2020/08/31 のログ
日下 葵 > 「正解がないものに向き合う時って、自分じゃ冷静になれないじゃないですか。
 不安が大きくなりがちで。だから、それでいいとか、間違っていないとか、
 そういうふうに誰かが言ってくれるとそれだけで気が楽になるんですよ」

ようは自信がないのだ。
前に進むのに多大な労力がかかる。
そんな時は誰かに励ましてもらいたくなるものだから。

「そりゃあもちろん。
 話のネタにするなっていうほうが無理です。
 私はあまり色恋の話しは得意ではありませんけど、最大限協力しますよ。

 私の話はそうですねえ……私がお縄にならない程度の話ならするかもしれません」

普段何をしているんだ、なんて突っ込みが来そうだが、
見逃してほしい。見逃してくれるよね?

「一回でいいから乙女をやってみたいんですよ。
 向いてなかったら速攻でやめますけど」

――今の華奈さんはとても”いい乙女”の様に見えます。
なんて言って茶化す。
本当に他人をからかうことが好きな風紀委員である。

「さて、どうしましょうか。
 っと、本当ですか?また夕飯を食べていないのでお言葉に甘えますかね?」

ジャンクフードでいいなら奢る。
そう言われれば、両手を叩いて喜んで見せる。
まだ彼女とは話したいことがたくさんある。
お互い仕事で忙しい身だ。今日はもう少し話に花を咲かせても怒られないだろう。
そうして二人、年相応の女の子の様に話しながら、公園を後にするのだろう>

ご案内:「常世公園」から日下 葵さんが去りました。
ご案内:「常世公園」から鞘師華奈さんが去りました。