2020/08/19 のログ
ご案内:「常世公園」に227番さんが現れました。
■227番 > 夜中の公園に少女が一人。
いつもの、池の前のベンチを目指して歩く。
目的は日課の星見。
特別新しい知識はなくとも、星を見に来る。
途中の自販機でフルーツミックスを買って、
やがて目的地にたどり着いた。
■227番 > ベンチに腰掛けて、空を見上げる。
毎日変わらぬようで、何処か違う星空が広がる。
しばらくじっと見続けて目を慣らしたら、
次は持っている知識との照らし合わせを始める。
最初に教えてもらった3つの星から始まり、
見える星を1個ずつ、指差し確認していく。
10個ほどの星の名前を唱え終わると、満足したように一度視線を下ろす。
フルーツミックスがぬるくなってしまうから。
■227番 > 剱菊に買ってもらって以来、気に入ってたまに飲んでいるフルーツミックス。
数種類のフルーツの味わいをバナナで中和した、さらりとして飲みやすいジュースだ。
さすがにもう慣れたもので、戸惑うこともなく開け、
匂いを嗅いでから、ちびちびと飲み始める。
■227番 > 飲みながら、また空を見上げる。
先程の10個の星の名前に上がらなかった一つの星。
北極星……ポラリス。
他の覚えた星と比べると少し暗いのだが、
数日見ている間に、大体いつも同じ場所にあるということが分かった。
時計塔のように、迷った時の目印として使えそうだと思う。
だが、それよりも。
あの星に対して、なにか懐かしい感じを覚えるのだ。
それがどこから来ているのかは、わからない。
ただ、自分の過去からである……という予感はしているが。
■227番 > 空になった缶を手に立ち上がる。
もう一度星空を眺めて、公園を後にした。
ご案内:「常世公園」から227番さんが去りました。
ご案内:「常世公園」にアーテルさんが現れました。
■アーテル > 猫です。
誰がどう見たって黒猫です。自由気ままで、しなやかな猫です。
人気の多いところを避けたのか、公園の遊具の上で寝そべってました。
「………くあぁぁ……」
やっぱり大きな欠伸なんかしちゃいながら。
とっぷり日の暮れた時間帯では、蒼い眼でさえも目立たないもの。
真っ黒な毛玉が怠そうにのびのびしています。
■アーテル > 「――――飽きた。」
むくり、身体を起こす。
…どうやら、こうしてごろごろしていることに飽きたようだ。
そのまま過ごしていても、特に面白いこともなさそうだから。
「ま、こーいうこともあるさ。うん。
適度にふらついて面白そーなもんを見つけに行くに限るかねー…」
まるで自分に言い聞かせるように、流暢な口調で独り言ちる。
ぐーっと体をいっぱい使って伸びをして。
耳元を後ろ脚でかきかき、実に猫らしい様相を誰もいないところで披露してから。
「っし。
……ふらつきに行くかぁ。」
遊具の上からすとんと降り立つと、闇に紛れる様に姿を消していった―――
ご案内:「常世公園」からアーテルさんが去りました。
ご案内:「常世公園」に葉山翔一さんが現れました。
■葉山翔一 > 先日の相談を経て何か一人でもできるような趣味を探しての散歩。
商店を眺めて歩き、商品を探す以外でゲームセンターに行きはしたがぱっとしない。
それを何度か繰り返し、気分を変えようと適当に歩けば公園にたどり着く。
「中々に見つからないもだな」
簡単に見つかればそもそも悩む事ではないのだが、見つからないからこそ悩んでしまう。
趣味を見つけるという事も難しいものだ自問自答しては公園内を歩き。
「一休みすれば何か見えるかもな」
考えすぎはよくないかもしれない。
そのことに考えがたどり着けば自動販売機へと向かい、適当な飲み物を買えば景色を眺めて。
■葉山翔一 > 「こうやって何もしないで眺めてるのも悪くはないかもな」
静かに何もしないで適当に景色を眺める。
それがなぜか悪くない気がして苦笑をしてしまう。
それはきっと気の迷いだと言うように首を振り。
「他に行ってみるか」
そう言えば飲むのを忘れていたと買った飲み物のふたを開けて一口。
そうして飲みながら別の場所へと移動をしていく。
ご案内:「常世公園」から葉山翔一さんが去りました。