2020/09/15 のログ
ご案内:「常世公園」にセレネさんが現れました。
セレネ > にゃーん、にゃーんと何処かから仔猫の鳴き声が聞こえ、公園内部で捜索中。
耳を澄ませ、蒼を凝らして茂みの中をそっと覗き込む事暫く。

「――あ、見つけた…!」

【仔猫の数】
[1d5→5=5]
セレネ > ダンボールに入れられ、まだ生まれて間もない仔猫が五匹固まって震えていた。
茂みに身体ごと入れるのは色々と躊躇うが、仔猫ちゃんをこのままにしておく訳にはいかないと意を決してガサガサ。

「よぃ…しょ…っと!」

ダンボールをしっかり持ち、茂みから救出。
白い子、黒い子、キジトラ、サバトラ…等の毛色を持つ子がその中に居た。
己を見てぐっと身体を近づけてくる子や、警戒して隅で縮こまって威嚇をしている子も居て性格も様々。
ベンチの近くに移動すると、ダンボールを隣に置いて一呼吸。

ご案内:「常世公園」に葉山翔一さんが現れました。
葉山翔一 > 商売をしていなければ特に意味もなくあちこちを塒に引き上げるまで彷徨うのはある意味の日課。
その日は気が向いたという理由で公園に足を運び少々ある歩いて帰る予定にして。
そうしてやって来ては何か目的がある訳でもなく歩いていれば、一つのベンチの近くでダンボールを置いて何かをしている人影に気が付く。

人がいるという事はあまり気にしないがダンボールの方が気になりそちらへと足を向け。
さりげなくを装い近くを通りダンボールをそっと覗き込むようにして。

「猫……?捨てるのは可哀そうじゃないか?」

ダンボールに入った仔猫を見てはそうとってしまい、足を止めてつい傍にいた人影にそう声をかけてしまう。

セレネ > 拾ってしまったけど、どうしよう。
寮だからペットは飼えないし、里親になってくれそうな友人もいない。
……一縷の望みをかけて、普段仲良くしている幻生の先生の研究室に置いてもらえないか打診してみようか。

なんて色々思考を巡らせていたら。
近くを通りかかった男性から声を掛けられた。
どうやら己が今から猫を捨てると見られたらしい。

「この子達を捨てるだなんてとんでもない!
捨てられていたのをさっき拾った所ですよ。」

酷い人も居たものですよね、と鳴いている仔猫達を見ながら腹を立てる。

「でも、拾ったは良いのですが寮暮らしなので養えなくて。」

どうしようかと悩んでいたのですと眉をハの字にして相手に相談を持ち掛けてみた。

葉山翔一 > 「あー、そうなのか?それは悪い。
猫の入った箱の傍にいたからついな。
しっかし……拾って飼えるのか?」

捨てていないという反論に相手をよく見、見た目で判断するのはよくないが捨てるようには見えず。
自分の勘違いだと判れば軽く頭を下げて謝り、もう一度箱の仔猫を見た後に腹を立てている相手に視線を戻す。

「寮なら飼えないよな、確かに。
かと言って戻すつもりはないんだよな?」

悩んでいたと相談を持ち掛けられるとどうしたものかと考え。
自分も1匹なら兎も角5匹も飼う事は出来ない…。

「知り合いに持ち掛けるが学園で募集してみるのが手っ取り早いと思うな。
4匹ならどうにかなるだろ?」

そう返しながら箱の傍に屈むと手を入れ、1匹ずつ指で突きじゃれついたり掻きついたり噛みつく反応を見ていく。

セレネ > 「いいえ。仔猫の入ったダンボールを傍に置いてたらそう見られるのも無理はないですし。」

過ちにはきちんと頭を下げて謝る相手に、悪い人ではなさそうだと判断。
気にしていないと首を横に振る。

「勿論。
戻してしまったら、この子達を捨てた人と同列になってしまいますので。」

それだけは避けたいし、この子達に罪はないのだし。
だからどうにか幸せに暮らせるよう手を施してあげたいのだけど。

「……募集かぁ。やはりそれしか方法はないですよねぇ。
因みに貴方は、一人受け入れる余裕はおありですか?」

見れば動物アレルギーとか、そういうのもなさそうだし。
どうだろうかと緩く首を傾げ、仔猫にちょっかいを掛ける様を眺めつつ。

葉山翔一 > 勘違いの理由を直ぐに察してくれ首を横に振る姿にほっとする。
此方の勘違いとはいえ言い掛かりをつけたような物だっただけに。

「なんていうか…真面目だな。
こいつらを捨てた奴に爪の垢を飲ませてやりたいもんだ」

興味本位で拾っては元に戻す奴もいるだけに戻さないという言葉に感心し。
恐らくは拾ったのは偶然だろうが責任感が強いのだろうと見てしまう。

「それが手っ取り早いと思うな。数を当たれば直ぐに見つかるだろうしな。
一匹ならな。やんちゃの二匹は流石にちょっと厳しいな」

家には半同居人が居たりはするが猫は大丈夫だろうと勝手に考えては頷き。
何度か仔猫にちょっかいをかけ、少々やんちゃに思えたサバトラの仔猫を手に乗せるようにして箱から出し、こいつは貰うなと告げて。

セレネ > 己だって別の人が今の状況と同じ事をしていたら彼と同じ考えを抱いたに違いないから。
理解も納得も出来ない言いがかりなら兎も角、これは理由があってのものだろうという考えに至れたので。

「ふふ、有難う御座います。
たまたまでしたが見つけられて良かったです。
涼しくなった時期とはいえ、このままだと餓死してしまっていたでしょうから。」

生真面目すぎて融通が利かない事もあれど、今回ばかりはプラスに働いた。
感心している相手に少し気恥ずかしそうに笑って。

「猫ちゃんなら好きな人も多いでしょうしね。
――ん、大切にしてあげて下さい。」

サバトラの仔猫を持ち上げた相手。
良かったね、とサバトラちゃんに微笑みかけては
宜しくお願いしますと今度は己が頭を下げた。

葉山翔一 > 「そこは礼を言う所じゃない気がするんだが…。
たまたまでも見つけて連れて来たってだけで凄いと思うぞ。
俺だと面倒が見れないから餌を置くだけになるしな」

出来て精々餓死をしないように餌を与える程度。
問題を先延ばしにするしかできない自分とは違い、最後まで面倒を見ようと思っている姿は凄いものだと素直に賞賛して。

「猫好きなら確かに多いと思うんだが……ちゃんと飼える奴を選べよ?
ペットをアクセサリーか玩具って思って直ぐに捨てる奴もいるからな。
自分から貰ってくんだ、大事にするよ」

持ち上げたサバトラが暴れはするが落とさないように抱き。
腕の中で爪を立てて暴れはするがやがておとなしくなり、微笑む相手に小さく、ニャー、と鳴いて。

「ただな……太ったらそこは許してくれよ?」

大事にし過ぎて丸くなった時は許してくれと付け加えて。

セレネ > 「そうですかね?日本語は難しいです…。
普通ならそうするしかないのでしょうけど、どうしても私はそれだけじゃ自分を許せなくって。」

見つけたのなら、最後まで責任を取らねばなるまいと。
そう思っているからそうするだけだ。
ひとえに完璧主義であるからかもしれないが。

「えぇ、勿論!
きちんと見極めるつもりです。
この子達には幸せになって欲しいですもの。」

何の罪もないのに、身勝手に捨てられるのは可哀想だ。
だから相手の言う通り、引き渡す人はしっかりと見定めなければなるまい。
しかし目の前の彼は少なくとも、ペットに酷い事をするようにも見えなくて。

相手の腕の中で暴れていたが、次第に大人しくなりニャーと可愛く鳴いたサバトラちゃん。

「ふふふ、まぁそれはそれで、愛されているから良いでしょう。
でも太り過ぎは駄目ですからね?適度な運動は動物も人間も大事ですよー。」

葉山翔一 > 「一応は褒めてるから良いと言えばいいんだが…日本語は難しいな。
その考えは嫌いじゃないが…何時か余計なものまで背負い込まないようにな?」

最後まで責任を取ろうとするするのは良い事だと思う一方。
責任感が強いのは良い事だがそれで対処できない事まで抱えこむなよと、つい要らないお節介を口にして。

「こいつらの幸せを願うんだから変なのに渡す心配はなさそうだな。
しっかりと見極めを頼むよ」

これだけ言い切れるのだから大丈夫だと考え。
張り紙などで探せばそう言う人物に当たるかもしれないが、自分で直接に納得いく相手を探しそうな様子にそれはなさそうと見て。
腕の中で大人しくなったサバトラの仔猫を撫で、飼うと言った以上はきっちりと面倒を見るつもり。

「適度な運動か……猫の飼い方を調べないと駄目かもな。
でもまあ、こいつはやんちゃみたいだから太る心配はなさそうだよな」

そう言ってサバトラの鼻を突くと指をかまれ、痛みに眉間にしわが寄るが好きにさせて。

セレネ > 「日本語、ほんの少し苦手なのですよねぇ…。
――貴方心配性だって言われません?若しくはお節介焼きさんとか。」

どこぞの教師と似たような事を言われ、蒼を瞬かせた。
いや、心配をしてくれるのは有難いのだけれど。
己が責任感が強すぎるせいなのか。

見極めを頼む、と言われれば。
己の観察・洞察眼の出番だと内心で意気込む。
それなりに人を見ているつもりだし、大丈夫だろう。

「やんちゃな子は動きますものねぇ。
案外、似た者同士だったりするのでしょうか。」

似ている気質に惹かれるとも聞くし。

「時々…あ、また会った時でも良いので、もし良ければ写真とか撮って見せて頂けませんか?
私もこの子の成長を見てみたいので。」

指をがぶっとされている相手に、怪我をしていないかと心配になるも。
仔猫だからそこまで噛む力も強くない筈…と内心ハラハラしつつ。

葉山翔一 > 「ずっと使ってても偶にこれでいいのか?って思う時があるぐらいだ何だよな…。
そんな事は…多分ないぞ。無いはずだ、うん」

お節介と言われた事…直接はないが自覚がないままに時折にやってるが自覚はなく。
そんな事はないと何処か自信がない様子で返して。

自分はその辺が胴にも適当にやってしまうが、目の前の相手ならばきっちりと見極めそう。
そう思えば後の4匹は任せたと。

「きっとな、降ろしたら最後どっかに走っていくかもな。
だからお前は帰るまでこのままだな。
似た者同士……?」

このやんちゃなサバトラと自分が似ていると言われるとつい見おろし。
サバトラもなぜか自分を見上げているように思えて。

「それぐらいなら別にいいよ。連れてる時は直接に見てやってくれてもいいしな。
こいつも拾ってくれた恩人に会いたいだろうしな」

少々の怪我ならば直ぐに治ると好きに噛ませているが少々痛く。
好きにさせておきたいが終わりだと噛まれていた指を抜き、何処からか取り出したカニカマを食ませて。