2020/09/08 のログ
ご案内:「常世公園」にアストロさんが現れました。
アストロ >  

池の真ん中で突然みずがぽちゃんと撥ねる。

 

アストロ >  
その雫が水面に帰るタイミングで、少女が水面に立っている。
少女は辺りを見渡し……岸へと滑るように移動する。

「……おー、流石にあっちとはちがうねぇ。
 治安もよさそー」

白いシャツ、黒いベストに、青いスカートの少女は、
水面からぴょんと、池の岸に降り立った。

アストロ >  
早速、ここを目指した目的である、「この島の日常」の観測をしていこう。
しかし、人が見当たらない。誰かいないものだろうか。

仕方がないので、公園に有るものを確認していく。
遊具、砂場、噴水、自販機……普通の公園にありそうなものは大体あるようだ。

「……思っていた以上にフツー」

まぁ普通なら普通でいいのだが。
ここに見るものがないだけということ。

アストロ >  
ちょっと待ってみようかな。他にすることも有る。
池の岸まで戻って座って、そっと水面に触れる。

水面を経由して……池と繋がる水の経路をたどり、調べ上げていく。
魔術を有効に使うための構造把握。
逃走経路を確保する場合に何処の配管を使うかどうかの検討。
他に転移できる水面が無いかの探索。

少女はできる用意は怠らない。

ご案内:「常世公園」にオダ・エルネストさんが現れました。
ご案内:「常世公園」に雨見風菜さんが現れました。
ご案内:「常世公園」から雨見風菜さんが去りました。
オダ・エルネスト >  
買い物にいこうと学生街に向かった途中にある常世公園。 ここを通り抜けるといい感じにショートカット出来るのをオダも知っている。

黒い祭服の男。
公園を見回しながら歩いて、
池の岸にいる少女が目についた。
珍しい髪の毛の色だな、と少し興味を持った。
今日は、一日暇をしていたので、ちょっとしたものでも好奇心が刺激されたのもあるのだろう。
そう思ったら一直線、少女の傍に寄って声をかけた。

「そこに何かあるのかな?」

無駄に白い歯が煌めく笑顔で。

アストロ >  
大体調べ上げて、水面から手を話したところで、声をかけられる。

「お、誰か来……」

見上げれば、黒い祭服の男。
宗教の人に見えるが、なんだかすごく爽やか。
ヤバい人じゃないといいのだけれど。
いや自分も人のこと言えないのかもしれないけど。

「そうだねー、ちょっと調べ物かなぁ?」

立ち上がって、体を少し傾けて、あざとく見上げる少女。

オダ・エルネスト >  
「勤勉なことはいいことだ。
 ああ……突然すまないね」

と言うと何処から黒川装丁の本を手にして両手を広げる。

「私はオダ。
 オダ・エルネスト。 見ての通りの者だ」

見ての通り祭服の男。
残念ながら見ても分からない。
こいつは宗教関係者じゃない。

「ふむふむ、君は中々六年後が楽しみだな」

ガン見。
鑑定。 中々悪くない素材だ、とか笑いながら言う。

アストロ >  
「オダ君ね?私はアストロだ……よ……」

見ての通り。
見ての通り、黒い祭服に身を包んだ、
その道の人が集めるいわくつきの教典を持つ男。
いや……わからないが?というかそれ欲しいな……。

「おにーさん冗談が上手だね?」

少なくとも。崇敬な教徒ではない。
まぁいい。普通の人間ではないことがわかれば十分だ。

「……あ、何その目~?そういう目で見ちゃうのぉ?」

見られる。
男の視線はいくらかみてきたから、どういう意図で見てるのかはわかる。
にやにやとしながら見上げる。

オダ・エルネスト >  
「アストロ……アスティだな
 よろしく頼む」

――冗談が上手? 私は常に本気だが。

と首を軽く傾げるが、笑顔はそのままである。
本を持つ手とは逆の手でよければ、と握手を求める。

「分かるか? 君も中々いい目をしているな。
 成長期の子供の可能性というのは素晴らしいよな。
 特徴的な容姿もあれば、将来美人になりそうだと考えるのは当然」

フ、とバレては仕方ないと笑って語る。

「私が同い年であれば、君に惚れていたかもしれないな」

アストロ >  
「アスティ……ん、よろしくねぇ?」

この人、首を傾げた。これが何なのかわかってない?
そんなことはないよね。ってことはすでに狂気に??
まぁいいか、自分も似たようなものだし。

少女らしい小さな手が握手に応じる。

「いろんな男の人と遊んだし~?見たこと有るだけだよぉ。
 ふふ、未来もいいけど、発展途上も悪くないと思わない?」

とりあえず、煽ってみる。
なんか暖簾に腕押しな感じがして仕方ないが。