はこれは実物なので
変身等をして服装が変化するとかはない だって脱いだら下はビキニだ!
「…風紀委員にいい思い出がないですね。、無理にも程があります。
私は単なるメイドありますのに真逆のヤンキーになれと酷ですわ。
こちらがわたくしの素ですわ、いつもはメイド服で御座いますのよ?
ベンチに腰掛けてしまうとうっかり眠ってしまうからですの。
今もちょっと眠くて…やっぱり帰りますね…すみません」
こっくりとしかけたけど気力で目が覚めた。やはり無理をし過ぎて気を緩めたのもあって
眠い眠すぎる。彼に会釈をして ふらついた足取りで学生寮のある方へと
空き缶を持って行ったままその場を去っていた。
ご案内:「常世公園」からアリソンさんが去りました。
■飛鷹与一 > 「あ、そうなんですね。」
ちなみに、コーヒーとお茶以外だと…何だろう、健康的な意味でスムージーとか青汁みたいな。
まぁ、それはそれとして。あと、仮に脱いでビキニを晒されたら少年的には色々困る!
「…いや、まぁ俺も一度正式に引退した筈なんだけどね…うん。
メイド服……成る程。家政婦さん的な意味なのか、別の意味なのかで解釈違いますけど」
まぁ、それはそれとして。うっかり寝てしまう…そういう体質なのか、単純にお疲れなのか。
いや、そもそもお疲れならわざわざヤンキー座りはしない気がするけども。
「…っと、了解しました。ゆっくり休んでくださいねーー?おやすみなさい。」
と、こちらも我に返れば会釈をしつつ見送って。一人取り残されれば、取り敢えずもう少し寛いでいくか、と。お茶をまた一口。