2020/08/29 のログ
ご案内:「常世公園」に羽月 柊さんが現れました。
羽月 柊 >  
陽が傾いてくる。
暑い日はまだまだ続くが、それでも確実に今年も季節は過ぎていく。

今日は本業の外回りの仕事を終えて、
コンビニで適当に水分と塩分を揃えて、公園のベンチに腰かけている。

少し前に通り雨でもあったのか、
僅かばかり所々に水たまりが見えた。

湿気を含んだ風が、長い紫髪と白衣の裾を揺らす。

魔術で熱気を遠ざけているとはいえ、汗をかかない訳でもなく、
冷気を纏いながら、買ってきたペットボトルの水に口をつける。
夏みかんの味がふんわりとする。

常に連れている白い小竜たちと買ったモノを分け合いながら、少し休憩。

ご案内:「常世公園」に伊伏さんが現れました。
伊伏 >  
口にチューブタイプのアイスを咥えたまま、公園の中を通る。
コンクリートの上を歩くよりは、砂や土の上を歩いたほうがまだ涼しい気がするからだ。
水たまりをそう避けるわけでもなく、たまに思い切り踏み込んでから、ああ避ければ良かったなと思う。

チューブの下半身を揉み、中のアイスを細かくほぐしながら、ふと紫の髪に眼がいく。
確か、そう。小さな竜を連れた新任教師だ。


「小りゅ……羽月先生」


こんな陽射しの下で大丈夫なんですかと、声をかけた。
研究職そうな人類への偏見が、少し混じっている。