2020/09/10 のログ
ご案内:「常世公園」に持流 童男さんが現れました。
■持流 童男 > 公園で、椅子に座っている。今は深夜だ。
公園のベンチに座って、コーヒーを買い思案する。
そしてそれを飲んでいる。
なんで某はあの時、くらげ殿が、噛みつかれたときに、
知られざる英雄を使わなかったんでござろうか。
結果としてはくらげ殿は、何もなかった。傷もいやした。
だけど、だけど、もしも彼女に何かあったらと思うとすごく怖かった。だけどこれでいいのかって思って躊躇っちまった
今某はなんていった?
躊躇った・・?某が・・?あの時点で・・?あの状況で・・?
助けねばならない人がいるのに・・・!
「情けないでござるな。」
独り愚痴る。
サムライなんていう強いものじゃないんでござるよ。くらげ殿。
某は、弱くて、情けなくて、醜い。誤魔化しているただの弱っちい人間なんでござる。仲間も信頼できなくて、『友達』にしか見せれないそんな最低な人間なんでござる。
それに自分の願望で、愛してほしい願望を持ってるなんて本当に
「くそ野郎でござるな。」
そう自嘲気味に笑う。
■持流 童男 > 今は風紀委員の腕章はしていないバッグにしまっている。
風紀委員だと、自分の弱音を吐きだせないから。
オダ殿に言われた、自分を卑下することをやめることと、
それを思い出す。そう自分を卑下することはだめなんだ。それは
わかってる。だけど。
ごめんオダ殿、少しだけ弱音を吐き出してしまうでござる。
ここにはいない友に申し訳なく思い。
「某は、誰かに愛されて、慕われて、覚えられる、そんな資格はあるんでござるかな。
知られざる英雄を使わない某が、誰かを救えるなんて、助けられるなんてできるんでござろうか。」
そう少しだけ寂しく笑う。多分、風紀委員の『仲間』の凛霞殿や、レイチェル殿、神代殿のほうが、いたほうが、大丈夫なんでござろうな。
・・・弱い某は、英雄でない某は、人と人を避けてきた某が、いるべきところじゃないのかもしれぬでござるな。
思案しながらもここならだれもいない、だから笑える。仮面をつけて自分を嘲笑える。
■持流 童男 > 守るべきものや、仲間、『友達』もできた。
好きな人は、某の気のせいでござった。
そう思いながらも、ふと脳裏にロベリア殿が思い浮かぶ
彼女は『友達』だ。弱い自分を見つけてくれた悪魔だけど
頼ってもいいんだろうか、そんな風に迷ってる、自分に嫌気がさす。
「いっその事、悪に落ちちまったら、二級学生に落ちちまったら楽になれるのかもしれぬでござるな。」
そう一人愚痴る。
知られざる英雄を使わないで、ヒーローでない自分に価値なんてあるのか、だけど、それでも、
『仲間』にはこんな弱いところを見せられない。
だけど、『友達』になら、見せられるかもしれない。
頼れるかもしれない。だから、ロベリア殿を頼ろう。
『友達』を頼ろう。
■持流 童男 > また、仮面をつける。そして、----公園を出ていく。
風紀の仲間には、こんな情けない姿は見せれないけど
『友達』にならば見せられる。
ご案内:「常世公園」から持流 童男さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に火光雷鳥さんが現れました。
■回想(親父の通話) > 「おぅ、何だもうホームシックか?…はぁ?カルチャーギャップぅ?ばっか野郎!男は度胸!女も度胸!何でもやってみるもんだぜ?」
――通話の向こうの親父の声は相変わらずだ。あと、度胸以前の問題なんだけど親父は聞いちゃいなかった。
■火光雷鳥 > ――それから数時間後の現在。一度訪れた事のある公園にまた訪れる。
少しは活動範囲内の地理の把握も出来てきたが、まだまだあまり遠出は自信が無い。
「…ったく、親父は相変わらずだったなぁ。こっちは割と真剣にギャップに戸惑ってんのにさぁ」
異能も魔術も知っている。けれど身近にそういうのがあった訳ではない。
異邦人も知人友人には居なかったし、サメ台風みたいな怪奇現象も無かった。
――本当、異能が突然目覚めてそこから1年入院する羽目になるまでは、ごく普通のありきたりな男子学生だったのだ。
「いや、まぁ……今もただの一般男子学生のつもりなんだけどなぁ」
目に留まった自販機へと方向転換しつつぼやく。異能に目覚めて常世島に編入しても、何か劇的に変わったつもりはない。
■回想(親父の通話) > 「あ?紅蓮の支配王とかいう名称を取り消させろ?ばっかお前、そのほうがカッコいいだろうが!あ、ちなみに保護者の許可がないと異能名の変更出来ないように申請しといたから感謝しろよ?あ、そうそう。そろそろ俺と母さんも手のかかるバカ息子が独り立ちした事だし、今度は女の子を――ちょっ、待て、ギブ!ギブッ、あーーーーーーっ!」
ブツッ! ツー・・・ ツー…。
ああ、母さんのプロレス技が炸裂したんだな、とその時に俺は察した。あと、異能名変更出来ないのかよ手の込んだ真似しやがって。
ご案内:「常世公園」に綿津見くらげさんが現れました。
■綿津見くらげ > 火光が向かう自販機の真上。
そこには水色の髪の少女が一人、浮いてた。
「…………ここは、何処だ。」
目が覚めると、見知らぬ景色。
否、見覚えはある。
確かここは、常世公園。
問題は、何故自分がここにいるのかを思い出せない事だ。
記憶喪失?
怪異、あるいは異能者による精神攻撃??
しかし真相はなんて事は無い。
学校の屋上で、彼女の能力で浮遊しながら昼寝していたのだが、
公園まで風に吹かれて流れ着いただけなのであった。
■火光雷鳥 > 「と、いうか息子の前で何を子作り計画暴露してるんだあのクソ親父は。帰省したらちょっと話し合う…必要…が…。」
ぶつぶつと文句を垂らしつつ、自販機へと歩み寄るがそこで意識がふと自販機の真上へと何気なく向けられる。
「―――なぁに、あれぇ?」
まじまじと見る。一度目を擦ってからもう一度見る。更に頬を抓ってから三度見る。
――なんか女の子が浮かんでるんだけど!?しかも何で自販機の真上!?
え、何、これどういう事なの?9月の始めにこの島に来たばかりの少年にとって、地味にインパクトがやばかった。
思わず足を止めてしまうが、喉も渇いているしここで方向転換するのも、何か、こう、うん。
「あーー…えーと…何だ、その…どうも?」
少女の意識はまだこちらには向いていないようなので、こっそり立ち去る選択肢もあった。
実際それも考えたが、数時間前の父親との電話で男は度胸!という発言がふと脳裏を過ぎったのだ。
(いや、度胸とかそういうのじゃないんだけどさ…ほら、まぁ気になるし)
■綿津見くらげ > 自販機の上を見上げれば、
そこには水色の髪の少女。
常に浮かべる締まりのない笑顔。
そこはかとなく太々しい雰囲気。
パンツは水色の縞々。
「貴様か。
連れてきたのは。
私をここへ。」
雷鳥を視認すると、眠たげな口調でつぶやく。
少女が何を言っているのか、雷鳥にはさっぱり意味不明だろう。
少女は彼が、何らかの異能で自分をここに連れてきた……敵だと判断したのだ。
若干寝ぼけていたのはある。
あと、元からそそっかしいというか思考がアバウトすぎる傾向もある。
しかしそれを差し引いても理不尽な、敵性判定。
「必勝。
先手。」
短く呟くと、少女の身体が淡い青色に光始め……
直後、近くの水道の蛇口が、派手な音を立てて爆ぜる。
破壊された水道から勢いよく吹き出す水。
それが生き物の如くうねり出し、
蛇の様に雷鳥に巻き付いて締め上げようと襲い掛かってきた!
■火光雷鳥 > 「―――はい?」
恐る恐る、自販機から数メートル程度離れた場所で足を止めつつ声を掛けてみたのだけど。
何か自分が彼女をここに連れてきた事にされているような発言だった。待って?俺ただの一般男子学生よ?誘拐の趣味とか度胸は無いのよ?
眠たげな少女とは対照的に、赤い瞳を見開きつつ、ちょっと待てというジェスチャーをするのだけど。
(まずい、何か勝手に敵認定されている気がする!俺何もしてないんだけどなぁ!?)
もしかして声を掛けたのが間違いだったのだろうか?いや、だって自販機の真上に浮遊している美少女とか気になるだろう、流石に。
――いや、それどころじゃなくなってきた。何か少女の体が淡く輝き始めて…。
「ちょっ、おまっ、えええーーーーーっ!?」
少女の体が青く発光するのとほぼ同時に。公園によくある水道…その蛇口が弾け飛んだ。おい!それ弁償とかどうするんだ!!俺は無実だぞ!!
しかも、その破裂した水道から勢いよく噴出した水が…まるで蛇のように畝ってこちらへと巻きつこうとしてくる!!
「いきなり何なんだよ!?俺なんもしてないんだけど!?」
パニックになりつつも、抗議と同時に少年の前方に突然炎の壁のように火柱が発生する!!
――が、あっさりその火柱は水蛇に掻き消されて結果的にそのまま拘束されてしまうのである。まぁ、そうなるよね相性的に。
■綿津見くらげ > 立ち昇る火柱をも掻き消し、
荒々しく雷鳥に巻き付く水の大蛇……!!
液体でありながら実体を持っているかの様に、
雷鳥をギリギリと締め上げる!
「くくく……。
……良いザマじゃないか……?」
ふわふわと宙に浮かびながら雷鳥を見下ろし、
にやにやと笑顔を浮かべたまま悪そうなセリフを吐く。
この世に悪があるとすれば、それは綿津見くらげだ。
「…………。
……無い。
手応えが。」
しかし、あまりに無抵抗な雷鳥に、
さすがに様子が変だと気づいた様だ。
ばしゃん、と水の大蛇が弾けて形を失い、拘束を解いた。
……壊れた水道は水を噴出したまま。
「………。
……あー………。
もしや。
無実、か?
お前。」
ひと暴れして目も覚めてきた。
そして、もしかしてもしかすると、早とちりだったのではないか……
と、さすがの少女も気づき始めた様だ。
■火光雷鳥 > そもそも、発火能力というのは割と異能の中ではメジャーな部類だろう。
当然ながら対策も或る程度はされるし、何より少年は異能の訓練などまともにした事が無い。
せいぜい、基礎的な制御くらいでその真価を発揮するには経験と場数が致命的に足りない。
――そう、幾ら異能という力を持てど…メンタルは男子学生なのだ。
「くそっ、だから人の話を聞けって!俺は何にもしてな…痛い痛いギブ!ギブッ!!」
ぎりぎりと水蛇に締め上げられてうめく。視界が遮られた訳ではないので、力は使えるが痛みで集中が出来ない。
と、いうかこの美少女はなんだ、もしかしてヤバい子なのか?物凄く悪役っぽい台詞回しなんだが?
「(抵抗したくても身動き出来ないんだよ!)…いや、だから俺は君に何にもしてないって…声を掛けただけなのに、何でこんな目に…。」
と、そこで唐突に水蛇の拘束が解かれて地面に尻餅を付くように不恰好に着地して。
全身ぐっしょり濡れている感覚にうへぇ、となりつつもそちらをジト目で見上げる。
「ああ、むしろ俺が来た時点で君は自販機の真上で浮かんでたんだけど?…で、流石に気になったから声を掛けてみたらこの仕打ちだよ…。」
こちらに非があれば勿論謝るが、声を掛けただけでこれはちょっと。激おこではないが流石に不機嫌にもなる。
「まぁ、取り合えず誤解が解けたようで何よりだよ。一応言っておくけど、俺は偶々公園に立ち寄っただけで、誘拐犯だとかそういうのじゃないんで!」
■綿津見くらげ > 「…………。」
びしょ濡れの雷鳥が身の潔白を語るのを聞きつつ、
すーっと近くに降り立ち………
「すまなかったな。」
そのまま流れるような動作で土下座。
すまんで済めば風紀委員はいらねぇ。
(はて。
では、なぜ私は公園に?)
立ち上がり、首を傾げて考える仕草。
……数秒後、どうでもいいか、という極めて思考放棄的な結論に至った。
「無事か?
折れてないか、骨とか?」
さて、それはともかく。
不幸なすれ違い(?)から、この男子学生を傷つけてしまった。
ケガなどさせてなければ良いが…
■火光雷鳥 > 「いや、待った待った!謝罪だけでもういいから!土下座までしなくてもさぁ!?」
今、人が通り掛かったら変な誤解されそうだから!ただでさえずぶ濡れの赤毛の男とふわふわした美少女という組み合わせだ。まぁ、つまり変に目立つ。
目立つのは苦手だし、少女に土下座させる趣味はないのだ。謝って貰えたしそれで十分だ。
勿論、何で彼女が公園に居たのかなんて、当事者でもない少年にも全く分からないのだけども。
「あー…まぁ、何かあちこち痛いけど大丈夫。それよりさ?」
少年の赤い瞳が向けられたのは、蛇口が見事に破裂した水道の方。それを無言で眺めてから、ややあって視線を少女に戻して。
「…あれ、何とかならない?公共物の器物破損で風紀委員会に事情聴取、とか俺嫌なんだけど…。」
ただでさえ、風紀は何かこう『怖い』イメージがあるのに、補導されたら俺のチキン、いやひよこハートが持たない。
■綿津見くらげ > 「広いな。
心が。」
意外と許して?貰えたようだ。
自分ならあんなこといきなりされたらまぁブチ切れだよなぁー……
などと思いながら、感心した様な眼差しを雷鳥に送る。
「………?」
雷鳥が示す、破壊された水道。
派手に水が吹き上げて止まる気配がない。
「………。
形あるものは、
皆やがて壊れるものだ。」
なんだか曖昧な言葉を口にするが、
要するに彼女にはどうすることもできないと。
「……案ずるな。
土下座には自信がある。」
土下座だけで切り抜けられるほど世間は甘く無い。
まぁ、少なくとも少女は風紀委員にこってりと絞られる事だろう。
■火光雷鳥 > 「…いや、俺は別に聖人君主じゃないから怒る時は怒るし不機嫌にもなるよ」
実際、まだちょっと不機嫌なのは否定しない。土下座はやり過ぎだが謝罪は受け取った。
なら、そこで水に流せる――かはまぁ、兎も角として引き摺ってもしょうがない。
と、いうか能力的な相性の悪さを垣間見たので、多分どうやっても負けそうだ。
「――ああ、つまりどうしようもないのか……いや、どうすんのさこれ」
風紀、もしくは常世島のインフラを管理している生活委員会辺りの出番なのでは。
いや、今出番が来られると俺も彼女も真っ先に事情聴取されるんだけれども。
あと、土下座すれば切り抜けられると思ってないかなこの子?ちょっと怒りや呆れどころか心配になってきたぞ。
「まぁ、ともかく。えーと、俺は常世学園の1年の火光雷鳥。9月に島に来たばかりなんだけど、君は?」
一応、初対面の相手はある程度敬語を使うくらいはするのだが、出会いが出会いだったので既にタメ口である。
■綿津見くらげ > 「………。」
無言で噴出する水を眺める。
夕日に照らされ虹を形作り、とっても綺麗……
などと現実逃避をするくらいしか、できることは無いのだった。
「………。
綿津見くらげだ。1年。」
ひとまず水道から視線を逸らし、名前を名乗る。
彼女も同じ1年だそうだ。
「病院暮らし。前期は。
だから、実質9月からだな。私も。」
犬に噛まれて熱を出したせいで、
前期は実質殆ど登校できず。
本格的に常世学園に通い始めたのは、雷鳥と同じく9月に入ってからだ。
■火光雷鳥 > 確かに何か虹が出来てるし、現実逃避したい気持ちは分かる。むしろ逃げたい。
とはいえ、逃げたら色々と不利になるのでは?こう、逃亡すると罪が重くなるみたいなアレ。
「ん、綿津見さんな。って、同級生か…それに、病院暮らし…は、奇遇だなぁ。
俺も、本土のほうに居たんだけど異能に突然目覚めた時に体調崩しちゃってさ。1年くらい病院暮らしだったんだよね」
同級生、病院暮らし、そして実質的に9月からの新生活。割と共通点が多かった。
それはそうと、矢張り最初のインパクトもあり気になっていた事を聞いてみたい。
「そういえば綿津見さん、さっき水を操ってたけど、空にも浮かべるよな?もしかして二種類の異能を持ってるって事なのか?」
自分はありふれた発火能力くらいしかないので、二つの異能を持つ人、というのはすげぇなぁという感想だ。
■綿津見くらげ > 「くらげと呼べ。
雷鳥。」
無礼な彼女だが、自身への対応もフランクなのが好みである。
「異能に目覚めて、病院。
ふむ。」
雷鳥の語る境遇に、思案を巡らす。
偶然にしては、シチュエーションが似ているものだ。
「私も、似ている。
犬に噛まれて、熱出して。
入院中に、この力に目覚めていた。」
そう言いながら、再び身体を青く光らせる。
雷鳥のびしょ濡れの服から水の雫が絞り出され、霧散。
あっという間に服が乾いた。
これが彼女の異能、水を意のままに操る力だ。
「浮かぶ方は、もともと持ってた。
便利。」
得意気にふわっと宙に浮かぶ。
浮かぶだけで、そんなに早くは動けないし高さもそんなに出ない。
しかし個人的にはこっちの能力の方が愛着がある。
「雷鳥は、火を使うのか。」
さっき一瞬、火柱を起こしたのを思い起こす。
火と水、まるで反対の異能者同士である。
■火光雷鳥 > 「…え?(女の子を名前で呼ぶとかハードル高くない?)……わ、分かった…えーと、その…く、くらげ…」
かなり挙動不審になってしまったがしょうがない。女の子を名前で気安く呼ぶ陽キャラでもないのだし。
「確かに似てるよな。まぁ詳細は全然違うんだろうけどさ…え、犬?それ狂犬病とか平気?」
いや、確かあれは致死率がほぼ100%とか聞いた事あるしなぁ。流石に違うだろう。
…とか思っていたら、再びくらげの体が青く発光し、同時に自身の衣服から水分が蒸発するように雫として搾り出され霧散していく。結果的に乾いた状態に戻ったようだ。
「おぉぉ・・・?何か乾いた!?ありがとう…って、浮かぶほうが元々持ってた力なのか」
再びふわっと宙に浮かぶ同級生。くらげ、という名前の通りというべきか水を漂うくらげみたいにふわふわした動きだ。
自分もあんな風に宙に浮いてみたい。何時か魔術とかで代用できないだろうか?
「ん?ああ、ファイアスターターとおかパイロキネシスとか呼び方が幾つかあるけど、その通りかな。
まぁ、でも常世島とか世界的にも発火能力者ってメジャーみたいだし。ま、ありふれた力ってやつだよ」
肩を竦めてみせる。先程は自衛の為に用いたが、日常生活などで能力を使った事は殆ど無い。
それに、少年は自身の異能の態度や応用をまだまだ全然理解していないのだ。