2020/09/16 のログ
セレネ > 「日本の方でも難しいと思うのですね。やはり、日本語は難しい言語…。
そんな事ないって言ってる人ほど、案外そうだったりするのですよねー。」

思い切りブーメラン発言を相手に飛ばす。
無自覚のお節介さんと無自覚の天然が共に話している公園の一幕。

「見失ってしまったら探すのも一苦労ですしねぇ。
目元とかほら、何となく似ているような気がしません?」

じっとお互いを見つめている姿が微笑ましく、クスクスと笑いながら。

「やった、有難う御座います。
――あぁそうだ。もし宜しければお名前教えて頂いても宜しいでしょうか。
私はセレネと申します。一年です。」

己は今は私服だが、学園でも会うかもしれないし。
カニカマをあげているのを眺めながら自己紹介をしよう。

葉山翔一 > 「何気にややこしさだけなら一番って言われるぐらいなんだよな。
ま、まあこの話はもうやめておこうか。
そんなつもりはないんだがな…」

ずっと使っている言語を難しく思ってしまうという情けなさ。
段々と自分が情けなく思い始めて、やめておこうと告げ。
お節介と天然、自覚がない同士が猫を挟んで話していて。

「見失ったら大問題だよ。おい、帰ったら首輪だからな?
そんなに似てるか……?」

万が一を考えて帰ったら早速首輪をつけようと誓い。
似ていると言われじっと仔猫の目元を見るが、片手が動くことに掻かれては困るとやめて。

「成長が気になるのは当然だって。
名前か……?別に構わないぞ。
俺は葉山、葉山翔一だ。同じ学年だよ」

学年を聞けば同級生だったかと少しだけ驚いた後に笑い。
写真は撮っておくと再度告げて、ふと思い出したように時計を見ればやってしまったという顔になり。

「悪い、家で飯を待ってる奴がいるんだよ。すっかり話してて忘れてた。
悪いが俺はそろそろ行くよ。こいつは俺が責任をもって育てるから後の4匹は任せる。
また学園でもあったらよろしくな、セレネ」

そう告げると後の4匹の分と袋に入ったカニカマをやはりどこからか取り出して押し付け。
お腹が膨れたのか大人しくなったサバトラを抱き直すと、またな、と告げて静かに去っていき…。

ご案内:「常世公園」から葉山翔一さんが去りました。
セレネ > 「使用している文字だけで三種類ありますからね…。日本語恐ろしいです。
ふふ、はーい。」

やめておこうかと言われたら、それ以上追求するのはやめておく。

「どんな首輪付けられるんでしょう?
お名前も決めないとですね。
似てると思うのですけどねー?」

私の気のせいかしら、なんて冗談めかして言いながら。
きっとこの子も幸せになるに違いないと確信。

「葉山さんですね。宜しくお願い致します。
…あら、同じ学年とは。」

ならば猶更会う確率が増えるかもしれず。
一度蒼を瞬かせると相手の名と顔を記憶し。

「まぁそれは早く帰らないといけませんね。
お話有難う御座いました。里親探し頑張ります。
お気をつけてー。」

帰るらしい相手を見送り、片手を小さく振って。
とりあえず、この子達の一時的なお家を打診する為スマホを取り出し教師の一人に連絡を取ろうとしつつ。
少し忙しくなりそうだ、と仔猫一人ずつ頭を撫でながら電話をかけるのだった――。

ご案内:「常世公園」からセレネさんが去りました。