2020/09/11 のログ
綿津見くらげ > 「腹から声を出せ。
 雷鳥。」
名を呼ぶ声に力がない事を咎める。

「無敵だ。
 私は。
 故に、元気に退院。」
実際は割と生死の境をさまよい、
何日も昏睡したままだった、らしい。
今となっては嘘のように元気だが。


「シンプル。
 故に強力。
 誇れ、その力を。」
パイロキネシス。
それは少女にとって、憧れの力。
好きな漫画の好きなキャラが使っているからだが。

ありふれた力でも、磨き上げれば必殺の武器となる。
単純であるが故に、その成長性、発展性は計り知れない。

火光雷鳥 > 「何か無茶振りされてる気が――あぁ、もう!分かったよ!!…くらげ!これでいいだろ?」

半ばヤケになって叫ぶように彼女の名前をきちんと呼ぼう。そのくらい開き直らないと羞恥心というものに呑まれる。
何か、この島に来てから本当に色々と目まぐるしいなぁ、と思うのだ。

「…うん、その根拠が全く無さそうな自信ぷりが何か君らしい気がしてきたというか。まぁ、お互い体には気を使おうって事かなぁ」

生死の境、とまではいかないが髪の毛と目の色が赤く変色するわ、まともに歩けないわで当時は大変だった気がする。
あと、がっつり彼女から励まされた。発火能力者に何か思いいれでもあるのだろうか?

「まぁ、誇るほどに自信は無いからなぁ。やっぱり訓練とかするべきかな、気が進まないけど…。」

座学でも異能や魔術方面の講義は割と壊滅的だというのに。
まぁ、別に少年としては異能を磨いて強くなる!という気持ちはあまり無い。
強くなる理由も動機も無いし、世の中それだけが全てでもない。当たり前の事だ。

「…さて、と。もう良い時間だし俺は寮に一度戻るけど、くらげ…さんはどうする?」

まだ呼び捨ては抵抗があるのか、そう呼びつつも彼女がどうするか尋ねてみたり。

綿津見くらげ > 「悪くないだろう。」
これでいいだろう、との雷鳥に大きく頷く。

「訓練か。
 私も必要。
 まだ使い慣れてない。
 水の力。」
先日、台風の日に怪異と戦った際は、
調子に乗って力を使い過ぎて、消耗して倒れてしまった。
まだ、新しい異能を使いこなせているわけでは無い。

「丁度いい。
 相手しろ。
 今度。暇な時。」
火と水、正反対の能力故に高め合うには良いだろう。


「くらげと呼べ。」
さん付けの雷鳥に、再度念押し。

「あるいは、くらげ様だ。」
様付けなら許す、と。
悪趣味な娘だ。


「うむ。
 私も帰……
 学校寄ってから帰る。」
そういえば、荷物を学校に置きっぱなしだ。
一度取りに戻らねば。

火光雷鳥 > 何か、さっきから思ってたけど、ナチュラルに男前な口調だなこの子!いや、悪くないんだけど。
ともあれ、名前で呼ぶのは慣れないが頑張っていこう。気を抜くと直ぐに苗字呼びになりそうだが。

「水の力って、本当に俺とは逆だよなって。俺も使い慣れてる、とは言えないしなあ」

そもそも好き好んで能力を使うタイプでもない。まだまだ不安要素も多いのだし。
とはいえ、今後力を使う機会もある――と、それはそれで物騒だが、まぁ訓練はしなければならないだろう、

「――はい?…いや、えーと…ま、まぁお手柔らかにしてくれるなら別にいいけど…。」

え、訓練相手?水と火だったら確実に俺が不利なんだけどどうすれば?さっきも見事に炎の壁を易々と貫通されたし。
まぁ、能力の熟練度もあるが、まだ力の使い方をきちんと把握しきれていない、というのもある。

「様は余計に呼び難いから勘弁して…じゃあ、その、うん。くらげ、で」

うわぁ、本当に女の子を名前で呼び捨てとか慣れないなぁちくしょう!と、内心で悶える。
まぁ、これも慣れというかそういう感じでいいのだろう。頑張れ俺!!

「学校に?あー…そういえば訓練相手になるのはいいけど、連絡先でも交換しておく?」

ちなみに、携帯の電話帳は両親とか親類くらいしかない。悲しい。
ともあれ、彼女と連絡先を交換するにせよ、しないにせよ、一先ず――まぁ、方角は寮も学園もここからだと同じだし、途中まで一緒に行くのもいいかもしれない。

(――と、いうか本当に常世島って美少女多いんだなぁ)

とか、そんな事をぼんやり思っていたとか何とか。ともあれ、彼女がよければ帰り道は途中までご一緒しようかと。

ご案内:「常世公園」から火光雷鳥さんが去りました。
綿津見くらげ > 「死ぬ気でかかってこい。」
お手柔らかに、との事だが、
少女はそのつもりはない様だ。
No mercy.

「………。」
連絡先の交換の申し出。
無言でスマホを取り出し、手早くQRコードを表示。
読み込めば、少女の連絡先が雷鳥の携帯に刻まれるだろう。


その後、学園までの道のりを二人共に帰っていったが、
果たしてこの奇人相手にどれだけ話が弾んだだろうか……。

ご案内:「常世公園」から綿津見くらげさんが去りました。
ご案内:「常世公園」にアーテルさんが現れました。
アーテル > 猫です。
どこからどう見ても黒猫です。
ここは今の仮宿主に触られて攫われた場所ではあるけども、
こう、解放感ある場所でへそ天キメて寝るのはスリルのようなものを感じて、なんか止められなかった。
そんな背徳の味を確かめに、今日もやってきてしまったのだ。

「……くあぁぁ………」

遊具の上でぐーっと伸びたり、寝返りを打ったり、大欠伸をしたり。
気ままに過ごす黒猫が、夜の闇に紛れて自由を謳歌している。
しかし…

「………ひまだなー…」

尻尾がたし、たし。右へ左へしなやかに揺れたりして。
誰も来ないのは別にいいんだけど、どうにも暇なのは困る。
喋る猫はそんな矛盾する悩みに苛まれていた。

ご案内:「常世公園」に幣美奈穂さんが現れました。
幣美奈穂 >  
「・・」

公園に木の幹に隠れて?じっと猫に視線をやる美奈穂。

「・・あっ、あくびしてる・・。
 にゃんこさん・・」

目をきらきらとさせて、猫をじっと見てしまうのです。
なんか、しゅっとした感じ黒いにゃんこさん。
野良猫でしょうか?、野良猫でしょう。野良猫に違いありません。

木の幹から身体半分と、傾けたお顔を全部。
まったく忍んでいない隠れ方ですけれど、本人は見つからないようにしているつもり。

「・・」

尻尾が揺れるのを見ますと、それに誘われるようにふらふらっと脚が前に出て・・はっ!?
ぱたぱたと木の幹の後ろにまた隠れます。
今のは危なかったです。誘惑に負けそうになりました。

アーテル > 「…………んー…?」

視線を感じる。
いやそりゃあ、やろうと思えば誰かわかるものだけど、今の自分は猫だ。ただの猫ちゃんなのだ。
それから外れる行動はできる限り慎むべきだ。喋るけど。
…とはいえ。

「…………。」

したっ、したんっ、尻尾が遊具をぺたんぺたんと叩くたび、
まるで催眠にでもかかったようにふらふらと、木陰から姿を現すものだから。
ちょっと面白くなって……

「…………。」

少し長めに尻尾をゆらゆらさせて、止めて。
ゆ~らゆ~ら、ぴたっ。ゆ~らゆ~ら、ぴたっ。
そんな要領で、からかうように動かしてみた。

幣美奈穂 >  
ちょっとしたにゃんこさんの動きにも顔ごと目で追いかけまして。
うずうずと近寄って撫でていいのかと手が上がったり下がったり。

なんか怪異の雰囲気を感じまして、それが穢れをもつものか少し確かめに来たのですけど。
にゃんこさんを見てしまうと、それをぱあっと忘れてしまったのです。

「・・近付いても大丈夫かしら?
 怒られたりしないかしら・・」

揺れるお尻尾に、また知らず木陰から足が動いてしまい・・。
止まると、美奈穂も足を止めて。
すぐ動く様子に、ふらふらとまた近付いて、止まるとぴたっ。

はっ!?
気付きますと、半分ぐらい近付いてしまっています。
戻ろうか近付こうかと悩み、木陰と遊具を見比べましてから。
そろ~りと足を前に。

「あの、怖くないですわ。
 お近くにいってもいいかしら?」

優し気な声を小さくして、にゃんこさんに尋ねてみるのです。

アーテル > 「…触りたくてしょーがないって声、してんぞ。」

そちらを見なくても、足音、気配で傍までやってきたことくらい、分かっていた。
それに敵意がないことを示したそうな、優し気な声。
…元々こちらに警戒する理由はないが、ただの猫ではないことをその喋りでアピールしておこう。

「ま、流暢にニンゲンと会話ができるってぇ生き物がいたら…普通は驚くかもだがなー?」

くるりとそちらに振りむいた。
蒼い眼がしっかりと、彼女を捉えている。
流線型の、しなやかな躯体。すらりと整った体つき…野良と思うには毛並みも綺麗な猫だ。

「えーっと確かこーいうときは……」

しかし、こちらとしてもニンゲンとのコミュニケーションは多い方がいい。
ここはどうにかして、交流を深めるための第一歩を踏み出さなければならない。
そうしてよくよく考えて…

「にゃあにゃあ
 おれ、わるいネコチャンじゃないぞ」

精一杯の無害アピールをくりだした。

幣美奈穂 >  
「・・?」

なんかお声が聞こえたのです。
周囲をきょろきょろとさせましてから、小首を少し傾げさせるのです。
そしてさらに、近付きますと・・。

「・・!。なんか、にゃんこ語がわかるようになったのかしら?
 今のお声はあなた?
 人の言葉、わかります?
 にゃぁにゃにゃあーにゃあん?」

振り向いた、ハンサムな感じのにゃんこさん。
お目めをぱちくりとさせましてから、ゆっくりと尋ねてみるのです。
人の言葉では伝わらないかもしれないので、なんとなくな猫語でも伝えてみるのです。

毛並のキレイな、蒼い目のにゃんこさん。
わぁ、素敵~とか思うのですけど。

手を下方から近付けまして、途中で停めます。
にゃんこさんから匂いを嗅ぐのが普通のにゃんこさんとの挨拶ですから。

「うにゃあんにゃあん♪
 にゃんこさんにわるいこいませんものね?」

ほにゃっと微笑み目尻を少し桜色にしながら。

「わたくし、わるいニンゲンではありませんわ」

アーテル > 「……なあるほど、確かにわるいニンゲンじゃあなさそーだ。
 …ん~……っ……」

彼女の手が顎を撫でそうになって…止まった。
ああ、そういう……こっちを待ってるんだな。なんて、ちょっと感心。
その礼儀に敬意を示すように、控えめに顔をこちらから掌に寄せて、すんすん。
…そのまま自ら擽られるように喉元を擦り付けてみれば、アピールとしては十分だろう。
すりすり、ごろごろ、短毛でありながら柔らかな毛並みを感じられるだろうか。

「ん、そうそう。猫にわるいこなんていねーんだぞー?
 それにしてもなんだーお前さん、俺の事、怖くないのかい……?」

猫のくせに、仄かにほおを緩ませたように見える表情で、問う。
彼女のその猫なで声の中に、見た目と違って年端もいかなさそうな幼さを感じたものだから。

「あんまりかわいい女の子が夜に出歩くのは、俺ってばあんまり感心しないなあー?
 わるーいおおかみさんが居たらこわいんだぞー?」

なんて、特に怖がりようのなさそうな気を遣った声色で、彼女に問う。
こんな幼気な子がこんなところに何用だろうか、と。

幣美奈穂 >  
「・・!」

指先を嗅いで、そしてすりすりとしてくださいますにゃんこさん。
柔らかい毛並みに目尻がほころんでしまいます。

「ふわふわ・・あっ、喉もごろごろしてますわ。
 背中、撫でますわね・・」

片手でにゃんこさんの喉元を軽くくすぐるように動かしながら。
もう片手でその背中を、毛並みに逆らわないように首元から背中にと柔らかく流すのです。

「ふわふわ・・毛皮みたい。
 うにゃぁ?
 わたくし、にゃんこさん大好きですの・・!」

とても嬉しそうなお声とお顔。
首元から僅かに指先で毛並みを掻くようにしながら背中にと。
その手を横側、お腹の横も撫で始めるのです。

「・・?。
 あっ、そういえば。
 なにか怪異の気配がこっちのほうからしましたの・・。
 そのおおかみさんが怪異かもしれませんわ。
 大丈夫、わたくしがにゃんこさんを守って差し上げますわ」

両手で顔を挟むようにしまして、耳の後ろと頬から首筋をマッサージなのです。
丁寧に、丁寧に。
首輪はありますかしら?
なければ意思疎通できるこのにゃんこさんは野良猫さんなのでしょう。

アーテル > 「…ほぉー、なるほど。
 にしし、そんなら俺も嬉しいもんさ。」

猫が好き、と言われると頬が緩む。
猫ではないのだけれど、この姿を気に入ってくれるのならば。
好意には、好意を。
目を細めて、彼女のしたいことに身体を委ねてみよう。
毛並みとお腹周りに程よくついた肉の感触が、その手にしっかり伝わるだろうか。

「……おー………そりゃよくねえなあ。
 んま、こわい奴だったら俺がお前さん守んなくちゃあなぁ。」

にしし、と眼を細めて笑う。
その怪異とやらが自分を指してるかもしれない可能性は思考の外に捨て置いて、
ぐーっと首周りの皮を伸ばされるように、マッサージされてみる。
幸い首輪は今はしてないので、その手を阻むものはなにもない。
…そういえば、体のメンテナンスなんていつ振りにやったことだろう?
すっかりほんにゃりと脱力気味の表情になってきた。

「………ぁあー……きもちい………」

幣美奈穂 >  
にゃんこさんの身体って、なんでこんなに柔らかいのでしょう。
そして手触りのいい黒い毛並み、ベルベットのようなのです。
なんか、とても幸せな気分なのです。
利発そうなお顔している蒼い目のにゃんこさん。
なんかにゃあにゃあと聞こえる(幻聴)のに、日本語で聞こえます。
こっちがいう事も、なんかわかっているようなお顔をしているのです。

「お腹、ふにふに~。
 じゃあ、にゃんこさんはわたくしの守り猫ですね」

もっみもっみ、お腹もマッサージ。
お顔のマッサージも、首元もさり気なく確かめます。
うにゃうにゃ、野良猫さんです!
なんか、身体の力がほどよく抜けて来たようですね。

「それなら・・んっしょ」

嫌がらないようなら、しゃがんで太ももの上にお座りする格好に持ち上げてみようとするのです。
全身マッサージでお腹をほぐそうというのなのです。

アーテル > 「…あー……いぃ……
 いいぞー……それでもー………」

手厚いマッサージの前にふにゃふにゃにされちゃって、毛艶のいいぬいぐるみのように脚を投げ出して脱力している。
まさかニンゲンに分かる言葉で本当に喋っていると彼女に思われてないだなんて、こちらが気づくわけもなく。
よせばいいのに深くものを考えずに安請け合いするものだから。

「……ん、んん…んっ………」

すると、身体をぐーっと持ち上げられる。
嫌がる素振なんて一切ないが、さて何をするんだろう?とほんのり我に還ったようなそんな表情。
僅かに凛々しさが戻ってきた気さえする。

「なにするんだー…?」

彼女の太腿の上で、見上げる。
蒼の瞳が彼女を見つめながら、尻尾がゆらりと期待する気持ちを表すように。

幣美奈穂 >  
あたたかいにゃんこさんの体温。
やわらかい身体は、本当にどう骨があるのか不思議なほどです。

「にゃんこさん、ここはどうかしらぁ~」

にこにこしながら持ち上げて、にゃんこさんのお尻を太ももの上に。
小さな頭が胸の間でささえるようにしまして。
まずはばんざーい。
両前足の肉球を軽く握りもみもみしながら持ち上げます。
前足を下げながら、ゆっくりと根元にと。
そしてお腹にと揉みながら手を下げていきます。

「あら。男の子なのね?」

見上げてくる小さなお顔に優しい笑顔をみせながら。
にゃんこさんの後ろ足の間をみて、呟くのです。
そのまま、お腹の部分をわしゃわしゃわしゃっ!

アーテル > 「んんー……?
 んぷ――――」

ばんざーい、と同時に顔が彼女の服に埋まった。
そこはやらかいような、いいにおいがしそうな、なんとも落ち着いてしまいそうな。
ちょっと想定してなかった心地に、思考はショート寸前。

「ん、ん、…んんん~~……っ……」

なんか、とてもきもちいいことをされているきがする。
肉球をふにふに解されて、じっくり前足が降りていくにつれて脇からわき腹の辺りへと。
そこからお腹に降りて…

「――――――――」

気づけばよかったのに、油断しきってそこを見られる失態を犯すとは思ってなかったようだ。
ニンゲンに置き換えて言えば完全にアレな光景であり、ついついそっちの羞恥を覚えてしまった。

「や、やー…まあ、その、なんだ。
 お……お見苦しいものをお見sんひゃひゃひゃひゃひゃっ!!?」

笑った。
神妙な声色で弁明しようとしてたら、お腹を一気に擽られたものだから。
どうやらその辺りは弱かったらしい。

幣美奈穂 >  
和装の巫女服姿では解かり難いですが、意外とボリューミーなクッションです。
肉球の柔らかさにふにゃんっといつまでも握っていたくありますけど。
今はにゃんこさん専属按摩さんなのです。

「柔らかい毛並みですにゃあ。
 ん~、こっちはどうですか?」

もみもみ、もみもみ。
優しく満遍なくなのです。
こんなに触らせてくださるなんてとてもいい子なのです。

「?、どうしましたのにゃ?
 暴れたらダメですにゃ。
 ここから~、おこし、そして後ろ足ですにゃあ」

にゃんこさんが男の子だからといって、なんということないのです。
うつろ、ふわふわ玉が可愛いと思うのです。
腰から、次は太ももから下がっていきまして、後ろ足ばんざーい。
後足の肉球ももっみもっみです。

下までマッサージしますと、脇に手を入れまして。
持上げてにゃんこさんの頭の後ろにお顔つけまして。
くんくん♪。
にゃんこさんの匂いも好きなのです。