2020/08/15 のログ
ご案内:「常世公園」に小鳥遊 巫優さんが現れました。
小鳥遊 巫優 > まだ太陽が昇り切らない朝の時間。
ぎりぎり暑くはないが、今日はまた暑くなってくるだろう、そんなのを思わせる気温の中。

木の下に飲み物を置いて、柔軟体操を始める。

小鳥遊 巫優 > 太陽が出てしまえば、人通りも多くなるしそれ以前に暑くて活動がつらい。
そんなわけで、こんな時間に活動を始める。

やることは難しくない。
魔力制御だけだ。

大魔法をつかうわけではないから変身する必要は無く。
魔力制御もはたから見れば魔術の練習とかわらない――はずなので、たぶん大丈夫。

小鳥遊 巫優 > 最初は大気の魔力を集める練習を行う。
これが基本だが、難しい。
自分の魔力を使うわけではないせいか、うまく集めるのが難しいのだ。

小鳥遊 巫優 > 無色の光が手元に集まってくるなか、それを全て自分色――青色へと変えていく。
こうすることで自分が制御できる魔力となる。

(集めて――、集めて――。
変換――)

小鳥遊 巫優 > 戦い方は主に三つ。
一つは、腰の刀を使い小型を払っていくスタイル。
この戦い方は、もしかしたら一番好きかもしれない。
相手の攻撃を避けて、滑り込んで、斬る。

二つ目は、魔力を使って撃ち出すスタイル。
自分の魔力を撃ち出すのか、大気の魔力を集めるのか、方法は二つあるが。
こっちは少し苦手だ。
刀を杖モードにしてから撃ち出すが、撃つのにいちいち止まり、集め、撃ち出すという手間がある。

ご案内:「常世公園」に絵描きさんさんが現れました。
小鳥遊 巫優 > 大気の魔力を集め終えれば、それを霧散させず、地面に撃つ。
ゴゥッという音とともに、地面を抉る。
弾として撃ち出すまでにかかった時間は

(……2.5秒。ちょっと遅いかも)

これが自分の魔力ならもっと早いだろうが、大気中の魔力はどうにも、使いにくい。

絵描きさん > 朝、随分早い時間だ。
公園の木陰で息衝くなら、丁度今くらいが一番心地よいんじゃないかな?

「………ふう。」

おにーさんはいつもの魔法帽子をかぶって公園でのんびりと穏やかな時間を過ごしていた。
魔法の練習をしている生徒らしい子も見える。
これまた、変わった魔法を使っているものだけど…なんだか、納得いってないみたい?
に見受けられる事だし………。

「やっ、おはよう。
朝から頑張ってるみたいだね………魔法の練習かい?
ああ、ボクは、魔法の先生だよ。」

なんて、気さくに………一通りの魔法を終えて撃ち終わった彼女に声をかけよう。

小鳥遊 巫優 > 声をかけられれば、そちらを向く。
この時間は人がいないと思ったが、自分と同じような人もいるものだ。

「……ん、はい。
……練習です」

もう一度、と反復練習していたが魔力を霧散させ、頷く。
何を言えばいいかわからないが、とりあえず事実を肯定しておく。

絵描きさん > 「………おっと。」

ひょっとして、見られたくないものを見てしまったかな。

「何か魔法での困りごとがあったなら、折角だし教えてくれるかな?
余計なお世話だったら、ボクはあっちの木陰で昼まで涼んでいるよ。
今日も昼から随分、暑いからね。」

魔法での、なんて付け足しながら、余計なお世話焼いたかと、おにーさんは笑顔の裏側内心恐々である。

小鳥遊 巫優 > 何と答えればいいだろうか。
まさか自分でもよくわかっていない力を――魔法なのかすら疑わしいこれを――どう伝えればいいのか。
たっぷり5秒ほど、相手の顔をじっとみて

「……。
魔力が……。
その、集めるのが苦手、で。
時間かかっちゃうから、もっと早くなりたくて……」

説明が難しい、とかではなく。
単純に伝えるのが苦手なせいで、言葉がうまく出せない。

絵描きさん > 「………??」

………がん見されちゃってるおにーさん。

「………そう、魔力をね。うん………。」

あっ………なるほど。この子少し、お話が苦手なのかもしれない。
………じゃあ、とりあえず、喋りやすいように話し終わるまで口を閉じてようかな。

「そう、それでキミは朝からああして頑張ってたわけだね。」

「………キミは、どんな魔法を使いたくって魔力を集めていたのかな?
さっき打ち込んでた、弾丸の魔法かい?それとも、もっと沢山欲しかった?」

とりあえず、答えやすいように、はいかいいえくらい単純なもので答えられる感じで質問しよう。

小鳥遊 巫優 > 「どんな……」

通常はさきほどの弾丸の魔法を使うことが多い。
が、もっと大きな魔法を使うときにも、集めることはある。

「さっきの魔法が使いたくて……。
でも、集めるのが遅いので、使いにくくて……」

絵描きさん > 「さっきのだね。分かった。」

魔法自体は、そこまで難しくなかったように見える。
見えるけれど、実際はどうかは分からない。
………そもそも、傍へ留めて置ける魔力もあまりないのかもしれないな。

「魔法は、使い始めてどれくらいかな?」

「もう一発、打ってくれるかい。近くで見てみよう、何か原因が分かるかもしれない。」

小鳥遊 巫優 > 彼の言葉にコクリ、と頷いてから。

「……だいたい、二年、です」

返事をし、大気中の魔力を集め始める。
先ほどの弾丸を打てるようになるまで2.5秒。
無色の光が集められ、青色へと変化していく。

――彼の予想通りに、特別難しいことはしていない。
ただ、異様な量の魔力を集めては変換し、圧縮をかけているが。

絵描きさん > 「………あーーー………。」

なるほど、そういう事か。傍で見ていて理解する。
そりゃああれだけの魔力、手元にずっとおいておけるわけないね。
あの弾丸を1発ずつ…と言うと変わってると思ってたけど、納得がいった。
逆に2年であれだけの魔力を形にして使いこなせるなら、大したものではないかな。

「んん、魔法というのはね、
組み合わせ方によって、
消耗が………

足し算になったり、
掛け算になったり、
累乗になったり、

するんだ。知っていたかい?」

………いきなり解説を始めるおにーさん。

小鳥遊 巫優 > 「……」

首を横に振る。
この島に来てから魔法学を習ったりなどはしていない。
そして、今までも全て独学。
教えてくれる人はいなかった。

なので、彼の言っている言葉はわかるが、本質は理解できない。

「……すみません。
魔法は、誰からも教わってないので…。
少し、言ってることが難しい、です」

絵描きさん > 「………ごめんね。難しかったか。」

いきなり解説をしてしまった。
それに、彼女………魔法を習ってないのにしてたのか。
道理で………。
おにーさんは少し考え直す。

「もっと簡単に、もっと分かりやすく説明しようと思う。
例え話だけれど………。」

「そう、例えば………。キミは今、真っ白な紙を持っているとする。
これを1枚、青い色鉛筆で真っ青に塗りつぶすのに10秒かかる。」

「なら、2枚塗りつぶすには、何秒かかるかな?」

さっき、魔法でやっていたことも、本質は違うが、譬えは似たようなものだと思う。
単純な、掛け算だから。

小鳥遊 巫優 > 「……20秒?」

思わず疑問形で返してしまう。
そういう簡単な答えで良かったのだろうかと。

あるいはもっと、違う答えを求めているのだろうかと深読みしてしまう。

絵描きさん > 「正解。………ふふ、なんだけど。自信がなさそうだね、それも含めて、その答えであっている。
ではもう少し聞いてみよう。」

疑問形で答える彼女に、おにーさんはちょっと思わせぶりに正解だと答える。

「100枚。塗りつぶすなら、どれくらいかかる?」

「更に多くして、1000枚だったら?」

………でも、枚数が多くなってきたら単純な掛け算じゃなくなってくるかもしれないな。

小鳥遊 巫優 > 「1000秒、1万秒」

小学生の算数に即答するが、意図はわからず。
いや――しかしこの例えを読めば。

「……集め方、間違ってるんでしょうか」

手に集まっている魔力を見ながら、少し抽象的な聞き方をしてしまう。

――弾丸を作るのに5の魔力が必要なのに、なぜか1万の魔力を集め。
――それが飽和しないよう圧縮し。
――5であると騙して弾丸を作っている。
――無駄な作業が行われている。