2020/07/21 のログ
ラピス > 「なるほど、重さを感じず、制限はあるけど液体も行ける。
 溜め込む液体の種類によっては、攻撃や防御に転用できますねぇ」

石鹸水なら足元を危うく出来るし、石油ならば火と合わせて燃やせる。
或いは酸であれば、物品を腐食させることだって容易い。薬も有りだ。
なお、撫で撫ではいつでもウェルカム。やられ慣れてるからどんと来いだ。

「おー、良いですねぇ。雨で濡れないのは素晴らしいと思いますよ。
 うにゃ、汗を溜めるというのは想像の外でしたが、そういう使い方もあるものなのですねぇ」

ふむふむ。真面目な顔をして頷くへっぽこ少女。
目の前の彼女が脳裏に何を考えているかなど露知らずだ。

雨見風菜 > 「まあ、私自身あまり戦いはしたくないですが。
 そういう危険なものも持ちたくないですし」

基本的に身体能力も高くなければ異能も破壊力のない代物だ。
逃げる補助に使うくらいか。

「さっきも言ったように限界があるのですぐ捨てないといけないんですけどね。
 汗は貯めませんよ、すぐ捨てます」

流石に汗は使い道が……あるのだろうか?
兎にも角にも風菜にはない。

ラピス > 「ん、平和の中に居るのに越したことは有りませんからね。
 自衛の手段は持っても、それ以上は持たずに生きたいものです」

彼女の能力なら、他にも応用すれば色々出来そうだ。
無論、逃げることも、戦うことも。良いことだと思う。
この島は、案外治安が悪かったりもするのだから。

「ん、雨などは溜めてても仕方なさそうですからねぇ。
 汗は、まぁ、魔術の触媒に使うこともあるらしいですが」

汗を始めとする体液は、場合によって魔術に用いることもある。
使い方といえばそれくらいだろうか。少なくとも、へっぽこが思いつくのはそれだけだ。

雨見風菜 > 「そうですね。
 無理に攻撃すれば、それが火種になったりもしますし」

なんなら、身体を使ってでも戦いは避けたい所。
流石にそこまで口にはしないが。

「魔術の触媒に使うんですか汗って。
 私には無縁でしょうね」

そもそも他の魔術の才能が一切ない。
空間魔法だけが奇跡的に才能がある……と風菜は思っている。
無論、一般的な属性魔術への適性はないのだが。
そうでない一部の特殊な系列の魔術の才能は未だ眠ったままだ。

ラピス > 「ん、後は危険に近寄らないことですねぇ。巻き込まれてしまう可能性もありますし。
 まぁ、雨見さんはとても賢明な子のようにお見受けしますから、心配要らないかもですが」

うんうん、と頷きながらニッコリ。
彼女の脳裏はやっぱり読めない。

「んー、例えばですが、汗はフェロモンを含みますからね。
 相手を誘惑する魔術の触媒とかにしたりする訳ですよぅ」

薬学的にも、汗には様々な成分が含まれるから重要だ。
或いは、一部の性魔術等も該当するが、流石に生徒にする話ではないだろう、と口を噤んだ。

雨見風菜 > 「そうですね。
 君子危うきに近寄らず、とも言いますし」

だがその実火遊び目的で危険に近寄っていたりするのだが。
やはり見た目で中身は語れない。

「あーなるほど……そういう使い方があるんですね」

誘惑する魔術、というワードに興味が鎌首をもたげる。
誠に残念……かどうかはわからないがこの生徒、そっち方面に現在進行系で興味津々だし才能もあったりするのだが。
果たしてこれが才能開花のきっかけになるかもしれない。

ラピス > 「えぇ、えぇ、その通りです。近寄ってはだめですよ?」

彼女が実は火遊びしているなんて露知らず。
もしも見かけてしまったらそのときは――へっぽこだから誤魔化されそうな気がする。

「えぇ、興味があるなら、調べてみると良いかもですねぇ」

流石に詳細を伝えるのは憚られるが、興味を抱くこと自体は良いこと。
自主性を大事にする教師は、とやかく言わずに軽く勧める程度だった。
決して、丸投げしているわけではない。きっと、多分。

雨見風菜 > 「ええ、気をつけます」

気をつけて。
そして首を突っ込んでもまあ命が失われない貞操の危機と言うだけなら首を突っ込むのがこの風菜である。
ポーカーフェイスも得意なこの娘はラピス先生を騙せるかもしれない。

「ええ、そうします」

存在を知らせてくれただけでもありがたく。
専門外の話に無理を言ってはいけないと思いつつ。
この痴女は新たな方向性を目覚めさせる道を得てしまった。
まあきっと、ラピス先生に非はない。

ラピス > 「ん、素直で良い子ですねぇ、花丸ですよぅ」

すっかり騙されているへっぽこ教師は、ニッコリと頷くばかり。
その横で供物の団子は着実に減っていき、残り一段となっていた。

「知的好奇心を満たして、学ぶことは良いことですからね。
 何事も知っていれば、経験していれば、それが強みになりますもの」

なんかすごく大変なことをしでかした気がする。
でもきっとすぐ忘れる。へっぽこの所以はその辺りなのだから。

雨見風菜 > 風菜は『気をつける』としか言っていない。
気をつけた結果どうするのかまでは言っていないのだ。

「ありがとうございます、可愛いラピス先生」

こんな単純なごまかしに気づかない可愛さに、とうとう風菜はラピス先生の頭を撫でる。

「そうですね、経験は力。
 選択肢は準備できれば出来るほど良いですもんね」

果たしてこれがどう結実するのかは今は誰もわからない。
だが一つ言えることは、きっと風菜は人命に関わるような危険なことはしないだろう。

ラピス > 言葉の裏も読めはするが、それは相手をかなり知っている場合に限られる。
彼女の場合は初対面。その上で隠されてしまえば、推し量るすべもない。

「いえいえー……ふふ、優しく撫でるが良いですよぅ」

撫でられ撫でられ。わしゃわしゃされなきゃ結構好きだったりする。

「ですです。何かあった時に、出せる手札がどれだけあるか。
 或いは、より質の良い手札を出せるか、が重要ですからね。
 良く学び、良く遊ぶのが寛容ですよ、えぇ!」

まぁ、何があった所で、へっぽこ教師は繋がりになど気づかない。
なにせ、少女は彼女が人に害を加えるような存在ではないと思っているのだから。

雨見風菜 > 雨見風菜。
表面上は清楚な少女である。
そんな少女が爛れた欲望を秘めているとは一体誰が考えられようか。
得意げになるラピス先生を優しく撫で撫で。
きっとそれは彼女の本性を知る人間にしかなし得ないだろう。

「そうですね、よく学び、よく遊ぶ。
 大事ですよね」

実際風菜は他人を直接害するつもりはない。
そこだけは確固たる風菜の精神性であるのだ。

あと幼女には優しく、その本性は見せないように振る舞うだろう。

ラピス > きっと彼女は少女に秘めたものを見せない。
だからこそ、彼女と少女の関係は、平和な先生と生徒に落ち着くはず。
或いは、ひょんなことから裏を見たとしても、まぁその時はその時だ。
仮定の話だから、なるようにしかならない。そんなものだ。

「――えぇ、それが良いです。応援してますよぅ?」

などとにこにこ。彼女が他者を害さない。そうであれば十分だ。
そうこうしている内に団子の最後の一つが消える。これで奉納は終了だ。
煙草もそろそろ吸い差しが燃え尽きそうな頃。のんびりはこのくらいという事か。

「さて、どうやら奉納も終わったようですから、先生はそろそろ戻ろうかと。
 雨見さんはどうします?帰るようなら、途中まで一緒にいかがですか?」

折角知り合ったのだ、帰路の道中も共に出来たらしたいもの。
何れにせよ、少女はぽてぽてと、自分の寮へと帰っていく。
そして始まる夏休み。たっぷり楽しむとしよう――。

雨見風菜 > 「そうですね、ご一緒します」

言って、ラピス先生の言葉に甘える。
その後は魔術の話や他のことなど他愛もない話をしながら帰っていくことだろう。

ご案内:「常世公園」からラピスさんが去りました。
ご案内:「常世公園」から雨見風菜さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に227番さんが現れました。
227番 > 定位置。池の前の、ベンチ。
いつものように空を見上げるが……星はあまり見えない。

……街の灯りがまだ消えない時間。
ちょっと出るのが早過ぎたのだろう。
夜のどのあたりかで、見え方が違うことはわかるようになった。

星が見えないのであれば、足元に目をやる。
転がっているビー玉。以前見つけて、置いたままだ。

227番 > こないだは、これを透かしてみていたら、
その向こうに黒い影を見た。あまりに不意の出来事だったから、
思わず逃げ出してしまったが……。

分かっているのなら、向き合える。
ビー玉を拾い上げて。街灯に透かしてみる。

227番 > 角度を変えてみたり、ビー玉をくるくると回してみたり。

「……」

しかし、一向に見える気配はない。
どうしてだろう。見つめようと、気持ちを注いでいるのに。
延々と見続けたものの、光源にずっと目を向けていたので、目が疲れてしまった。

ビー玉は、元の位置に戻そう。

227番 > ……まいったな。星は見えないし、池は静かだし……。
少し街の様子を見てみようか。

ベンチから立ち上がって、何処かへと歩いていった。

ご案内:「常世公園」から227番さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
水無月 斬鬼丸 > ついにやってきた念願の夏休み。
海も開き、空も青空、遊びたい放題!!
なのだが、そのためにどうしても必要なものがある。
それは金。マネー、貨幣、資金。
遊び回るための金だ。

自分のもらってる仕送りは、それなりに潤沢なものではあるが
夏休みを満喫するにはまだ足りない。
そこでコンビニで無料配布されていたアルバイト情報誌『タブンワーク常世島版』
こいつをもってきたわけだ。
公園のベンチで早速ペラペラとめくってみるが……

「……なんでこう…接客業ばっかり…」

そう、彼は陰キャなのだ。

水無月 斬鬼丸 > 接客を抜くと2・3くらいしか無いし
そのどれもが胡散臭くヤバそう。
やたらと給料が高いくせに荷物運びとしかかいてない。絶対にやばいやつだ。
まぁ、これから夏休み…
多くの学生がバイトに勤しむわけなので、需要の高い接客業の求人が増えるのがわかるが…
なにこれ…3日で10万?こわっ…

「(なーんかこう…一日に一人二人くらいしかこない店のバイトとか無いかな…)」

残念ながらそういう店はバイトを必要としない。

水無月 斬鬼丸 > 短期バイト、夏といえば、海の家。
海の家だが
あんな陽キャとウェイ系の巣窟誰が好んでいくものか。
そもそも、労働環境で死が約束されているのに時給1000円とか舐めてんのか。
時給50万くらいよこせ。
とはいえ、多い。海の家の求人。
そんなに海に家が必要か。海っていうかもう住宅街じゃないか。
地盤沈下でみんな潰れてしまえばいいのに…
だが、働かずしてお金はいただけない。
お金がないとフェイと遊んで過ごせない。
そう、フェイと。

「……」

思わず頬が緩んでしまう。
フェイのことを思い出すとだいたいこうなるので仕方ないね。

水無月 斬鬼丸 > 海の家から、せめて好条件のものを選ぶしか無い。
そして、できるだけ立地条件の悪い所が良い。
いっぺん海の方見てくるか?
浜辺の端っこの方にないだろうか…こう、いい感じに寂れた海の家とか。
ペットの世話とかそんな感じのバイトとかあればよかったんだがそんなものはない。
とりあえずは、一回現場を見て考えよう、そうしよう。
パタンと求人誌を閉じてショルダーバッグの中へぽい。

水無月 斬鬼丸 > とりあえず海に行くのは……
明日でいいか。
ベンチから立ち上がるとそのまま寮の方へとあるき出す。
なんか最近沙羅ちゃんから妙な圧力かけられるからあんまり帰りたくないんだよな…。
せめて叩くのは説明を聞いてからにしてほしいと思う斬鬼丸
帰路へつくその背中は、疲れたサラリーマンにもにていたという。

ご案内:「常世公園」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。