2020/07/24 のログ
ご案内:「常世公園」に持流 童男さんが現れました。
■持流 童男 > 「フィー大漁大漁」
バッグに大量の回復薬を詰め込みつつ、あるきつつ公園のベンチで
ゆっくりしている。
(雪城殿に言われたでござるな。まぁそういう意味ではないんでござろうが、『居なくなったら困る』・・・だけど、言われたことに本当に嬉しかったでござる)
(ただ、強くなっては・・・いる。だけど、まぁ、誰かがピンチの時は、この知られずの英雄を使っていこうでござる。だけど、某ごときが記憶から居なくなっても。大丈夫でござろう、何より。推しの明日と幸せを守られるならそれでいいでござる。)
ベンチに座りつつ、公園でゆっくりしている、人たちを見つつもどこか懐かしむように
(忘れられたくなかった、一緒にいたかった、けど某がやらなきゃ。某がしなきゃ。何もできなくなっちまうでござる。)
(たとえ、孤独でも、辛くても苦しくても、推しの泣き顔に比べれば、推しの哀しみの顔に比べれば、わけないでござる・・)
「大丈夫!」
顔をぱんっとする。自分に喝を挿れるために
(こんなんじゃベニ殿に笑われちまうでござるな。)
■持流 童男 > (忘れられても、某が覚えてる。だから大丈夫。誰かを、守れる胸を晴れるヒーローを目指さなきゃ)
(救えるだけ救うってベニ殿と約束したのでござるから。だから、ベニ殿や、九郎殿、レナード殿、水無月殿に忘れられても、ピンチになったら絶対に使うでござる。記憶から消えても、また友達になればいいでござるから・・)
(記憶から消えるけどこの世界ではワールドトラベルしないということを考えると、知られずの英雄は、なかなか使い所があるでござるよな・・覚悟がいるでござるが)
(・・某のかけがえのない知り合いと友達になってくれた。某ごときと友達に、知り合いになってくれた方を守るために記憶から消えるなら、わけないでござる)
少しだけ拳を見つつぐっと手のひらを握る。
気を取り直して、ゲーム雑誌を見る。魔法少女ブルーの漫画を見つつ。ゆっくりしている。
(やはり、いいでござるなぁ魔法少女ブルー推しでござる・・!!)
ワクワクしながらもベンチに座ってみている。
ご案内:「常世公園」にロベリアさんが現れました。
■公園の子供たち > 滑り台の周辺で小さな子供たちが遊んでいる。
交互に滑り合ったりしていて、とても仲が良さそうだ。
しかし、そこへ彼らより少し年長のグループが割り込んできた。
「おい、そこどけよ。すべり台はおれたちが使うんだからな!」
「え、やだ……ぼくたちがさいしょに遊んでたのに」
先に遊んでいた子供たちは当然いやそうな顔をする。
それを聞いて不機嫌そうになった悪ガキが、遊んでいた子供の一人を突き飛ばした。
「いいからどけって!」
「うわぁっ!?」
「ケンちゃん!」
軽く尻餅をついた程度だったが、ケンちゃんと呼ばれた男の子は泣き出してしまった。
■公園の子供たち >
「へーんだ、泣き虫! すべり台はおれたちのもんだぜ!」
「うわぁあーんっ!」
遊び場を奪われ、他の子供たちも泣きそうな顔をしている。
悪ガキどもは我が物顔で滑り台を占有し始めた……
■持流 童男 > 「む・・!これは・・!こらこら」
と言ってベンチから立ち上がりつつ
すべり台の周辺にいきながらも
注意をしに行く。ケンちゃんと呼ばれた。男の子をなだめながも
「こらこらまずは話し合いからするでござるよ」
柔和に笑いながらも年長のグループの男の子たちに対して
優しく言い放つ。
■悪ガキ >
「なんだこのおっさん」
年長と言っても小学生ほどの子供たちから見れば、三十路はそう見える。
ケンちゃんが宥められる様を見て面白くなさそうな顔をした。
「おれたちの方がそいつらより上なんだから、ゆずるのは当たりまえだろ!」
いきなり出てきた大人の言うことを素直に聞く気はないようだ。
■持流 童男 > 少しニット笑いながらも
「それは違うでござるよ。」
快活に笑いながらも言い放つ。
「年なんてのは誰でも取れるでござる。某も、お主らも。だけどそこで何を成すかがだいじなんでござる。先程見てたでござるが、先に遊んでいた子供たちを、突き飛ばし、そして占領することが、お主らのやり方で、当たり前でござるか?」
ニット笑いながらも、優しく諭しつつ。
「いいでござるか。このまま行くと、お主は某のような大人になるでござる。夕方にブランコを漕ぎながら、途方もなくぼーっとする。そんな大人になりたいでござるか?。それよりかっこいい大人になりたいでござろう?」
二カッと笑いながらも優しく諭す。
■悪ガキ >
「はぁ? おっさんなんかといっしょにすんなよ!」
「だめにんげん!」
「しごとしろー!」
柔和な態度が、かえって彼らを増長させてしまったらしい。
完全にあなたを下に見ている態度で馬鹿にしてくる。
この年頃の子供は大人になった時のことなど考えもしないのだ!
「おれたちのやり方に口だしすんなよな!」
大人の指図なんて受けない、といった具合。
優しく諭したところで聞き入れはしないだろう。
■持流 童男 > 少しキリッとしつつ
「それなら、かっこ悪い大人になるということでござるな。」
しっかり言いつつ。
「周りを見て見るでござる。お主らをすべり台の周辺を」
と言いつつ周りを見渡すようにさせる。
「何が写ってるでござるか。某が言えたことではないでござるが、泣き出しそうな子達もいるでござろうが!!!」
少し怒る。
「そんなものが!周りを泣かせるのが!お主らのやり方ならば。そんなやり方捨ててしまえでござる!!」
と叱った後に、柔和になりつつ
「お主らもここで遊びたかったのでござろう。だったら一緒に遊べばいいでござる・・手を取り合って、笑えるのは本当に大事なことでござるから」
真剣な顔をしつつしっかり悪ガキに言い放つ。
■悪ガキ >
「しらねーよ! こいつらとなんて遊びたくねーし!」
吼えるあなたに対し、鬱陶しそうに下級生たちを指差す。
自分達が楽しければいいという自分勝手な考えだ。
「ニートのくせにエラそーに!
文句があるならかかってこいよおらぁ!」
ついには蹴りかかろうとしてくるが、その時だった。
■ロベリア > 「───そこまでだっ!」
■持流 童男 > 「受けよう・・すべて・・!・・っ!?」
と言いつつ蹴りを受けようとして
「ロベリア殿・・?」
ロベリアさんの声が聞こえてきたで驚く
■ロベリア > 不意に頭上から声が響く。
見れば、滑り台の頂点に一人の少女───ロベリアが仁王立ちしていた。
いつものセーラー服姿で、風に靡くスカートの中がいい具合に手すりで隠れている。
「聞け、愚民ども!
今からこの公園は、この大悪魔・ロベリア様が乗っ取った!」
そして、バァ───ン!! と効果音が鳴りそうな勢いで言い放つ。
突然の出来事に、子供たちは唖然とするだろう。
■持流 童男 > こちらもポカーンとしつつ、
くすりと笑いながらも
「ロベリア殿らしいでござるな」
にっと満面の笑みを浮かべて、ロベリアさんを見つめる。
スカートの中を見渡せそうなんで目を背けつつも
■ロベリア >
「だれかと思えば英雄ではないか。こんなところで何をしているのだ?」
今気付いた、といった様子であなたを見下ろす。
この場を見かねてとか、そういった気遣いは一切感じられない。
「ワレは学校が夏休みにはいってしまったのでな。
こうして活動範囲を広げているというわけだ。ふーははは!」
そう言って、首にかけていたスタンプカードを見せびらかす。
マス目には"わるい!"という字の刻まれたスタンプが押印されていた。
朝のラジオ体操のようなノリで悪事ノルマを課しているようだ。
■持流 童男 > 「そうでござるか。某は、いまちょっとこの年上の子供達がが先に遊んでた子たちを、どかして占領してたでござるから注意しようとしてたのでござるよ。」
柔和に笑いつつ、そしてロベリアさんに向かいつつ
「そうでござるか!夏休みでござるか。よく食べてよく楽しむでござるよ。・・・覚えてられるのは大事なことでござるからな」
少しだけせつなそうに見えるかもしれないが本人は隠しているつもりである。
「よいスタンプカードでござるな。ロベリア殿」
苦笑しつつも笑う。
■ロベリア >
「こいつは悪事を重ねるごとにスタンプが押されていき、
いっぱいになると一枚につき一回、限定解除ができるようになるのだ。
これなら悪のエナジーのたまり具合も分かりやすいぞ!」
切なそうな様子には気付いているのかいないのか、自慢げに言ってスタンプカードを一旦しまう。
そして再び腕組み仁王立ちをして、あなたと子供達を見下ろした。
「というわけで、この場所はワレが専有させてもらう。
キサマ達も遊びたいなら、しもべとして特別に使わせてやってもよいぞ?」
やっていることは悪ガキどもと同じである。
当然、そんな態度に出れば彼らが黙っているはずもなく……
■公園の子供たち >
「はぁ!? ふざけんな! 横入りすんなよな!」
自分達の行いを棚に上げて怒る悪ガキども。
「うわぁあーんっ!!」
より行き場を失い号泣するケンちゃんご一行。
さっきより状況が悪化している……!
■持流 童男 > 「 さっきより状況が悪化してるでござるな・・!」
ニット笑いつつも
ケンちゃん御一行に対して
「大 丈 夫 」
ニット快活に笑いつつ、少しだけ耳を防いで置いてくれと言って
ウィンクしつつ
「こら!!!!!ここはみんなの公園でござる!!!」
大声で叱る。そして、言いつつ、悪ガキ共に
威圧を放ちつつ大きく怒鳴りつけるように咆哮を上げる。
「ロベリア殿も煽るようなことしない!!全く!」
ロベリアさんにも、怒鳴りつけるように叱る。
そして、これ程大きな声を出せば、おそらく周りの人も気づくだろう。
(某が悪者に慣れば、ここは収まるでござろうそれでいいでござる)
■ロベリア > あなたの大声に道行く人の注目が集まる。狙い通りだ。
通報はされたかもしれないが、止めに入ろうとするような人はいない。
できるだけ無関心、無関係を貫こうとするのだろう。
子供たちもどうすればいいのか、戸惑いもあって動けずにいる。
「否、すでにワレのものだ!
それでも取り戻したくば、そうだな……」
眼下の哀れな人間達を一瞥すると、鼻を鳴らし……
「民をひきいて我が支配にあらがってみるがよい。なぁ、英雄?」
明らかに挑発するような言い方をして、口角を吊り上げた。
■持流 童男 > 「・・・っ・・!!」
ここで戸惑う、ロベリア殿を傷つけたくない、しかし子どもたちも傷つけたくない・・!でも・・!
「子どもたち、こんな情けない大人にはなるなでござるよ」
「何もできない大人になるなでござる」
子供達に辛い笑顔を浮かべながらも。
「その勝負!某が引き受けた!!大悪魔よ!」
笑いながらも子どもたちを後ろに下げるように誘導する。
このままいけば、ロベリアさんと戦闘になるでござろう。だけど、
その場合は某が・・・
■公園の子供たち >
「……待てよ、おっさん!」
退がれと言うあなたに、悪ガキが一歩前へ出た。
滑り台の上で不敵な笑みを浮かべているロベリアを睨み付ける。
「あんなチビ……それも女になめられて、だまってられるか!」
「そーだそーだ!」
それから、未だに泣きべそをかいているケンちゃんの方を見て。
「おまえも泣いてないで手伝え!」
「で、でも……こわいよぉ……」
しかし、すっかり及び腰になってしまっているようだ。
背丈はそう変わらないロベリアにすら怯えた目を向けている。
■ロベリア >
「ククク、何人でもかかってくるがよい。勝負はこの公園での……」
■ロベリア > 「鬼ごっこだ!!」
■持流 童男 > 思いっきり前のめりにずっこける。
■持流 童男 > 「くくく・・!なんだ気張ってたでござるよ!。鬼ごっこでござるか!それならば何人でもいいでござるな!」
少しだけ快活に笑いつつも
「少年達よ!!手伝ってほしいでござる!!大悪魔を捕まえるために!どうかこの非力な大人に、力を貸していただきたい。」
活気をつけるように叱咤する。
ケンちゃんに対して
「怖くていい、辛くていい。それは後悔することじゃない。だけど立ち向かわないことが一番後悔することになるんでござる」
元気づけるように励ますように言い切る。
■ケンちゃん >
「たちむかわないことが、いちばん……」
───そうだ。
ここで逃げたら、みんなと公園で楽しく遊べなくなってしまう。
公園の問題は他の誰かがなんとかしてくれるかもしれない。
だけど、逃げたという事実は自分だけが一生背負わなくちゃいけないものだ。
そんな風には……なりたくない……!
「う、うん。わかった……! ぼくもやる……!」
涙をぐしぐしと拭って、ケンちゃんは立ち上がった。
■持流 童男 > 「よく頑張ったでござるな」
ケンちゃんの頭をぽんぽんと撫でて
「お主も男でござる」
笑いつつも、言い放ちつつ
「さぁ!ロベリア殿!!勝負でござるー!!!」
ニット快活に指を指しつつ笑う。
■ロベリア >
「ふははっ、そう来なくては張り合いがないというものだ!
ルールは簡単、キサマたちのうち一人でもワレをタッチすればキサマたちの勝ちだ。
制限時間は30分、範囲はこの公園のみとする」
普通は鬼が一人で残りが逃げるものだが、これは悪魔と人間達の戦い。
束になってかかってこい、という支配者からの挑戦状だ。
圧倒的に不利な条件下にありながら、この少女は全員から逃げ切るつもりでいる。
「ではゆくぞ、英雄とその仲間たちよ!」
スタートの合図とばかりに、滑り台を勢いよく滑り下りた。
■持流 童男 > 「うおおー!!行くでござるよー!!!」
いいつつロベリアさんを追いかける。
「(圧倒的な不利な状況下に中それでも、挑戦状を叩きつけるお主は、やはり、大悪魔でござる。かっこいいでござるよロベリア殿)」
「みんなー!行くでござるよ!!全員で全力で、捕まえなきゃ!やばいでござるぞ!」
と言いつつすべり台から勢いよく滑り降りたロベリアさんを追いかける。発破をかけつつ、ロベリアさんを仲間とともに捕まえに行く。
■子供たち >
「「わぁあああ───っ!!」」
あなたの号令で、子供たちが一斉に滑り台へ向かって駆け出した。
滑り台は地面までまっすぐ伸びており、下で待ち構えているだけでいい。
───なんて甘い考えは、悪魔には通用しない。
(→)
■ロベリア >
「とぉーうっ!」
なんとロベリアは、滑っている途中で手すりから身を投げ出した!
羽を器用に使って空中で身を翻し、誰もいない地面の上に着地する。
「そう簡単にいくと思わないことだな! はーっはっはっは!」
そしてダッシュ!
決して速すぎるということはないが、子供らしいすばしっこさだ!
■持流 童男 > 「はっはっは・・・」
ロベリアさんを追いながらも、楽しいなぁと思う
こうして子供達と遊ぶのは3年振りでござるか。
笑いつつもすこしだけ目にゴミが入ったのか頬が濡れている
「あれ・・目にゴミがはいったでござるかな」
拭いつつも、言いつつもロベリアさんを追いかける
仲間か・・・居なかったでござるな、・・忘れられるゆえ。
■子供たち >
「なんだアイツ、くっそはえぇ……!」
「はさみ撃ちだ! かこめかこめ!」
後ろから追い縋るだけでは届かないと判断した子供たちは数の有利を活かし始める。
ケンちゃん達もそれに続いて展開していくだろう。
「おい、おっさんもやるんだよ……って、おっさん泣いてんの?」
■持流 童男 > 「いや・・目にゴミがはいったでござるなぁ」
と言いつつ赤みがある
「こうしてお主らと遊べるのが楽しくて。ついな」
少しさみしい顔をしつつも隠しつつ
笑いながらも快活に笑いつつロベリアさんを追っていく。
「さて!それじゃ!行こうでござろうか!捕まえるでござるぜ!みんな!」
いいつつロベリアさんを追っていく
■子供たち >
「へんなの」
くしゃっとした顔を見て笑いつつ、楽しいと言われて少し考える。
さっきまで公園を巡って言い争っていた者達が、今は協力して公園を取り戻そうとしている。
おかしな話だが、確かに楽しいと感じている自分がいた。
「……まぁ、たまにはこういうのも悪くないかもな」
照れ臭そうに言って、遅れまいと皆の輪に加わっていく。
やがてロベリアを取り巻く包囲網が出来上がろうとしていた。
■持流 童男 > 笑いつつもロベリアさんを追いかけていきつつ、
子どもたちと仲間達とともに一緒にロベリアさんの包囲網を作っていく
「なかなか楽しい鬼ごっこでござったが、そろそろ観念するでござるよ!ロベリア殿!」
勿論こんなことで、ロベリアさんが諦めるはず無いのを見て笑っている。
■ロベリア > シーソーで跳ねたり、ブランコで足止めしたり、登り棒をよじ登ったり。
様々な手を尽くして逃げ回ったロベリアだが、ついに追い詰められた。
「はぁ、はぁ……なかなかやるな、キサマたち」
彼女がてっぺんに立つジャングルジムは鬼たちによって完全に包囲されている。
残り時間は1分。籠城を決め込んでもこの人数では容易に突破されてしまう。
この姿では羽による多少の滑空はできても飛行はできない。
最初のような飛び降りをするには高すぎる遊具だ。
万事休す───それでも、彼女の目は諦めていなかった。
「よもやワレがここまで追い込まれるとはな。
褒めてやろう……ワレに本気を出させたことを!」
そう言って取り出したのは、先に見せたスタンプカード。
未だ貯まりきってはいないが───全て埋まらないと限定解除ができない、というわけでもない。
「ゆくぞ、これがワレの"大悪魔・限定解除(ディアボロス・オーバーロード)"───縮小版ッ!」
掛け声と共にジャングルジムを蹴り、空中へと身を投げ出した!
スカートが大きく広がり、黒い布地が見えるのも厭わない大跳躍。
カードに捺印されたスタンプのうち、一つが消えていく。
すると背中の羽だけが闇色の光に包まれ、巨大な翼へと変化した。
過去に限定解除したロベリアと対峙したことがあるあなたには見覚えのある形状だ。
小さなままの体は自由落下することなく、羽ばたきによってあなた達の頭上を越えようとする。
■持流 童男 > やはり諦めていなかった嬉しく思いつつ。
羽ばたいたロベリアさんを見ながらも
「ぬお・・!!おう!!!!某もお主の本気に答えよう!!」
笑いつつもその巨大な羽を見つつ、
足にぐっと力を入れるそして思い切り飛ぶ
<知られずの英雄の一撃+跳躍!!!>
地面を揺らすような音とともにロベリアさんに、跳躍して思い切り捕まえようとする。自分の怪我は二の次だ!!今は彼女を捕まえるのが先決だ!
■子供たち >
「うぉおーっ、なんだあれ!?」
「飛んだぁー!?」
「黒……」
子供たちはロベリアの予想だにしない行動に驚愕する。
あわや取り逃してしまう、というところで英雄が動いた。
「おっさん!?」
「こっちも跳んだぁー!?」
「黒だった……」
■ロベリア >
「それでこそ英雄……!」
地上から迫るあなたの姿に笑みを浮かべ、再びの羽ばたきで距離を離そうとする。
飛行と跳躍では、空中での自由度が遥かに異なるのは以前の一戦で証明済み。
軌道を変えるだけであっさり逃れることができたが……
「む……おいキサマ、この高さから落ちて大丈夫なのか?」
徐々に勢いを失い、後は落ちていくだけというあなたを見て不安げに問う。
■持流 童男 > 「・・・・大丈夫でござる!」
足が大やけどの状態になっているよく見れば、大やけどを追ってるのが分かるだろう、本人は隠しているつもりだが。
「大丈夫でござるよ、もう一度、踏み込んだ足で地面を蹴り、飛べばお主を捕まえられるでござる」
にっと心配させないように笑いつつ地面に落ちていく
なに、某が我慢すれば、なんとかなるでござる。
■ロベリア >
「……………ッ」
その返答を聞き、あなたを見るロベリアの表情から笑みが消えた。
身を翻し、地面に向かって急降下。瞬く間にあなたの落下速度を上回る。
届かないと思っていた悪魔が自ら降り立ち、目的も忘れて戸惑う子供達。
彼らに向けて呼びかける。
「おい、キサマ達! あの愚かモノを受け止めるぞっ!」
■子供たち >
「えぇっ!?」
「……おじさん落ちてくるよ!
あんな高いところから落っこちたら……しんじゃう!」
「受け止めるって、おれたちで!?」
ざわつき始める子供たち。
■持流 童男 > 「大丈夫でござる。」
少しだけ笑いつつも、足は大やけどを追っている、しかし、それでも子どもたちに心配をかけさせるわけには行かない。落ちていく中そう思っていた矢先、ロベリアさんが急降下したのに驚き。
「な・・・何をやってるでござるか?!!?!」
と驚愕の声を上げる。
(っく・・!!このままでは子どもたちとロベリアさんにあたって怪我をさせてしまう・・!!ならばなるべく墜落地点を逸せば、某の怪我だけで済む・・・!!そして体に無茶をうって、その場を何事もなく後にするでござる。薬ならあるでござる。)
ニッとロベリアさんにわらいかけつつも別のところに落ちようと体を捻る。
■ロベリア >
「動くな、ばかモノっ!」
空中で身を捩ろうとするあなたを一喝する。
「キサマはこやつらに何を見せるつもりだ!
血まみれの英雄か? 楽しい遊びを悲劇にでも変えるつもりか!」
今、ロベリアにとって子供たちは支配地の領民に等しい。
彼らを震え上がらせるのが、大悪魔たる自分ではなくてどうする。
それが、よりにもよって英雄だなんて───あっていいはずがない。
「笑って終わらせたいなら大人しくしていろっ!!」
終わり良ければ全てよし、などという戯言は魔族には通用しないのだ。
■持流 童男 > びくっと体が止まる、
笑って終わらせたいならば、おとなしくでござるか・・
じゃあ、・・ちょっとだけ頼らせてもらうでござる。
でもいいのでござろうか。・・頼っても。あぁでも。
「スマヌでござるな。世話をかけるでござる。迷惑をかけるでござる。ロベリア殿」
笑いつつも落ちていく。ロベリアさんの方に向かいつつ。
■ロベリア >
「迷惑だと? ふんっ、思いあがるなよ英雄」
子供達を集め、陣形を組みながら鼻を鳴らして。
限定解除に使っていた魔力を自分と子供たちの防御に回していく。
「ワレより"悪いこと"をするなんて許さん! それだけだ!
ふんばれ、キサマ達っ……!」
そして両の足でしっかりと大地を踏みしめ、あなたの巨体を小さな体でしっかりと受け止めた。
■持流 童男 > 受け止められてドサリと体が地面に落ちる。
そこからふらふらと立ち上がりつつ
「ははは・・英雄が、悪いことをしてしまってたで・・ござるか・・」
「ありがとうでござ・・るロベリア、殿。子どもたちもありがとう」
「『何事も』なく終わってよかったでご・・ざる」
笑いつつも、心配をかけないようにさせつつ、立ち上がりつつも
大やけどの痛みを我慢しつつ。笑いかける。
■子供たち > 魔力など感じることなどできない子供たちは相当な衝撃を覚悟していたが、
見えない緩衝材によって怪我人が出るようなことはなかった。
目を白黒させつつ、ふらつく童男を見て慌てて駆け寄る。
「おっさん、だいじょうぶか!?」
「でも、カッコよかった……! びゅーんって……!」
■持流 童男 > 「大丈夫でござる。それは、ロベリア殿に言ってやってくれでござる」
「某は大人として、当然のことを『子供と遊ぶという』当然のことをしただけでござるからら」
笑いながらも少しだけふらつきつつ、
「お主らも仲良く慣れてよかったでござるしな」
にかっと笑いながらも我慢する。
■ロベリア > その様子を横目に見ながら溜息をひとつ。
「さて、と……勝負はワレの負けだな!
今日のところはキサマ達をカイホウしてやるとしよう」
童男のキャッチを受け止めるための陣形を組む過程で互いに触れてしまっている。
これで公園は大悪魔の支配を逃れ、再び子供たちの遊び場となった。
悔しがる素振りは見せず、むしろ遊び回れてスッキリした顔をしている。
「しかし次こそは、かならず公園を我が手中におさめてくれよう!
はーっはっはっは!」
■子供たち >
「何度きたって負けるもんか!
この公園はおれたちの遊び場なんだからな!」
「……うん!」
すっかり仲良くなったらしい子供たちは一緒に公園遊びに戻っていく。
■持流 童男 > 「おう!!すっごい楽しかったでござる!また、やろうでござろう!!」
と言いつつも、ロベリアさんと子供達に快活に笑いながらも
「それじゃロベリア殿、某は、ちょっと、用事があるでござるから。ここらへんで」
心配させないように笑いつつ
少しだけぎこちなくしつつも、ロベリアさんから歩いてばれないように我慢しつつ離れていこうとするが、声をかけられれば止まるだろう。
■ロベリア >
「待て、英雄」
立ち去ろうとする背中に声をかける。
その声は、まるで限定解除した時のように冷ややかだった。
「さっきの体たらくはなんだ?
考えなしに突っ込んでくるのはいい。そういうバンユウはキライじゃないからな。
だが、最後のあれは……子供たちを泣かせるところだったぞ」
怒り、あるいは失望。
そんな感情が篭もった鋭い言葉で問いかける。
■持流 童男 > 「みんなに心配をかけさせたくなかったのでござる。某が、某が、我慢すれば、お主もみんなも仲良く慣れるとおもったでござる。それに我慢強さには自身があるでござるから。ただ止めてくれて助かったでござる。」
「あのまま頼りにせず落ちてたら、某は、最低な人物になってたでござる。」
「・・・ロベリア殿、迷惑をかけた。すまない、ありがとう」
そして立ち止まりつつもいいつつも、しんみり言いつつも
「・・・子どもたちを泣かせるところだったのでござったか、ははは、スマヌでござるな。某はやはり、英雄見習いでござる。」
笑いつつも自嘲気味に笑いつつ
「だから次は、必ず、そうさせないでござるよ。大丈夫でござるロベリア殿」
笑いながらもロベリアさんに対して笑う。
■ロベリア >
「礼などいらぬ。背中がゾワゾワして気持ち悪くなるのだ」
"悪"であるロベリアにとって感謝の言葉は毒である。
だが、それ以上に許せないのは彼の"英雄"としての在り方だった。
思わず眉間に皺が寄る。
「そうやって……笑っていれば全てごまかせると思ったら大間違いだぞ。
キサマのそれは、他人ではなく己を守るための行動だ」
彼は恐れている。心配をかけることを、迷惑をかけることを。
その"英雄"らしからぬ臆病さが何より腹立たしかった。
「キサマ、いったい何を守るために"英雄"になったのだ?」
■持流 童男 > 「某は、何を守るために・・・・でござるか」
そして、応える。
「『守るべき者(推し)』を守るために”英雄”になったのでござる。だからこそ、心配をかけて、迷惑をかけることなど。駄目なんでござる。忘れられようと、悲しい顔をしてほしくないでござる。」
「 『守るべきも(推し)』の記憶から忘れられようと、某は、だからこそ”孤独”でも、『守るべきものの(推し)』を守るために、推しの明日を守るために、この道を歩くことにしたんでござる。・・たまに弱音を吐いていしまうでござるが。」
「・・・だから、某は、最低な自己満足野郎でござるから、忘れられても、傷ついても、大丈夫なんでござる。ロベリア殿」
ロベリアさんの目を見つつ、笑いを浮かべつつ、それに応える。
■ロベリア >
「……ざけるな」
■ロベリア > 「ふざけるなッ!!」
■ロベリア >
「何が"大丈夫"だ、何が"明日を守る"だ!
自分すら救えていない愚かモノに他のだれかが救えるか!」
その笑顔を見ていると、腸(はらわた)が煮えくり返りそうになる。
"英雄"がしていい表情ではない。"英雄"は、もっと気高くあるべきものだ。
「キサマは確かに自己満足のカタマリだ! それで誰かを救った気になっているのだからな!
どうせ忘れられるからと、英雄としての責任から逃げようとしているのだ、キサマはッ!」
思えば、初めて会った時からそうだった。
体格差を活かして圧倒すればいいものを、自分はただひたすら殴られるだけで何もしない。
目の前でそんな事をされて、救われたと思う人間がいると思うのか。
「そんな胸を張っていられないようなやり方で"英雄"を気取るな、ばかモノっ……!」