2020/07/25 のログ
■持流 童男 > 「だけど・・!それでも・・!某がやらなきゃ・・!!守れない・・!!」
苦虫を食いつぶしたような顔をしつつ体を震わせて
「某は、ただのキモオタで、豚、所詮誰の目にも映らないものでござる。だから、いいのでござるよ
・・・ただ怒ってくれるのはいいでござる。嬉しいでござるよ」
寂しく笑いながらも、しっかりと目を見つつ
「お主の英雄にも、なれるように頑張るでござるよ。」
とロベリアさんの目を見つつも言いつつ。
■ロベリア >
「はっ……よく言う。
キサマ、さっきは他のだれかに投げようとしていただろう」
鋭い眼差しが見つめ返してくる。
ロベリアが現れた際、わざと大声を出して周囲の注意を引こうとしていたのは見抜いていた。
結果として止めに入る者はいなかった。誰かがやらねば、というのは事実だろう。
しかし、止めるという役割=子供たちを守るという役割を他人に委ねようとしたのもまた事実。
「その場をしのいだだけで、本当にだれかを守ったと言えるのか?
しょせん、キサマがやっていることは"時間稼ぎ"にしか過ぎんのだ」
それで自己満足に浸って、忘れ去られて。本当にそれでいいのだろうか。
「悔しいとは思わんのか? 名を残したいとは思わんのかっ!?」
胸倉に掴み掛る勢いで問いかけた。
いずれ魔界を統べる者として───こんな軟弱者を、英雄と認めるわけにはいかない。
■持流 童男 > 「・・・そ・・・それは・・!!」
言いよどむ、だけどう友人だから、でもここで本音を言わなければ
失望される・・・失望されることにはなれてた。だけど。
「名を残したいと、思ってないとでも思ったでござるか・・!!!」
言葉が勝手に出ていた。
「某も、誰かに覚えていてほしかった・・!!!一緒に居てほしかった・・!!名を覚えていてほしかった!!悔しいでござるよ!!」
気づけば、吐露していた。
「仲間に覚えてほしかった・・!!それでも、覚悟を決めて、推したちを助けてきたのでござる。それを13回の世界でやってきてたでござる・・!!!それで、自分が耐えれば、自分が傷つけばなんとかなるって思って、やってきたでござるよ!!!」
「情けねぇでござるよ・・!!悔しいでござるよ・・!!」
と感情的になっていることに気づき
「すまぬでござる・・失望したでござろう。お主が記憶から消えろというのならば消えるでござるよ」
しょんぼりとしつつも
■ロベリア > 英雄を名乗ってきた"ただの人間"の、心からの叫び。
胸の奥に秘めていた気持ちをぶつけられた"悪魔"は───笑った。
「クク、クククッ……それがキサマの本心か!
シツボウだと? ばかを言うな。その言葉が聞きたかったのだ!」
英雄ならば、世に名を残したいと思うのは当然。
人間ならば、覚えていてほしいと思うのは当然。
その"当たり前"を捨てて『英雄でも人間でもない何か』になろうとしていたから腹を立てていたのである。
「13回も自分を殺してきたならヒカンする気持ちは分からんでもない。
───だが、それがどうした」
そして、悪魔らしく踏み躙っていく。
過去13回の苦悩も、葛藤も。全て一蹴して"持流 童男"という人間に語りかける。
「真の英雄とは決してあきらめないものだ。
キサマがまことに英雄であろうとするなら、ワレは決してキサマを忘れない。
魔族の王として、キサマを待ちうけるギムがあるからな」
知られざる英雄ではなく。
名だたる英雄として、自らの前に立ちはだかる時を。
■持流 童男 > 「・・・はは、失望されなかったでござるか・・・」
少しだけ笑いながらも、
「だけども、某は、英雄を諦めないでござるよ。・・だから待っててくれでござるロベリア殿。」
笑いつつもいつもの調子にもどったのか
「・・・まぁ!お主が某を手篭めにできたら、お主の傘下に入るでござるが、まぁ!お主に、できるわけ無いでござるがなぁ!」
冗談めかしていった。
■ロベリア >
「うむ、その意気だモテル」
今はまだ"英雄"と呼ぶには未熟。
であるならば、かつて聞いた名前で呼ぶのが相応しい。
満足げに頷いて、こちらもいつもの調子に戻った。
「言ったなぁ?
キサマ闇に堕ちるソシツはあるからな、ワレがホンキを出せばちょちょいのちょいだぞっ」
よりにもよって悪魔に本心を明かしてしまったのだ。
それが何を意味するのかは───いずれ明らかになるかもしれない。
■持流 童男 > 「はっはー!!某はロリコンじゃないでござるよー!!」
と言いつつ常世公園からロベリアさんに笑いかけながらも
「またでござるよ。ロベリア殿」
ご案内:「常世公園」から持流 童男さんが去りました。
■ロベリア >
「せいぜい楽しみにしておくことだな!」
ふんぞり返って笑った。
ご案内:「常世公園」からロベリアさんが去りました。
ご案内:「常世公園」に持流 童男さんが現れました。
■持流 童男 > 「くっそ・・・なんで某は・・・、某は、何も守れないのだ・・・」
協会の近くに死体を埋めてきつつ、公園のベンチに座ってかがみ込んでいる。
「某が死ねば、なぜあの時ためらってしまったのだ、あの子には未だ見ぬ世界が会ったはずなんだ・・・某が、伽藍堂でなにもない某が死ねば・・・代わりに死ねればよかったのに・・!!」
嗚咽を、涙を流しつつも、思い切り泣いてる。
「なぜ某が、生きて。彼女が死んでるのでござるか・・!!」
涙があふれる。そして最後のあの満足した顔。
「なぜ、なぜ某は、何もできなかったのでござるか。なぜ知られずの英雄を発動できなかったでござるか・・!!!」
雨が降ってきた。
ご案内:「常世公園」に雪城 氷架さんが現れました。
■持流 童男 > 「畜生・・!!」
今だけは、泣いてもいいのかも知れない。だけど涙が溢れても我慢する。
「彼女は満足して逝った・・・それはいいのでござる・・だけど、それよりも何よりも、”何もできなかったのが”某が一番苦しい」
だけど嗚咽だけはどうも、こぼれてしまう
いよいよ涙が溢れそうになった時に
仮面をかぶる
「わーーーはっっはっはっっは」
その仮面は涙を隠してくれる。
■雪城 氷架 >
打ち付けるような雨
童男の身体を濡らすその雨が、ふっと止んだ
否、止んではいない
公園のそこかしこには、雨がしとしとと降り続いている
気づけばベンチの横に、傘をさした少女の姿があるだろうか
「雨降ってんのに公園で何遊んでんの? 風邪引くぞ」
怪訝な視線と、そんな言葉を向けていた
■持流 童男 > 「あぁ・・すまぬ・・・なんで・・・ないでござるよ・・!」
仮面で隠れているが、声が震えている。ただ何でも無いと
そう、自分の弱さを、心配させないように隠す。
「大丈夫でござ・・・る。すまぬでござる。なんで・・・ないでござ・・るよ」
雪城殿に迷惑をかけるわけにはいかない。と思いつつ。
いつもの調子で言うが声が震えている。
■雪城 氷架 >
「何でもないヤツが公園で仮面かぶって雨の中ヒーローごっこはやらないと思うんだけど…」
そう言いつつ、傘の下に童男を入れ続けている
そんなに大きな傘ではなく、制服の背は少しずつだが、濡れていた
「お前、前会った時もなんか悩んでたよな。
でもその時は鬱陶しいぐらい暑苦しく笑ってた」
「なんでもないなんて絶対ウソだろ」
■持流 童男 > 「・・・うっ・・はは・・そ・・・そんな・・」
と言って涙でズルリと仮面が落ちる。
仮面が、涙で落ちた時、童男の顔はひどい顔だった涙と鼻水でぐっちゃぐちゃになりつつ。
そして、心配かけさせないように何があったか言おうとしたが我慢しようとするが、
「某が、人を・・救えなかったでござる。」
「その子は、天使だったでござる。」
「その子は、某より、中身があるものだったでござる」
「なんで・・・なんで某が・・・某が生きて・・!!!あの子がしんじまってるでござるか・・!!!!」
「伽藍堂でなにもない某が・・・死ねばよかったのに・・!!」
「何も・・・・出来なかっ・・・った・・・!!!!」
震えながらも涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりつつ
つらつらと語っていた。吐き出してしまった
■雪城 氷架 >
「うわっ…ちょっとお前それ顔拭け顔…きもいからはやく」
そんなことを口にしながら、ポケットからハンカチを取り出し童男の顔へと叩きつける
そして『泣き言』を聞いた
少女…雪城氷架の常識では、ヒーローなんて現実には存在しない
誰も彼も救って、守る存在なんてこの世にいるわけがない
だから彼の、以前の言葉も本当にことなのか区別はつかなかった
単なるオタクの妄想なんじゃないか、とすら思っている
最後まで聞き終わると、少女はようやく口を開く
「…前聞いたよな。お前なんでヒーローになりたいんだ、って」
「あの時お前さあ、推しを守るためって答えたじゃん」
「私にはなんかそれ、ヘンに聞こえたんだよな。
だって、大事なもの守るだけならヒーローじゃなくていいよ。別に。
騎士だって、兵隊だって。なんでもいいじゃん」
「なんで『ヒーロー』に拘んの?
そんな顔して泣いてまで拘る理由、何?」
雨は止むことなく、降り続いていた
■持流 童男 > 「・・・泣いて縋る、でござるか・・・・。ハンカチはいいでござる。お主に迷惑がかかるでござるから・・」
少しだけ雪城さんの傘から距離を取りつつ、雨に濡れながらも
少しだけ笑いつつ
「だってヒーローで、何も知られないなら、”孤独”でもピンチに現れて助けられるでござろう・・・?」
「ピンチに現れて、颯爽と駆け抜けていく!、そんなヒーローになりたいのでござるよ、たとえ、誰かに”覚えられなくても”。」
「某は、そんなピンチをブチ壊していくヒーローになりたいんでござるよ、胸をはれて守れるヒーローに」
いいつつ涙を我慢する
「大丈夫でござるよ、雪城殿。某は・・・それ・・・がし・・は・・」
「あぁ畜生!!!涙が止まんねぇでござる・・!!なんで・・なんでそれがしは、よわいのでござるか・・!こんなんじゃ笑われてしまうでござる。ハナ殿と、大悪魔殿に・・!!」
「なんで涙が出ちまうでござるか・・!!!!こんなんじゃかまってちゃんでござる・・!!!」
その表情は、どこか辛そうに笑っており、雨で濡れて涙も鼻水も分からなくなっている。
■雪城 氷架 >
「それは」
「"ヒーローになりたい理由"じゃなくてお前が"人を守りたいだけ"だと思う」
傘から外れることをすれば、追いかけたりはしない
受け取られなかったハンカチをベンチの上から拾い上げて、蒼色の視線を戻す
「ピンチをブチ壊していくのなんて、なんならプロレスラーでも出来るよ」
「ヒーローじゃなきゃいけない理由、自分でわかんねえの?」
■持流 童男 > 「ヒーローじゃなきゃ・・行けない理由・・・それは・・」
言いよどむ、雨に濡れながらも
某が・・人を守りたいだけ・・・?
「・・・あっ・・・」
某は、ちやほやされたかっただけだったのか・・?
違う。
なんで某は、ヒーローに憧れたんだろう。
TVの中で特撮やってて、それに憧れて、駄目で、推しを守れる力がほしいと思ったら、こうなってた・・
「ヒーローじゃなきゃいけない理由は、・・・スマヌでござる、分からないでござる
はじめは守らなきゃいけないって思って無茶して目の前のことに一生懸命で。無茶することがヒーローだと思ってたでござる。それでそんなことを続けてたら、こうなってたでござる。」
濡れつつ、涙を流しながらも言いつつも
乾いた笑みを浮かべつつ
「某はどこまでも伽藍堂でござる」
■雪城 氷架 >
「いたはずなんじゃないか?
お前が目指した、お前にとっての『ヒーロー』
特撮でも、アニメでも、漫画でも絵本でも、なんでも
ピンチをブチ壊して現れる、お前の中での『ヒーロー』のお手本がいたんじゃないの?」
自分を伽藍堂などと蔑む、童男からは視線を外して、曇天へと
「私が子供の頃、近所の男の子達はみんなヒーローごっこしてた。
ライダーだ、なんとかマンだ、って。私は女だったから混ざれなかったけど」
「あいつらきっと皆ヒーローがかっこよかったんだ。
だから真似して、ごっこ遊びして、ヒーローになりきってた」
「誰かを助けるだけなんて、ちょっと強けりゃ別にヒーローでなくても、誰でもできるよ」
「本当のヒーローは、その背中で次のヒーローを導くもんだろ」
やがて、降りしきる雨は少しずつ勢いを弱めて……
「お前の目指すヒーローって『子供が憧れる』『自分もなりたい存在』だって思えるモノなの?」
ぱた、と傘を閉じて
「私が子供の頃に見たヒーローは、
少なくともこの年になっても忘れられないもんだったよ」
■持流 童男 > 涙が乾いていく
「いたでござる。・・悪に果敢に立ち向かって次に繋げるヒーローが・・・TVの中だけど・・いたんでござるよ・・!!」
思い出した。最後に手をつなぎ、こうやれば手に入ると言った
ヒーローの姿を、今まで、思い出しこともなかった、だけど雪代さんの言葉で思い出せた。
ああなりたいと、自分のように、誰かの記憶から消えるのではなく、次のヒーローを導くヒーローに成れるようにと
自分のヒーロー像を思い出した。
涙の拭い立ち上がる。顔はひどいが雪城さんを見つめる。
「某の目指『してた』ヒーローは、自分もなりたい存在だと思えないでござる」
「正直、凄まじく辛く苦しく険しいものでござる」
しっかりと目を見つつ話す。涙はもうない。
「忘れないように成れるでござるかな。『子供が憧れて』『自分もなりたい』そんなヒーローに」
そういいつつ雪城さんを見る。
曇天を見上げる。すこしだけ晴れの切れ目が出ている。
■雪城 氷架 >
「なれるかどうか…」
歩み寄り、腕を伸ばして
童男の胸板をドスン、とド突いた
華奢な女の子の細腕、肉体的な痛みなど然程でもない
軽く柔らかなボールが地面に落ちた程度の衝撃を受ける、それだけ
「"ココ"次第だろ」
雨は止んだ、ちょっとした寄り道もおしまいだ
「おー、晴れてきた。じゃーな、風邪ひくなよー顔キモくなるぞー」
誂うような言葉を投げかけつつ、少女は雨…否、晴れ間から陽光差し込む公園から去っていった
さて、雨降って地固まる…と、なるか否か……
ご案内:「常世公園」から雪城 氷架さんが去りました。
■持流 童男 > 「応!!!!!ありがとうでござる!!!」
拳を受け止めつつ、そして、空を見上げる
「キモイは余計でござるよ!」
笑いながらも空を見上げつつもそれに高らかに
大声で言う、誰かに唄う
「ハナ殿ーー!!!!!!!」
「某 頑張るでござるから!!!!!!そっちで、応援しててくれでござる!!!!!!!!!」
「絶対に胸を晴れるて次に託せるヒーローになるでござるから!!!!!」
「だから今しばらくそこで待っててくれでござる!!!!!!!!」
「あとついでに神様に、いつかぶん殴りに行くって言っって置いてくれでござるー!!!!!!!!!」
言いつつも、快活に笑いながらも空に歌う大声で、笑うように。
拳を突き上げる。
■持流 童男 > ニットわらいつつも、快活に豪快に
某は某の道を行く!!!
と言った感じで公園を後にする。
ご案内:「常世公園」から持流 童男さんが去りました。