2020/07/29 のログ
227番 > ああ、"保護者"に欲しいと頼むのもいいかもしれない。
とにかく、『待ってるだけ』ではダメだ。
自分から、動かなければ。

通りがかった人に聞いてみるのも良いかも知れない。
こんな時間にこんな所に来る人は、きっと物好きだから。

ご案内:「常世公園」に御白 夕花さんが現れました。
御白 夕花 >  
ここ数日間は激動と言ってもいいほど目まぐるしい日々だった。
けれど、終わってみると私の生活は何も変わっていないことに気付いた。
眠れない夜の過ごし方も知らないまま、気分転換にと寮の外へ出てみたはいいものの……
やっぱり何をすればいいのか分からなくて、あてもなく歩いている。

「……こんな所に公園なんてあったんだ」

見た感じ大きな公園なのに、全然気付かなかった。
普段あまり周りを気にしたことがなかったから。
休憩も兼ねて足を踏み入れると……ベンチに先客がいた。

「えっと……こんばんは?」

帽子を被った小柄な女の子が夜空を見上げている。
何をしているんだろう、と思いながら恐る恐る声をかけてみた。

227番 > ひらがな以外の難しい字も覚えられたら、
もっといろんなことを知れそうだ。
そんなことを思いながらじっと空を見ていれば、声をかけられる。

「……、こんばんは」

白い髪に探偵ルックな帽子の少女は、すこしだけ驚いてから、一拍置いて挨拶をした。

声をかけられたということは、何か用があるのだろうか。
そう思ったので、とりあえず自分の都合は一端保留にする。

御白 夕花 >  
「あっ、ごめんなさい……驚かせるつもりはなかったんです」

両手をわたわたと振りながら謝る。我ながら謝り癖がついてるなぁと思う。
でも、こんな時間にいきなり知らない人から声をかけられれば誰だって驚く。私も驚く。

「何してるのかなって思って……お邪魔でしたか?」

自分よりふた回りくらい小さな女の子。
見下ろすのも申し訳なくなって、しゃがんで視線を合わせた。

227番 > 「……大丈夫」

もともと誰か来ないかな、と思っていたので、
それほど驚いたわけでもなかった。
少女は不思議そうに首を傾げるだけである。
目線の高さを合わせられれば、まんまるな青い瞳がじっと見据えるだろう。

「……星、見てた」

少女の周囲に保護者らしき人は見当たらない。

御白 夕花 >  
きれいな青い瞳が私をじっと見つめてくる。
まるで宝石みたいで、見惚れてしまいそうになるのをぐっと堪えた。

「星を……?」

返ってきた答えに釣られて空を見上げる。
よく晴れた夏の夜空には満天の星が輝いていた。

「わぁ……」

一人なのかとか、そんな疑問が吹き飛ぶくらいに壮大な光景に息を呑む。
思えば、こうやって空を見上げたこともなかった気がする。

227番 > 相手が空を見上げれば、自分も目を空にやる。

「まいにち?ちょっと、違う」

目が慣れるにつれ、見える星は増えていくだろう。
とは言え、公園の木や街灯もあれば、月の明るさもあるので、
限界は有るだろう。

「いつも、この時間、見てる」

それから、貴方に視線を戻して。

「……すわる?」

横に少しずれた。

御白 夕花 >  
「確かに、こんな綺麗なら毎日でも見られちゃいますね……」

もっと見晴らしのいい場所で見たら、もっと凄いんだろうか。
そうなったら星を眺めているだけで何時間も過ごせそうな気がする。
暇な時間の過ごし方としては最有力候補かもしれない。
そんなことを考えていると、女の子が隣にスペースを空けてくれた。

「えっ……いいんですか?」

急に現れて声までかけて、そのうえ並んで座ったりしていいんだろうか。
中途半端に腰を浮かせながら、遠慮がちに再び女の子を見る。

227番 > 「うん。きれい」

すこし柔らかく微笑む。
もともと綺麗だから見ていて、興味が湧いた、
という経緯なのでその共有は嬉しい。

「……うん、いいよ」

初めて遠慮されたかもしれない。こんな気持ちになるのか。
……自分も相手をこんな気分にさせていたのだろうか?
もう一度ちょっと横にずれて、催促してみる。

理由はわからないが、あんまり他人のような気がしなくて。
最初からあまり警戒していなかった。

御白 夕花 >  
あ、笑った。そのままでも可愛いけれど、笑うとすごく可愛い。
……思ったままを口にするのは間違いなく不審者だから、胸の内に秘めておいて。
いいよと言ってくれたので、おずおずと女の子の隣に座る。

「あ、ありがとうございます。それじゃあ失礼して……
 えっと、私は御白 夕花(おしろ ゆうか)です。あなたは?」

理由は分からないけれど、なんだか他人のような気がしなくて。
普段は自分から名乗ったりしないのに、そう切り出した。

227番 > 不思議な表情をしているな、とはちょっと思った。
心までは読めないのでよくわからないが。
座る様子を目で追ったりはせず、また視線は空に。

「……あ。
 えっと、今の名前、数字で、にーにーなな。
 好きなように、呼んで」

名を問われれば、また視線をそちらに向けて、素直に応える。

御白 夕花 >  
「数字で……22、7?」

その名前を聞いた時、胸の奥がざわついた。
初めて会ったはずなのに、ずっと前から知っているようなおかしな感覚。
こめかみの辺りにぴりっと痺れるような痛みが走る。



"───認識番号046。それがお前の名だ"



「っ…………」

その時の私は一体どんな表情をしていただろうか。
全身から嫌な汗がどっと吹き出すのを感じた。
少しの間、呼吸が止まっていた気さえする。

227番 > 「……?」

初めて見る反応だ。
いつもなら、怪訝な顔をして、それじゃあ……と呼び方を決めるのに。

違う。
この表情は……苦しい?

「……大丈、夫?」

覗き込む、青い瞳。

御白 夕花 >  
───呼びかける声が聞こえて、はっと我に返った。
顔を上げると、宝石のような瞳が気遣わしげにこちらを見つめている。
慌てて額の汗を拭って、まだ少し荒い呼吸を整えながら下手くそな笑顔を作る。

「はぁ、はぁっ……だ、大丈夫です。ごめんなさい。
 ……お名前、それだけですか?」

じっと見つめてくる視線に耐えかねて、俯きがちに訊ねる。
自分と似たような境遇だなんて思いたくないけれど、どうしても気になってしまった。

227番 > 大丈夫には見えないけど……大丈夫だというのなら。
素直に聞き入れて、それ以上は追求しない。

「……ほかは、知らない……覚えてない。
 皆はニーナとか、ナナ、とかいろいろ」

覗き込む姿勢のまま、返事を続ける。
視線は、お構いなしに貴方を見つめ続ける。

御白 夕花 >  
「……そっか、そう呼ばれてるんですね」

覚えてない、という部分が引っかかったけれど───
もしこの子も私と同じなら、嫌なことを思い出させてしまうかもしれない。
追及は避けて、他にも呼ばれている名前があることにほっとした。

「それじゃ、私もナナちゃんって呼んでもいいですか?
 私のことも好きなように呼んでもらってかまわないので」

ちら、と横目で見る。
うぅっ……すごいこっち見つめてくる……

227番 > 「ナナ、分かった」

少女はむしろ思い出したかったりするが、相手の思惑はわからないのであった。

「えっと……よろしく?ゆーか」

ここで使うの合ってるかな?などと首を傾げつつ。
それから、大丈夫そうだとわかれば、視線は空に戻っていく。

御白 夕花 >  
「はい、よろしくお願いします。ナナちゃん」

名前を呼ばれて、やっと自然に笑えた気がする。
これなら目も合わせられるかな……と思ったところで、ナナちゃんは空を見上げてしまった。
苦笑して私も顔を上げる。星は変わらずに瞬いていた。

「えっと……星、好きなんですか?」

会話が途切れてしまったので、無難な質問を投げかける。

227番 > 合ってたことにほっとする。
ちらりと目線だけそちらを見て、また空に戻る。

「うん。きれいだし、不思議だし、好き、かも」

空を見上げたまま、応える。
観察すれば、視線は細かく動いて、次々と星をなぞっている。

「もっと、知りたい」

御白 夕花 >  
「夢中になって眺めてるんですもん。好きなんだなって分かりますよ」

真っ白で空っぽな私と違って、ナナちゃんには好きなものがある。
それが自分のことのように嬉しかった。
他人の気がしないと思ったのは、そういう事なのかもしれない。

「んと……星について知るなら、図書館とか?
 天体図とか、星にまつわるお話とか色々あると思いますよ……たぶん」

どういう方面で知りたいのかにもよるけれど、図書館なら大抵の分野は揃ってるはず。
星座とかに詳しくなれば、この時間が今よりもっと楽しくなる気がした。

227番 > 「見てると、なんか、落ち着く」

一方、少女が他人の気がしなかった理由は分かっていない。
変わらず青い瞳は夜空を映している。

「としょかん?」

初めて聞く。名前からもどんなものか全く想像つかない。
視線をそちらにむけて、それは何だとでも言いたげに。
としょ、しょ……書類?

「わたし、……まだ、ひらがなしか、よめない」

大丈夫かな?と首をかしげる。

御白 夕花 >  
見てると落ち着く、というのは少し分かるかもしれない。
どこまでも真っ暗な夜空に包まれていると、自分がとてもちっぽけな存在に思えた。
私なんてこの広い世界のごく一部でしかなくて、些細な悩みは吹っ飛んでいってしまいそう。

「えっと……図書館っていうのは、本がいっぱいあるところです。
 本にはたくさんの知識が詰まってて……あっ、字……」

たくさんの知識はどれも漢字や外国語で書かれていることが多い。
ひらがなだけで読めるのは絵本とかその辺りしかないだろう。

「そしたら、誰か字の読める人と一緒に行くのがいいと思います。
 本を借りることもできるので、教わりながら読めば字の勉強にもなってお得ですよっ」

227番 > 「えほんとかは、みたこと、ある」

へんてこな本を貰ったというのもある。
カタカナをその本で勉強中だ。

「……誰かと、一緒に」

それもそうか。本は一人で読むものと決まっているわけじゃない。
本をもらってきて、読んでもらうことだってできるはずだ。
納得したように頷いた。

御白 夕花 >  
「はい、例えば私とか───って、いやいや!」

思わず口をついて出た言葉を、首を横に振って取り消す。
ナナちゃんとは今日が初対面なのに勢い任せで何を言ってるの私は!

「ご、ごめんなさい。今のは忘れてください……」

彼女にはもっと仲の良い相手がいるはずだ。
その人から教わった方がナナちゃんも嬉しいはずなのに。

227番 > 「ううん」

忘れろと言われれば、首を振って。

「時間、合えば、だけど。
 ゆーか、お願いしても、いい?」

上目遣いがちに貴方の目を見る。素でやっている。

ここで会ったのもなにかの縁……という感覚は227にはないが、
いざ行く時に説明しなくていいというのは良いと感じた。

御白 夕花 >  
「え゛ぅ」

変な声が出た。だって上目遣いとかズルいよぉ!
青い瞳がキラキラとこちらを見つめてくる。(錯覚)
その眩しさに目を覆いたくなるのをぐっと堪えて……そして折れた。

「………………わ、私でよければ……」

いいのかなぁ、いいのかなぁとは思いつつ。
他ならぬナナちゃんからの頼みなら、断れるはずがない。

227番 > 「……?大丈夫?」

変な声を聞いた。ちょっと心配する。
視線はお構いなし、以下略。

「よかった。今度、会ったら、お願い」

いつになるのやら。
約束を取り付けられるようにしたほうが良いのかも知れない。

御白 夕花 >  
「だ、大丈夫です。今度はほんとに」

心配するならその目で見るのをやめてほしい、とは言えない。

「じゃあ、また今度……ちなみに連絡先とかは……?」

なさそうと思いつつ、駄目もとで聞いてみる。
それならそうで日時を決めればいいだけのことだ。

227番 > 「そっか」

見つめるのはやめたけど、相変わらず視線はそちらに向いている。

「……れんらくさき……これで、できる?」

小さなポーチからスマホを取りだす。
使い方がよくわからないといった言いぶりであある。

御白 夕花 >  
とりあえず直視するのはやめてくれてホッとする。
まだ視線を感じるけれど、まじまじと見つめられなければ大丈夫。
そうしていると、ナナちゃんがポーチから何やら取り出した。

「おぉ、スマホ持ってたんですね。これで連絡できます!
 ……アドレス帳の使い方から教えた方が良さそうですね」

小さく笑って、スマホの使い方を伝授していく。
これも文字を教える一環だと思って、基本的な機能とその名称なんかも噛み砕いて説明しつつ。
どのくらい理解できたかはナナちゃん次第だけれど……
ひとまず連絡先の交換と、呼び出し方が覚えられれば上出来だ。

「私はいつでも暇してますから、ナナちゃんの行きたい時に呼んでください。
 集合場所はこの公園で……そこから図書館まで案内しますね。
 あ、でも今の時間は閉まっちゃってるので、明るい内にですよ」

分からない事があれば適宜おさらいしつつ、いいですか? と。

227番 > 「……うん。明るい、時に」

最低限、保護者との連絡程度しか出来なかったので、真剣に使い方を聞いた。
全部理解できたかはともかく、連絡はできるようになった。
習ったとおりに操作すると、そちらに着信がなるだろう。

これでこないだもらった番号にも連絡できそうだ。嬉しくなった。

「ありがと、ゆーか」

礼を言うのは満面の笑み。

御白 夕花 >  
通話テスト、よし! これで基本はバッチリだ。
たったそれだけの事で達成感がすごい。これが人にものを教える快感……
なんて思っていたら、満面の笑みでお礼を言われて。

「や、そんなお礼なんて……えへ、えへへ」

───誰かに感謝されたのなんて初めてで。
嬉しくて泣き出しそうになるのを、にやけ笑いで誤魔化す。
これ以上、ナナちゃんに情けない顔は見せられない。
連絡先の増えたスマホの画面に目を向けると……だいぶ時間が経っていた。

「……って、もうこんな時間!?
 私そろそろ帰りますね。ナナちゃんも、あんまり遅くなっちゃ駄目ですよ」

スマホをしまいつつ、ベンチから立ち上がって振り向く。

227番 > 少女は泣き出しそうな様子に気付かない。上手くごまかせたようだ。

「……あ」

時計の針が○を指すまでには帰ると伝えていた。
つい夢中になってしまったようだ。

「うん。私も、帰らなきゃ。
 ゆーかも、気を付けて。『またね』」

自分も立ち上がって、微笑んで、手をふる。

御白 夕花 >  
「それじゃあ───『またね』っ!」

『さよなら』じゃない、再会の約束を交わして。
笑顔で手を振り返しながら公園を後にする。

真っ暗だと思っていた空は、たくさんの輝きで溢れていた。

ご案内:「常世公園」から御白 夕花さんが去りました。
227番 > 少しの間見送ってから、踵を返して。
猛ダッシュで帰っていった。

次会う時が楽しみだ。

ご案内:「常世公園」から227番さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に刀々斬 鈴音さんが現れました。
刀々斬 鈴音 > 刀々斬鈴音の世界が変わったというほど大きな変化は今までの人生で3回。

一回目は妖刀血腐レを手にした時。
二回目は門をくぐった時。

そして、三回目はごく最近、少女のペットになった時。

身分はペットであるけれども並みの学生が食べているものより良い食事が与えられ…
温かい風呂!柔らかいベット!冷暖房完備の部屋!失ったささやかな自由と比べて得たものはあまりに大きかった。

「…やっぱり暑い日に食べるアイスは最高だね。」

貰ったお小遣いで買ったチョコレートがかかったバニラアイス(10本入り)の3本目を食べながら木陰のベンチで他の人間を見る。

ご案内:「常世公園」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 「うおおお!!!全然見つかんねぇ・・!!!」

言いつつも、公園の方を走っている。風菜殿に謝らなくては、と思って走り回っているが、全然見つからない


「ん?あそこに入るのは・・?おーい!!鈴音殿ー!血腐れ殿ー!!」

といって鈴音殿に近づいていく走りつつも。

刀々斬 鈴音 > こんな明るい場所に出てきたのはいつぶりだろう?
鈴音の記憶の中には残っていない。きっとすごく昔の事。

「ちーちゃんは今の生活どう思う?」

『何度も言うが鈴音が良いなら私は何もない。安定して血も吸えている。』

「…そっか。」

何回か繰り返したその質問を終えて4本目のアイスを開ける。

「あっ!先に斬らせてくれる人だ!!こんにちは!
 こんな暑いのにそんなかっこして何してるの?」

覚え方があまりにもひどい。

持流 童男 > 「ハッハッハ!ちょっと人探ししてるのでござるがね!」

と快活に笑いながらも

「先に斬らせてくれる人か!某の名前は、持流童男!見習いヒーローをしてるものでござるよ!」

笑いながらももう一度自己紹介しつつ

「・・・最近の調子はどうでござるか。鈴音殿。血腐れ殿、路地裏から出れたでござるか?ご飯は食べてるでござるか?」

そこが気にかかっていたので質問してみる。

刀々斬 鈴音 > 「人探し?暑い中走って?大変だねぇ。」

どうでもよさそうにそんな風にいう。
風紀委員とかに頼めばよいのに…。

「見習いヒーロー某マン?」

見習いヒーロー!!某マン!!ババーン!!!!

「…鈴音を路地裏に閉じ込められた地縛霊みたいに言うね。」

『…ぼちぼちだ、ぼちぼち生きている。』

ムっとした表情で伝える。
今までならこの場で血腐レが抜かれているところだっただろう。

持流 童男 > 「見習いヒーロー某マン!?これは一本取られたでござる!」
快活に言いながらも、そこから、真剣な表情をして。

「・・・前に血腐れ殿には言ったでござるが、鈴音殿には言ってなかったでござるな」

キリッとした表情をしつつも

「某は、鈴音殿と、血腐れ殿の幸せを願ってるでござる。」

にかっとした笑顔で言い切った。迷いなく

「ぼちぼち生きて、お主らが、お主も幸せならばいいのでござる」
「ただもしも、辛くて苦しいのならば、某は、持てる力を使って、お主らを助け出すでござる。なんなら家にも入れるでござるさ」

真剣な声色で。そして真面目に言いきった。

刀々斬 鈴音 > 「なんで友達でも家族でもないのに鈴音の幸せを願ったりするの?
 …鈴音が路地裏でずっといたから同情してるの?」

4本目のアイスを食べきってその棒を半分に折る。
曲がった棒を紙の上に置いていく。

「なんで鈴音なの?もっと困ってる人スラムにいっぱいいるよ?
 鈴音より弱くてお腹空いてて可愛くない人。そういう人は助けてあげないの?」

5本目のアイスを開ける。

「鈴音はいつでも幸せだよ。」

持流 童男 > 「・・・・なんでというと、そうでござるなぁ」

ちょっと困った顔をしつつも、いいながら

「強いて言うなら某が『お人好し』で『見習い』だからでござろうかな。こうお主、見てると『ほっとけないんでござるよ』」

ちょっと考えた後に良いながらも

「某が救える人数なんて、たかが知れてるでござる。もちろん、手が届いて手が伸ばせるなら某は、迷わず手をのばすでござる。」

「ただそれでも手が届かない時があるでござる。その時は、人を頼るでござる。
某の腕が届かないところで泣いてても、人を助ける人が助けてくれる・・まぁダサい回答でござろうが。人が人を信じないと、何も始まらないでござるからなぁ。」

言いながらも

「ただ、某の、お主の幸せを願ったりするのが、煩わしく、そして、余計なことであるならば。潔く引こう。すまなかった、鈴音殿」

幸せを祈るならば祈られる側の気持ちになる。

刀々斬 鈴音 > 「つまり、鈴音は可愛いから助けたくなったって事?」

なら仕方ないか…みたいに一人で勝手に納得する。
可愛さとは罪である…。

「幸せを願うのが煩わしいとかそんなんじゃなくて…別に今も前会った時にも鈴音全然困ってないから困ってないって言ってるの!」

人がどう思おうと刀々斬鈴音は自身が不幸であるとは思わない。
本人が不幸でないと思う以上は不幸ではない。

「だから…ちーちゃんに血が足りなくて困った時とかは切らせて血を吸わせて?分かった?」

持流 童男 > 「・・・おう、勿論でござるよ!・・・ってこれ、傍から聞くと結構物騒でござるな!?」

快活に冗談交じりに言いながらも笑って

「あ!後これだけは注意してくれでござるけど!あの後死にかけたでござるからな!某が、お主の魅力に囚われて、変な煩悩に囚われたのがわるかったでござるが!止血ぐらい、してくれでござる血腐れ殿」

びしっと刀に注意をする。

「でもまぁ、なんともなかったんで大丈夫でござるよ」
笑いながらも鈴音さんの方を見つつも。力こぶを作る。

刀々斬 鈴音 > 『止血はしていたぞ大きな血管については血はふさいでいた。』

大腿部には人体の中でも特に大きな血管が通る位置、止血していなければ普通に死んでいただろう。
この妖刀はいたずらに生き物の命を奪うことはない。より多くの血を得るために。

「凄い体丈夫なんだね…今ちょっと血貰ってもいい?ちょっと!献血みたいな感じで!ダメ?」

ニコニコとした表情で刀を抜こうとする。
相手からの同意があればまあ血をもらっても全然許されるだろう。

持流 童男 > 「なんだしてたのでござるな。うーん気持ちが弱かったでござるか!」

とうーんと悩んだ後に

「体は丈夫でござるよー・・・・お主それ某意外に絶対に言うなでござるよ」

いいつつ腕を差し出そうとするが、風菜さんに謝ることをうっかりするところだった

「いやー!!すまぬ!ちょっとこの後女の子に誤りにいかなくてはいかないので!怪我が治ったら血を差し出すでござるよ!」

にカットわらつつ言った。

刀々斬 鈴音 > 『小さい血管は普通に斬れていたからな。』

精神面でカバーできる問題ではない。
まあ、生きていける。

「もう!じゃあもうしらない!!早く謝ってきなよ!!」

立ち上がりお尻に蹴りを入れる。
スパーンとかなりいい音がした。

「こんなところで鈴音と話してないで早く行ってきて叩かれてきちゃえ!!」

持流 童男 > 「あいたた!!、・・・スマヌでござるな!鈴音殿!!」

言いつつ笑いながらも

「この埋め合わせは必ず!!!」

言いつつも公園を走り去っていく。

持流 童男 > 「ありがとうな!!鈴音殿!!!」 
ご案内:「常世公園」から持流 童男さんが去りました。
ご案内:「常世公園」から刀々斬 鈴音さんが去りました。